2006年からのドレスデン美術館とのパートナーシップの一環として、ドイツの機械式時計ブランドA.ランゲ&ゾーネは、版画素描館(Kupferstich-Kabinett)で開催される展覧会を支援します。

A.ランゲ&ゾーネは、「ドレスデン、紙の上の日本。歌麿、北斎、広重と近代のグラフィックアート(Japan on Paper in Dresden. Utamaro, Hokusai, Hiroshige and the Graphic Arts of Modernism)」を支援しています。在ドイツ日本国大使館の後援のもとで開催されるこの展覧会は、来場者を日本の木版画(浮世絵)の世界へといざない、それらが近代の国際的な芸術界にいかに永続的な影響を与えたかを紹介します。

葛飾北斎:『富嶽三十六景』シリーズより『凱風快晴』(通称:赤富士)、1831年頃、多色摺木版画、(C) Kupferstich-Kabinett, SKD, Inv. A 1898-402、写真:赤間亮

日本の美術品は、ザクセン選帝侯である「強王アウグスト(アウグスト2世)」の時代からドレスデンの版画素描館に収蔵されてきました。
2026年6月26日(金)から9月20日(日)まで開催される展覧会「ドレスデン、紙の上の日本。歌麿、北斎、広重と近代のグラフィックアート」では、1万点を超える膨大なコレクションから厳選された作品が展示され、その中には今回が初公開となる作品も含まれています。喜多川歌麿、葛飾北斎、歌川広重をはじめとする、18世紀および19世紀を代表する著名な木版画絵師たちの象徴的な作品が一堂に会します。
1900年頃、ドレスデンはドイツにおける「ジャポニスム(日本趣味)」の最初の中心地の一つとなりました。当時、美術館の国際近代美術コレクション、特に日本美術の収集を拡大することは極めて重要な優先事項でした。この時期に獲得された約300点にのぼる日本の木版画や書籍は、現在同館の最も注目すべきコレクションを構成しています。

















豊原国周:『四季浄瑠璃』(江戸・市村座にて上演)シリーズ、左から:春、夏、秋、冬、1862年、多色摺木版画、(C) Kupferstich-Kabinett, SKD、写真:赤間亮

初代 喜多川歌麿:『霞織娘雛形』シリーズより『簾』、1795年頃、多色摺木版画、(C) Kupferstich-Kabinett, SKD, Inv. A 1897-562、写真:赤間亮
かつて王立ザクセン工芸学校(Royal Saxon School of Applied Arts)に存在した「模範コレクション(教材コレクション)」の起源もこの時期にまで遡り、当時はデザイナーや職人たちの育成プログラムの学習教材として活用されていました。第二次世界大戦後、版画素描館はこの広範なコレクションの大部分を取得しました。

現在、日本の版画は、同館に収蔵されている日本美術コレクションの中で最大の割合を占めています。本展覧会の来場者は、日本の浮世絵とともに、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック、エドヴァルド・ムンク、ジェームズ・マクニール・ホイッスラー、メアリー・カサット、エミール・オルリクといった近代西洋画家の作品約40点も併せて鑑賞することができます。



「この展覧会は、傑出した日本の木版画と近代美術の作品を融合させるものです。芸術が国境や文化の枠を超えていかに緊密に結びついているかを浮き彫りにしています。同時に、日本の影響がいかに強く国際的なモダニズムを形成してきたかが明確になります。この視点を広く多くの方々に届けることができるのは、パートナーであるA.ランゲ&ゾーネの支援の賜物です。20年以上にわたる彼らの長年の厚い信頼と、SKDへの献身的なサポートに深く感謝いたします」と、ドレスデン美術館(SKD)総支配人であるベルント・エーベルト博士は語っています。

A.ランゲ&ゾーネCEOのヴィルヘルム・シュミット
「日本美術に対する敬意と憧れは、強王アウグストの時代から絶えることなく続いています」と、A.ランゲ&ゾーネCEOのヴィルヘルム・シュミットは述べます。
「その独特な美学、色彩感覚、細部へのこだわり、そして高度な芸術的水準は世界中で認められており、国境を越えて多くの芸術運動に影響を与えてきました。
また、私たちのマニュファクチュールのクラフトマンシップも、長年にわたり日本で高く評価されています。それゆえ、この展覧会を支援することで、日本美術への理解をさらに深め、両国間の文化交流を促進できることを大変嬉しく思っています」



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A.ランゲ&ゾーネとは

ドレスデン出身の時計師フェルディナント・アドルフ・ランゲは、1845年に時計工房を設立し、ザクセン高級時計産業の礎を築きました。彼が製作した価値の高い懐中時計の数々は、今でも世界中のコレクターたちの垂涎の的となっています。第二次世界大戦後、A.ランゲ&ゾーネは東ドイツ政府により国有化され事実上消滅、一時はその名が人々の記憶から消え去ってしまうかと思われました。しかし1990年、フェルディナント・アドルフ・ランゲの曾孫ウォルター・ランゲがブランドを復活させます。現在では、ゴールドまたはプラチナのケースを使った腕時計を中心に、毎年数千本のみ製作しています。A.ランゲ&ゾーネの時計には必ず、自主開発され、手作業で入念な装飾と二度組みを行ったムーブメントが搭載されています。1990年以降に開発された自社製キャリバーは77個を数え、A.ランゲ&ゾーネは世界でも最高峰の地位を確立しました。その代表作には、一般モデルとして初めてアウトサイズデイトを搭載したランゲ1や、瞬転数字式時刻表示を搭載したツァイトヴェルクがあります。まれに見る複雑機構を搭載するツァイトヴェルク・ミニッツリピーターダトグラフ・パーペチュアル・トゥールビヨントリプルスプリットは、受け継がれてきた時計作りの技をさらに高めようとするA.ランゲ&ゾーネの真摯な姿勢を体現した時計です。2019年には軽快さとエレガンスが共存するステンレススチール製オデュッセウスを発表し、A.ランゲ&ゾーネの歴史に新たな章を開きました。

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