人を脅かすものの正体はほんとうに鬼なのか。善悪の境目がゆらぐ今こそ問いたい、注目のデビュー作!

日本ファンタジーノベル大賞2026を受賞した加賀谷きよいさんの時代ファンタジー小説『朱天の都』を6月24日(水)、新潮社より刊行いたします。
恩田陸さん、森見登美彦さん、ヤマザキマリさん絶賛! 酒吞童子伝説に着想を得た、めくるめくエンターテインメントです!



■ 日本ファンタジーノベル大賞2026 選考委員絶賛!

恩田陸さん
キャラクターの肉付けがいきいきとしていて、おかしみもあり、読んでいて素直に楽しめた。オチも好感が持てる。

森見登美彦さん
鬼たちを生み出す過酷な社会の描写には、うっすらと現代社会も透けて見え、「うねりのあるストーリーを語ろう」という心意気が強く感じられた。

ヤマザキマリさん
思いがけない発想と展開に好奇心を突き動かされた。利他のふりをした利己があたりまえに横行する現代の世の中で、この物語は読む価値がある。

「日本ファンタジーノベル大賞2026」選評より

■ 今読むべき、衝撃の「酒吞童子伝説」

――人は、恨み憎しみで鬼と化す。人の姿を留めたまま、鬼よりも残酷な生き物に変化する。

本作の舞台は、摂関政治のほころびがあらわになりつつある平安の都。街は寂れ、疫病が蔓延し、周りの山々には鬼たちが跋扈しています。帝は、そんな都の惨状はすべて鬼のせいであると断じて、鬼の討伐を命じます。果たして、鬼と人とは対立するしか道はないのか、両者の深い葛藤を豊かな表現力で描いた、怒涛の時代ファンタジー小説です。

鬼の国の首領であり、陽気で酒好きな美しい赤鬼・朱天童子に、その相棒で飄々とした実力者・茨木童子ら、個性豊かな鬼たち。そして、朱天童子が想いを寄せる社交的な尚侍、豪放磊落な武官・源頼光、皮肉屋の剣豪・藤原保昌といった人間たち。魅力的なキャラクターが大胆に躍動し、交わり、いきいきとした会話を繰り広げるのも大きな読みどころです。

■ 書籍内容紹介文

政治腐敗が進み、都を取り巻く山に鬼が跋扈していた平安中期。尚侍は鬼の首領・朱天童子と出会い交流を深めるが、近年の禍を全て鬼のせいと断じた帝は朱天童子の討伐を命じていた。人を脅かすものの正体は本当に鬼なのか。正義は、悪は、絶対なのか。価値観のゆらぐ今こそ問いたい、日本ファンタジーノベル大賞2026受賞作。

■ 日本ファンタジーノベル大賞とは

日本ファンタジーノベル大賞とは、新潮文芸振興会が主催する、ファンタジー作品を対象とした文学賞です。歴代受賞者には西條奈加さん、森見登美彦さんらがおり、畠中恵さんの『しゃばけ』シリーズなどを輩出。日本のファンタジー小説界に燦然と輝く作家、作品を生み出してきました。2024年の大賞受賞作、宇津木健太郎さんの『猫と罰』は、世界18ヶ国で翻訳が決定しています。

■ 著者紹介


加賀谷きよいさん
加賀谷きよい(かがや・きよい)

1980年生まれ。岩手県花巻市出身。東北大学卒。「天を朱に染め―御伽草子異聞―」で日本ファンタジーノベル大賞2026を受賞。サカキヤヨイ名義で2022年に絵本『100億キロメートルの旅』、2025年に絵本『星をおとした少女』、『えーあいパパ』(絵を担当)をみらいパブリッシングより刊行。



■ 書籍データ

【タイトル】朱天の都
【著者名】加賀谷きよい
【発売日】2026年6月24日
【造本】四六判ソフトカバー
【定価】2,145円(税込)
【ISBN】978-4-10-357021-9
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/357021/
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