医学部志望者の78%が夏前の受験準備に不安。学習計画・苦手科目・志望校選びに共通する“設計不安”を調査




医学部受験専門の個別指導を行う医進の会は、医学部を志望する高校生・既卒生を対象に、「夏前の不安」に関する独自調査を実施しました。
調査の結果、医学部志望者の78%が「夏前に不安がある」と回答し、不安の内容は主に「学習計画」「苦手科目」「志望校選び」の三領域に集中していることが分かりました。
背景には、単なる勉強量不足ではなく、「何を優先すべきか分からない」「志望校に対してどの科目をどこまで進めるべきか整理できていない」といった、“設計不安”が存在していることがうかがえます。
調査結果サマリー
医学部志望者の78%が「夏前に不安がある」と回答
医学部志望者を対象に調査を行ったところ、78%が「夏前の学習や受験準備に不安がある」と回答しました。夏前は、共通テストや個別試験を見据えて学習方針を再整理する時期でもあり、多くの受験生が現在の勉強法や進め方に課題を感じていることが分かりました。
不安の上位は「学習計画」「苦手科目」「志望校選び」
不安の内容として最も多かったのは「学習計画」で、次いで「苦手科目」「志望校選び」が続きました。特に、「何を優先して進めるべきか分からない」「苦手科目をどこまで対策すべきか判断できない」「志望校を決め切れず対策が分散している」といった声が多く見られました。
不安の背景には“設計不安”が見られる
今回の調査では、単なる勉強量不足への不安だけでなく、「どの科目をどの順番で進めるべきか」「志望校に対して現在の学力で何を優先すべきか分からない」といった、“設計不安”が多く見られました。勉強そのものよりも、学習計画や志望校戦略を整理し切れていないことが、夏前特有の不安につながっていると考えられます。
調査背景
医学部受験における夏前は、学習戦略を見直す重要な時期
医学部受験では、大学入学共通テストや各大学の個別試験に向けて、長期的な学習計画を立てる必要があります。特に夏前は、現在の学力と志望校との差を見直し、学習内容や優先順位を再整理する重要なタイミングです。
高校三年生や既卒生にとっては、基礎固めから実戦演習へ移行する時期でもあり、「何を優先して進めるべきか」「どの科目にどれだけ時間を配分すべきか」といった判断が求められます。そのため、勉強量だけでなく、“どのように進めるか”という学習戦略そのものへの不安が強まりやすい時期だと考えられます。
志望校選びは偏差値だけでなく、複数の判断軸が関係する
医学部受験では、偏差値や難易度だけでなく、地域枠制度、学費、共通テストと個別試験の配点比率、面接・小論文の有無など、複数の要素を踏まえて志望校を選ぶ必要があります。
また、国公立大学と私立大学では試験方式や必要科目も異なり、大学ごとの出題傾向にも大きな差があります。そのため、志望校が定まり切っていない状態では、必要な学習対策も分散しやすく、結果として「勉強しているのに方向性が見えない」という不安につながるケースも少なくありません。
調査結果(1):学習計画に関する不安
学習計画に不安を感じている医学部志望者は62%
「現在、学習計画に不安があるか」という質問に対し、62%が「不安がある」と回答しました。医学部受験では、科目数の多さや試験方式の違いから、単純な勉強時間の確保だけでなく、学習全体の設計力が求められることが背景にあると考えられます。
「計画がない」よりも「実行できない」悩みが目立つ
今回の調査では、「学習計画を立てられていない」という声以上に、「計画を立てても実行し切れない」という悩みが多く見られました。
具体的には、
- やるべきことが多く、優先順位が整理できない
- 模試結果や苦手科目によって計画が崩れてしまう
- 数学や理科に時間をかけると英語対策が不足する
- 計画を作っても復習まで回らない

といった回答が多く、学習量そのものよりも、継続可能な計画設計に課題を感じている受験生が多いことが分かりました。
夏前に必要なのは、逆算した優先順位設計
医学部受験では、すべての科目を均等に進めるだけではなく、志望校の配点や出題傾向、現在の学力状況を踏まえて優先順位を整理する必要があります。
特に夏前は、「何をやるか」だけでなく、「何を後回しにするか」を決めることも重要です。限られた時間の中で、どの科目・単元に集中すべきかを逆算して設計することが、夏以降の学習効率を左右すると考えられます。
調査結果(2):苦手科目に関する不安
苦手科目の上位は[数学]・[化学]・[英語]など
「現在もっとも不安を感じている科目」について質問したところ、最も多かったのは「数学」48%、次いで「化学」31%、「英語」24%という結果になりました。
医学部受験では、理系科目の配点比重が高い大学も多く、特に数学・化学に対する不安が集中しやすい傾向が見られました。一方で、英語についても「長文読解が安定しない」「共通テスト形式への対応が不安」といった声が多く見られました。
苦手の原因は「基礎の抜け」「演習不足」「時間配分」に分かれる
苦手科目の理由を分析すると、単純な「得意・不得意」ではなく、複数の課題に分かれていることが分かりました。
- 基礎事項の理解不足
- 演習量不足
- 時間配分への不安
- 復習サイクルが定着していない
- 解法整理ができていない

