~毛嚢炎・埋没毛の経験者300名調査で判明した実態と、抗生剤外用・面ぽう圧出・医療脱毛による根本治療を解説~

【結論】本調査のポイント
毛嚢炎ができたときは、自己判断で潰したり放置せず、まず市販の抗菌薬(オロナイン等)で様子を見て、3日以上改善しない場合は皮膚科を受診してください。埋没毛は自分で取り出そうとすると感染リスクが高まるため、皮膚科での面ぽう圧出が安全です。毛嚢炎を繰り返す方には医療脱毛が根本治療として有効で、自己処理の頻度が減ることで毛嚢炎の発生を大幅に抑制できます。

・毛嚢炎の経験者の78.3%が「自分で潰す」「放置する」など誤った対処をしていた
・埋没毛を自己処理で取り出そうとした人の62.7%が症状を悪化させた経験がある
・医療脱毛を受けた人の89.0%が毛嚢炎の再発頻度が「減った」と回答

用語解説
■ 毛嚢炎(もうのうえん)とは
毛嚢炎とは、毛穴の奥にある毛包(毛嚢)に細菌が感染して炎症を起こす皮膚疾患である。カミソリや毛抜きによる自己処理後に発生しやすく、赤いブツブツや膿を伴う丘疹として現れる。原因菌は主に黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌である。
■ 埋没毛(まいぼつもう)とは
埋没毛とは、毛が皮膚の表面に出られず、皮膚の下で成長してしまう状態である。自己処理で毛先が皮膚内に入り込んだり、毛穴が角質で塞がれることで発生し、黒い点や赤い腫れとして見える。
■ 面ぽう圧出(めんぽうあっしゅつ)とは
面ぽう圧出とは、専用の器具(面ぽう圧出器)を用いて、毛穴に詰まった角栓や埋没毛、膿を衛生的に取り出す処置である。皮膚科で行われる保険適用の治療法で、自己処理に比べて感染リスクが低く、傷跡も残りにくい。

毛嚢炎・埋没毛の治療法比較

※一般的な目安であり、個人差があります。

医療法人社団鉄結会が運営するアイシークリニック(新宿院・渋谷院・上野院・池袋院・東京院・大宮院)は、毛嚢炎・埋没毛の治療実態を把握するため、自己処理後の肌トラブルに悩んだ経験のある20~50代の男女300名を対象にインターネット調査を実施しました。本調査では、毛嚢炎や埋没毛への対処法の実態と、皮膚科受診に至るまでの経緯、医療脱毛による再発防止効果について明らかにしています。

調査背景
夏を前に肌の露出が増えるこの時期、ムダ毛の自己処理を行う方が増加します。一方で、カミソリや毛抜き、除毛クリームによる自己処理は毛嚢炎や埋没毛の原因となりやすく、「赤いブツブツが治らない」「埋没毛を自分で取り出していいか分からない」といった悩みを抱える方が多くいらっしゃいます。当院にも自己処理による肌トラブルで受診される患者様が増加していることから、正しい対処法と効果的な治療法についての情報提供を目的として本調査を実施しました。

調査概要
調査対象:自己処理後の毛嚢炎・埋没毛に悩んだ経験のある全国の20~50代の男女
調査期間:2026年5月25日~6月3日
調査方法:インターネット調査
調査対象人数:300名

調査結果
【調査結果】78.3%が誤った対処、「自分で潰す」が最多
設問:毛嚢炎(自己処理後の赤いブツブツ)ができたとき、最初にどのような対処をしましたか?



毛嚢炎への正しい対処法を知っている人は少数派であることが判明しました。「自分で潰す」行為は細菌感染を広げるリスクがあり、「放置」も炎症の長期化や色素沈着の原因となります。市販の抗菌薬使用や皮膚科受診といった適切な対処は全体の約2割にとどまっています。
【調査結果】6割以上が「自分で取り出そうとした」と回答
設問:埋没毛を発見したとき、どのように対処しましたか?



埋没毛に対して63.3%の人が器具や爪を使って自己処理を試みていました。これらの行為は皮膚を傷つけ、細菌感染や色素沈着、瘢痕の原因となるリスクがあります。皮膚科での面ぽう圧出を選択した人はわずか10.3%でした。
【調査結果】自己処理者の62.7%が症状悪化を経験
設問:埋没毛を自分で取り出そうとした結果、どうなりましたか?(自己処理を試みた方のみ)



埋没毛の自己処理を試みた人の62.7%が、炎症の悪化や傷跡・色素沈着といった何らかのトラブルを経験していました。特に15.7%は化膿して結局皮膚科を受診しており、最初から専門家に相談することの重要性が示されています。
【調査結果】「自然に治ると思った」が47.3%で最多
設問:毛嚢炎や埋没毛について、皮膚科を受診しなかった(または受診をためらった)理由は何ですか?



