文芸評論家・三宅香帆氏が、歴史的な文脈から現代の最前線までを踏まえて「推しの構造」に迫った最新刊『推したちとどう生きるか』(新潮新書)が7月17日に発売されます。

『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』『「好き」を言語化する技術』『「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか』などの著書で知られる三宅香帆さんの最新刊、『推したちとどう生きるか』が7月17日(金)に発売になります。



野球、観劇、アイドル、VTuber、アニメ……日本では過去から現在に至るまで、実に様々な分野で、「推し」文化の興隆が見られます。
そして令和の今、「推し活」はもはや一時の熱狂にとどまりません。特別な「ハレの日」のみならず、「ケの日常」もともにある存在――そんな推したちと、私たちはこれから、どのように持続可能な関係を築いていけるのでしょうか?
歴史的な流れを紐解きながら、なぜこの国が「推し活」に夢中なのかを解き明かし、その先にある未来までをも考える、発見と興奮に満ちた一冊です。

推し活といえば、「盲目的」だとか「課金競争」とかそういった側面が今も強調される。熱狂的で持続可能性がなくて競争や論争に身を投じていることだけが推し活かのように言われている。(中略)
しかしそれは一部のファンに過ぎない。
全員がそんな推し活をしている訳がないのだ。
みんな、推しと一緒に、年齢を重ねているのである。

――さて、それでは、私たちはどのように推しと一緒に生きていくことができるのだろう?(中略)
本書では、日本の「推し活」に至る歴史を辿りながら、私たちが現代でどのように推しと一緒に生きていけるのかを考える。
(本書「まえがき」より)


■著者コメント

健やかに楽しく推し活することは、どうしたら可能なんだろう? そんな問いについて、日本文化の近現代史から考えてみました。野球や宝塚の話に始まり、オーディション番組の元祖、そして今年発表されたあの作品も取り上げます! 日本人にとって推しとはなにか。一緒に考えてみませんか?


■目次より

序 章 日本はなぜ推し活が好きなのか
第一章 近代日本とアマチュアリズム・アイドルの誕生
第二章 一億総中流社会に誕生したアイドルという子どもたち
第三章 「母」化する現代日本の推し活
第四章 アメリカと共同性と推しの語り口
終 章 あなたは推しとどう生きるか

■書籍内容

日本人にとって推し活はもはや一時の熱狂ではない。現代の推しは、私たちに「ハレの日」を与えてくれる一方で、「ケの日常」もまたともにあることを教えてくれる。それは、この社会に広く浸透した一つの文化なのだ。では、私たちはそんな推しと、どのように持続可能な関係性を築いていけるだろうか。「推し活」文化の源流から令和の最前線までをひもとき、ポスト消費社会における「推しの構造」を鮮やかに読み解く。

■ 著者紹介:三宅香帆(みやけ・かほ)

一九九四(平成六)年高知県生まれ。文芸評論家。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程中退。著書に『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(新書大賞2025大賞)『「好き」を言語化する技術』『「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか』『考察する若者たち』など多数。





■ 書籍データ

【タイトル】推したちとどう生きるか
【著者名】三宅香帆
【発売日】2026年7月17日(金)
【造本】新書判ソフトカバー
【定価】1,034円(税込)
【ISBN】978-4-10-611129-7
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/611129/
※校了前のため、本の内容は予告なく変更になる場合があります。
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