例えば同じ「数学が苦手」という回答でも、「数IIIの基礎理解不足」と「典型問題の演習不足」では必要な対策が異なります。苦手科目の背景には、学習段階や原因の違いが存在していることがうかがえます。
科目ごとではなく、原因ごとの対策設計が必要
医学部受験では、単に「数学を強化する」「英語を頑張る」といった科目単位の対策だけでは不十分な場合があります。
重要なのは、「どの単元で止まっているのか」「理解不足なのか演習不足なのか」「どのレベルの問題で失点しているのか」を整理したうえで、原因ごとに対策を設計することです。
そのため、受験生ごとに課題を細分化し、優先順位を整理しながら進める個別カリキュラム型の学習設計が重要になると考えられます。
調査結果(3):志望校選びに関する不安
志望校選びに不安を感じている医学部志望者は47%
「志望校選びに不安があるか」という質問に対し、47%が「不安がある」と回答しました。医学部受験では、大学ごとに試験方式や配点、必要科目が大きく異なるため、学習計画と志望校選定が密接に関係していることが背景にあると考えられます。
不安の要因は「学力との相性」「学費」「地域枠」「面接・小論文」
志望校選びに関する不安の理由としては、
- 現在の学力との相性が分からない
- 私立医学部の学費負担が大きい
- 地域枠制度の仕組みが複雑で理解し切れていない
- 面接・小論文対策への不安がある
- 共通テストと個別試験の配点差が大学ごとに異なる

などが多く挙げられました。
医学部受験では、偏差値だけでなく、制度・費用・選抜方式・出題傾向など、複数の判断軸を比較する必要があります。そのため、「どの大学を軸に対策すべきか決め切れない」という悩みが生まれやすい傾向が見られました。
夏前の志望校未確定は、学習対策の分散につながりやすい
志望校が定まり切っていない状態では、必要科目や優先順位が曖昧になり、学習計画そのものが分散しやすくなります。
例えば、共通テスト重視型と個別試験重視型では必要な対策が異なり、私立医学部でも大学ごとに出題形式や配点に差があります。そのため、夏前までにある程度の志望校方針を整理できるかどうかが、その後の学習効率や対策精度に影響すると考えられます。
相談現場から見えた傾向
「勉強はしているが、何を優先すべきか分からない」という声が多い
無料面談や問い合わせ内容を匿名集計したところ、「勉強時間は確保しているが、何を優先して進めるべきか分からない」という相談が多く見られました。
具体的には、
- 苦手科目に時間をかけるべきか、得意科目を伸ばすべきか迷っている
- 参考書を増やしすぎて学習が整理できなくなっている
- 志望校を決め切れず、対策範囲が広がってしまっている
- 模試結果を見るたびに学習方針が変わってしまう
- 「何をどこまで終わらせれば良いか」が分からない

といった声が多く、勉強量不足そのものよりも、学習全体の方向性に不安を抱えている受験生が多いことがうかがえました。
不安の中心は、学力そのものよりも学習設計・意思決定の遅れ
アンケート結果と相談内容をあわせて分析すると、不安の中心は単なる学力不足ではなく、「どの科目を優先すべきか」「どの大学を軸に対策するべきか」といった学習設計や意思決定の難しさにあることが分かりました。
医学部受験では、大学ごとの配点差や出題傾向、面接・小論文対策など、考慮すべき要素が多く存在します。そのため、方向性が整理できないまま勉強を進めることで、「勉強しているのに不安が消えない」という状態につながりやすいと考えられます。
医進の会の見解
医学部受験の夏前に必要なのは、一律の勉強量ではなく個別の戦略設計
今回の調査では、多くの医学部志望者が「勉強量そのもの」よりも、「何を優先して進めるべきか分からない」という不安を抱えていることが分かりました。
医学部受験では、志望校ごとに配点や出題傾向、必要科目、面接・小論文の比重が異なるため、すべての受験生に共通する学習法だけでは対応し切れないケースも少なくありません。
そのため、現在の学力状況や苦手科目、志望校との距離感を整理したうえで、「どの科目を優先するべきか」「どこまで仕上げる必要があるのか」を個別に設計していくことが重要だと考えられます。
不安を具体的な行動計画に落とし込むことが重要
夏前の不安は、漠然と抱えたままでは解消しにくく、学習効率の低下や計画の迷走につながる場合があります。
重要なのは、
- 学習計画
- 苦手科目対策
- 志望校戦略

といった要素に分解し、「今、何を優先して取り組むべきか」を具体的な行動レベルまで整理することが重要です。
夏前は、学習方針を立て直す最後の大きなタイミングでもあるため、不安を“気持ち”のまま放置するのではなく、実行可能な計画へ落とし込むことが重要だと考えられます。
調査概要
調査主体:医進の会
調査名:医学部志望者の「夏前の不安」に関する実態調査
調査期間:2026年5月20日~2026年6月10日
調査対象:医学部を志望する高校生・既卒生
調査方法:在籍生および見込み生へのアンケート調査、無料面談・問い合わせ内容の匿名集計
有効回答数:428名
集計方法:回答内容を「学習計画」「苦手科目」「志望校選び」などの項目別に分類
備考:本調査は、医進の会による自社調査です。
医進の会について
医進の会は、医学部受験専門の個別指導塾として、医学部志望者向けに学習計画設計、科目別対策、志望校戦略指導を行っています。
お問い合わせ先
無料面談受付フォーム:https://ishin-kai.info/application/
公式サイト:https://ishin-kai.info/
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