皮膚科を受診しない理由として「自然に治る」という認識が最も多く、毛嚢炎や埋没毛に対する正しい知識が不足していることがうかがえます。実際には繰り返す毛嚢炎は自然治癒しにくく、適切な治療なしでは慢性化や色素沈着のリスクがあります。
【調査結果】医療脱毛経験者の89.0%が「毛嚢炎が減った」と実感
設問:医療脱毛を受けた後、毛嚢炎の発生頻度はどのように変化しましたか?(医療脱毛経験者のみ)



医療脱毛を受けた人の89.0%が毛嚢炎の発生頻度が「減った」と回答しました。医療脱毛により自己処理の頻度が大幅に減少することで、毛嚢炎の根本原因である毛穴への刺激や細菌感染のリスクが低減されることが示唆されています。

調査まとめ
本調査により、毛嚢炎や埋没毛に対する誤った対処が広く行われている実態が明らかになりました。毛嚢炎への対処として「自分で潰す」「放置する」といった不適切な方法をとる人が78.3%に上り、埋没毛に対しても63.3%が自己処理を試みて、その62.7%が症状悪化を経験していました。一方、医療脱毛を受けた人の89.0%が毛嚢炎の発生頻度が減少したと回答しており、繰り返す毛嚢炎に対する根本治療としての医療脱毛の有効性が示されました。毛嚢炎・埋没毛は適切な治療により改善可能な症状であり、繰り返す場合は皮膚科での相談が推奨されます。

医師コメント|アイシークリニック 高桑康太医師
皮膚科医として15年以上の臨床経験から申し上げると、毛嚢炎や埋没毛は決して『放置すれば治る』ものではなく、適切な治療を行わなければ慢性化や色素沈着、さらには瘢痕を残すリスクがあります。まず軽度の毛嚢炎には市販の抗菌薬で対処し、改善しない場合は早めに皮膚科を受診してください。

毛嚢炎は毛包に細菌が感染して起こる炎症性疾患で、カミソリや毛抜きによる自己処理が主な誘因となります。今回の調査では、毛嚢炎を「自分で潰す」と回答した方が34.7%いらっしゃいましたが、これは絶対に避けてください。
潰す行為により細菌が周囲の組織に広がり、蜂窩織炎などの重症感染症に発展するリスクがあります。

埋没毛については、皮膚科での面ぽう圧出が安全かつ効果的な治療法です。専用の器具を使用し、衛生的な環境で処置を行うため、自己処理に比べて感染リスクが大幅に低減されます。また、保険適用で数百円から2,000円程度で受けられるため、経済的な負担も大きくありません。繰り返す毛嚢炎に悩む方には、医療脱毛を根本治療として検討することをお勧めします。

今回の調査でも89.0%の方が毛嚢炎の減少を実感しており、これは自己処理の頻度が減ることで毛穴への物理的刺激と細菌感染の機会が減少するためです。市販薬での対処としては、ゲンタシン軟膏やオロナインH軟膏などの抗菌作用を持つ外用薬が有効です。ただし、3日以上使用しても改善しない場合や、膿を伴う場合、発熱がある場合は速やかに皮膚科を受診してください。
【エビデンス】日本皮膚科学会の「皮膚科Q&A」では、毛嚢炎に対して抗菌薬外用や内服による治療が推奨されています。また、埋没毛については不衛生な自己処理が感染リスクを高めることが指摘されており、医療機関での処置が安全とされています。皮膚科医としての臨床経験では、繰り返す毛嚢炎の患者様の多くが医療脱毛後に症状が改善しており、根本治療として有効な選択肢と考えています。
毛嚢炎の正しい対処法
・絶対に自分で潰さない(細菌感染の拡大リスク)
・軽度なら市販の抗菌薬(オロナイン等)で3日様子を見る
・改善しない場合・膿がある場合は皮膚科を受診
埋没毛の安全な治療法
・自己処理は傷跡・感染リスクが高いため避ける
・皮膚科での面ぽう圧出が安全(保険適用・数百円~)
・角質ケア(適度なスクラブ)で予防も可能
繰り返す方への根本治療
・医療脱毛で自己処理の頻度を減らすことが有効
・毛根から処理するため毛嚢炎の発生機会が減少
・89%が毛嚢炎の減少を実感(本調査結果より)
高桑 康太(たかくわ こうた)医師
皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当

専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
・ミラドライ認定医

臨床実績(2024年時点、累計)
・皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上
・腋臭症治療:2,000件以上
・酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上

略歴
・2009年 東京大学医学部医学科 卒業
・2009年 東京逓信病院 初期研修
・2012年 東京警察病院 皮膚科
・2012年 東京大学医学部附属病院 皮膚科
・2019年 アイシークリニック 治療責任者

