アーマードバトルをご存知でしょうか? 簡単にいえば、14〜15世紀に実在した鎧や甲冑を着て戦う格闘技です。

もっとわかりやすく言うと、モンスターハンターの主人公のような格好と武器で戦う、新感覚の格闘技。そう、あのゲームの中の格好をした人たちが、目の前で戦うのです。

そんなアーマードバトルですが、3月28日に「STEEL! チャンピオンシップ 2015」という大会を開催するとのこと。モンスターハンターではライトボウガンを愛用している僕は、このアーマードバトルに興味をもったので、練習風景を見学に訪れました。
 

そもそもアーマードバトルって何?

 

アーマードバトルは、14〜15世紀の西洋の鎧や、日本の戦国時代の甲冑を身に付けて戦う格闘技。主に海外で人気を博してる競技で、日本ではジャパン・アーマードバトル・リーグ(JABL)が主催しています。

日本には現在、西洋剣術をベースとした「ドラコーネズ」、西洋剣術にレスリングやボクシングの要素を取り入れた「サングリエ」、日本の古武術をベースとした「黒鋼衆」という3チームがあります。今度の大会では、この3チームによる個人戦と団体戦が行われるとのこと。

個人戦は1分3ラウンドで、武器、パンチ、キックなどがヒットするとポイントが与えられるポイント制となっています。

団体戦は4人対4人が一斉にフィールドに立ち、チーム全員がフィールド上に倒れたらそのチームの負けとなるルール。戦う人数は大会ごとに異なるようです。

 

一番のポイントは鎧。もともと海外では、歴史的観点からこの競技が始まったということもあり、身に付ける鎧や兜などは史実に基づいたものでなければいけません。

また、鎧は基本的にほぼオーダーメイド。日本では精巧なものを作るところがないため、海外へ発注するようです。鉄製、ステンレス製などがありますが、安くても20万円、標準で50万円ほどかかるそうです。
 

秘密(?)の練習風景を見学

今回は練習風景を見学させていただけるということで、おじゃましました。

 

練習場所に訪れると、体の大きな外人さんや小柄ながらも精悍な体つきの日本人の方が、準備中。それぞれ自分の鎧を着込んでいるところでした。

 

鎧は、だいたい30kg前後とのこと。これを着ながら動きまわるわけですから、体力の消耗は推して知るべし。

その代わり、怪我などはあまりない模様。鎧を付けている部分ならば、ほとんどダメージは受けないそうです。