◆ポイント
・薬機法改正について「知っていた」方は約6割。そのうち約6割はかぜ薬を買いに行く前から認知。
・背景、購入時の確認、個数制限については過半数が知っていた一方、指定成分の認知は3割程度。
・今回の法改正が「かぜ薬の正しい使い方について考えるきっかけになった」方は約7割!
◆はじめに
2026年5月1日、改正薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)の施行により、「指定濫用防止医薬品」の制度が導入されました。これにより、かぜ薬などの一部の一般用医薬品(OTC医薬品)で、購入時の確認など、販売時の対応に新たなルールが設けられました(以下、今回の法改正といいます)。この背景には、若年層を中心に社会課題となっている市販薬のオーバードーズ(過剰摂取)があります。
今回の法改正で、かぜ薬の使い方について生活者の意識はどのように変化したのでしょうか。大正製薬では、法改正後に店頭でかぜ薬を買った方を対象にアンケートを実施し、法改正の認知、意識変化、かぜ薬購入時の感想など、生活者のリアルな声にせまりました。
◆今回の法改正のポイント
今回の法改正のポイントを以下にまとめました。
若年層の濫用を防ぐため、18歳未満の方が「指定濫用防止医薬品」を買う場合、小容量の製品を1個のみ購入可能です(18歳未満の方への大容量や複数個の販売は禁止)。また、購入理由などについて、販売時の確認が義務化されました。


◆今回の法改正を知っていましたか?
アンケート調査では、2026年5月1日以降にドラッグストアなどの店頭でかぜ薬を購入した方に、今回の法改正について知っていたか尋ねました。その結果、「知っていた」方は59.1%で過半数を占めていたものの、「知らなかった」方も40.9%いることがわかりました。また、「知っていた」方のうち約6割は、「かぜ薬を買いに行く前から知っていた」と回答しました。
Q:今回の法改正を、どのタイミングで知りましたか。

「指定濫用防止医薬品」の内容について知っている内容を尋ねたところ、背景(若年者の過剰摂取などの問題)は約6割の方が、購入時の確認や個数制限については5割以上の方が知っていた一方、指定成分の詳細について知っていた方は約3割にとどまりました。
Q:今回の法改正で新設された「指定濫用防止医薬品」の説明のうち、知っているものを選んでください。(複数回答)

◆かぜ薬、正しく使っていますか?
「かぜ薬を使う時、用法・用量を守って正しく使用していますか?」と尋ねたところ、「はい」と回答した生活者は93.1%にのぼり、用法・用量を守る意識の高さがうかがえました。また、今回の法改正がかぜ薬の正しい使い方について考えるきっかけになった方は71.3%にのぼり、かぜ薬の適正使用への意識向上につながったと考えられました。
Q:今回の法改正は、かぜ薬の正しい使い方について考えるきっかけになりましたか。

◆法改正後にかぜ薬を買った時の感想は?
今回の法改正後、店頭でかぜ薬を買う際に、「良かったこと」があったと回答した方は38.4%、「困ったこと」があったと回答した方は27.6%でした。それぞれの内容を詳しくお聞きしたところ、「良かったこと」では薬剤師の説明充実や過剰購入防止による安心感が挙がった一方、「困ったこと」では購入時の待ち時間増加、複数購入制限への不満が挙がりました。
Q:今回の法改正後(2026年5月以降)に、店頭でかぜ薬を買う際に、良かったことはありますか。

Q:「良かったこと」について、できるだけ詳しく教えてください。
※原文ママ抜粋
薬剤師の方がきちんと説明し、処方してくれた。自分自身は適切な購入をしているが、子どもが自分で買いに行った時に、適切な量や対処できる症状など、教えてもらえることで、過剰な購入ができなくなるという安心感がある。
薬剤師さんや登録販売者の方が、薬の成分や正しい服用方法について以前よりも丁寧に説明してくれるようになりました。自分に合った飲み方や注意点がよく分かり、安心して購入・服用できるようになった点が良かったです。
Q:今回の法改正後(2026年5月以降)に、店頭でかぜ薬を買う際に、困ったことはありますか。

Q:「困ったこと」について、できるだけ詳しく教えてください。
※原文ママ抜粋
その時は症状はなかったが、将来に備えて複数の症状に対応する複数の薬を同時に買おうとしたら、一つしか買うことができないと言われたが、自分は用法用量を守って服用することを厳守するつもりなのに不便になったと感じました。
レジで順番待ちの人が後ろに並んでいるのに、色々と質問されて後の人を待たせる時間が長くなって気の毒に思った
◆かぜ薬、正しく使うために
かぜ薬を正しく使うためには、外箱や添付文書に書かれている「用法・用量」、「成分」、「効能」、「注意」などをよく読むことが大切です。以下、「用法・用量」の確認のしかたをまとめました。かぜ薬を使うとき、ぜひ参考にしてください。

◆最後に
大正製薬では今後もOTC医薬品の適正使用に関して、最新の情報を収集し、正確で分かりやすい情報提供につとめてまいります。
【調査概要】
調査主体:大正製薬株式会社
調査方法 : 株式会社ジャストシステム「Fastask(ファストアスク)」を用いたインターネットリサーチ
調査期間 : 2026年6月4日~2026年6月7日
調査対象:全国の20~69歳男女
スクリーニング条件:2026年5月1日以降に、ドラッグストアなどの店頭でかぜ薬(指定濫用防止医薬品に該当)を購入した方
有効回答数 :2,254人
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