監修領域:皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

よくある質問(Q&A)
Q1. 毛嚢炎ができたときの正しい対処法は?市販薬で治る?
A. 軽度の毛嚢炎は市販の抗菌薬で改善可能ですが、3日以上改善しない場合は皮膚科受診が必要です。
毛嚢炎への正しい対処は、まず患部を清潔に保ち、市販の抗菌薬(オロナインH軟膏やドルマイシン軟膏など)を塗布することです。本調査では78.3%が誤った対処をしていましたが、「自分で潰す」行為は細菌を広げるリスクがあるため絶対に避けてください。3日以上改善しない場合、膿を伴う場合、発熱がある場合は皮膚科を受診し、処方薬による治療を受けることをお勧めします。

Q2. 埋没毛は自分で取り出していい?皮膚科ではどう治療する?
A. 自分で取り出すのは感染・傷跡のリスクが高いため、皮膚科での面ぽう圧出が安全です。
本調査では埋没毛を自己処理した人の62.7%が症状悪化を経験しており、ピンセットや針での自己処理は推奨されません。皮膚科では「面ぽう圧出」という専用器具を使った処置で、衛生的かつ安全に埋没毛を取り出します。保険適用で数百円~2,000円程度の費用で受けられ、傷跡も残りにくいため、埋没毛を見つけたら皮膚科への相談をお勧めします。

Q3. 毛嚢炎を繰り返す人が医療脱毛を選ぶメリットは?
A. 自己処理の頻度が減ることで毛嚢炎の根本原因を取り除け、89%が再発減少を実感しています。
医療脱毛は毛根からムダ毛を処理するため、カミソリや毛抜きによる自己処理の頻度が大幅に減少します。本調査では医療脱毛経験者の89.0%が毛嚢炎の発生頻度が「減った」と回答し、うち52.3%は「ほとんどなくなった」と実感しています。繰り返す毛嚢炎に悩む方にとって、医療脱毛は対症療法ではなく根本治療として有効な選択肢です。

Q4. 毛嚢炎と「ニキビ」の違いは?見分け方は?
A. 毛嚢炎は毛穴の細菌感染、ニキビは皮脂詰まりが原因で、発生部位と形状で見分けられます。
毛嚢炎は毛包への細菌感染が原因で、毛が生えている部位(腕、脚、ワキ、VIOなど)に発生しやすく、中心に毛が見えることがあります。一方、ニキビは皮脂腺が多い顔や背中に発生し、毛穴の詰まりと皮脂の過剰分泌が原因です。自己処理後に発生した「赤いブツブツ」は毛嚢炎の可能性が高く、治療法も異なるため、判断に迷う場合は皮膚科で診断を受けることをお勧めします。

Q5. 毛嚢炎の予防法は?自己処理時に気をつけることは?
A. 清潔なカミソリの使用、処理前後の保湿、毛の流れに沿った処理が予防の基本です。
毛嚢炎を予防するためには、まずカミソリは清潔なものを使い、2週間を目安に交換してください。処理前には肌を十分に濡らし、シェービングジェルを使用して摩擦を減らします。毛の流れに逆らわず「順剃り」を心がけ、処理後は保湿剤で肌を保護します。それでも毛嚢炎を繰り返す場合は、本調査結果のように医療脱毛で自己処理自体を減らすことが最も効果的な予防策となります。
放置のリスク
・毛嚢炎を放置すると慢性化し、色素沈着(黒ずみ)が残る可能性がある
・自己処理で悪化させると蜂窩織炎など重症感染症に発展するリスクがある
・繰り返す毛嚢炎は毛穴の瘢痕化を招き、将来の脱毛治療に影響する可能性がある
こんな方はご相談ください|受診の目安
・市販薬を3日以上使用しても改善しない場合
・膿を伴う・痛みが強い・発熱がある場合
・同じ部位で毛嚢炎を繰り返す場合
・埋没毛が腫れて赤くなっている場合
・自己処理後に広範囲で赤いブツブツが発生した場合

クリニック案内
アイシークリニックの特徴
・皮膚科・形成外科の専門医療機関として毛嚢炎・埋没毛の保険診療に対応
・面ぽう圧出から医療脱毛まで、症状に応じた幅広い治療選択肢を提供
・新宿・渋谷・上野・池袋・東京・大宮の6院で土日祝日も診療
・15年以上の皮膚科診療経験を持つ医師による丁寧な診察とカウンセリング

アイシークリニック新宿院:東京都渋谷区代々木2-5-3 イマス葵ビル2階
アイシークリニック渋谷院:東京都渋谷区渋谷3-16-2 ニュー三水ビル5階
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アイシークリニック大宮院:埼玉県さいたま市大宮区大門町1-60 福美メディカル2階B区画

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