~「カオスだった」大会審査を4週間から最短3日へ短縮、審査時間を最大90%削減した方法を日本初公開~

Dropbox, Inc.(NASDAQ:DBX)の日本法人であるDropbox Japan 株式会社(本社:東京都千代田区)は本日、世界最大級のDJバトル大会「DMC World DJ Championships」(以下、DMC)におけるDropboxの活用事例を公開しました。この事例では、大量の動画の受取・管理、複数の審査員によるリモート審査・フィードバック共有など、Dropbox Replayを含むDropboxの活用により、DMCの審査プロセス全体の効率化と透明性向上を実現した事例を紹介します。



1985 年に設立された DMC World DJ Championships は、世界で最も歴史があり、権威のある DJ 大会です。世界 75カ国以上からトップクラスの DJ が参加し、スクラッチ、ビートジャグリングなどのテクニックから、構成力、音楽性などを総合的に競い合います。日本にも支部を構えるDMCは、日本人DJのエントリーも多く、DJ 松永やDJ KENTAROなども過去に優勝しています。DMCは2023年、支部のない国や地域のDJにも世界大会への道を開くため、「Wildcard」部門を新設しました。参加者は動画でエントリーし、各国の審査員がリモートで審査を実施。選ばれたファイナリストには、DMC World DJ Championshipsへの出場権が与えられます。40周年の記念の年であった昨年は、アジアで初めて日本で世界大会が開催されました。クラシック部門では日本人のDJ Fummyが優勝し、Wildcard部門から出場したDJも活躍しました。

このWildcard部門の審査プロセスにおいて、応募者は動画を直接Dropboxにアップロードすることでエントリーをし、5~9人の審査員はDropbox Replayを使いオンライン上で300~400件の動画の審査を行います。これにより、大容量の応募動画を安全かつ容易に保存・整理・共有できるようになったほか、審査員は応募動画内にタイムスタンプ付きで直接コメントを残せるようになりました。その結果、手作業に頼っていた多くのプロセスが自動化されただけではなく、フィードバック内容の把握にかかる手間や認識のズレが解消され、審査効率の向上に加え、評価の質と透明性向上にもつながりました。Dropbox導入以前は、審査員が動画にフィードバックを返すまで最大4週間かかっていた中、導入後最短約3日まで短縮され、審査にかかる時間の80~90%が削減されました。

Dropboxが保存できるのは、文書ファイルや写真だけではありません。音楽制作では高音質な音源ファイルや大容量データを扱うケースも多く、DropboxはWAVやAIFFなどのマスター音源、DAWプロジェクトファイルにも対応しています。また、デスクトップやスマートフォンなど複数のデバイスからアクセスでき、スタジオでも移動先でも、チームメンバーとのファイル共有や閲覧、編集権限の管理が1か所で完結します。

Dropbox Replayは、動画や音源、高画質画像などの大容量ファイルを使った共同作業を支援するコラボレーションツールです。動画や音声にタイムスタンプ付きでコメントを残せるほか、複数人が同時にレビューできる「ライブレビュー機能」により、離れた場所にいるメンバー同士でもスムーズに議論や確認を行うことができます。

Dropbox Replayの操作画面

Dropbox導入によってDMCの進行管理や審査プロセスで起きた変化、その変化がもたらしたインパクト、そして今後のDJコミュニティに広がるさらなる可能性を、長年にわたってDJシーンの発展に貢献してきたDMC World DJ Championshipsのグローバル・コンペティション・ディレクターであるアントリックス・マナウェット(Antriks Manaoat )氏に伺いました。Dropboxが支えるDJ世界大会の舞台裏を、日本で初公開します。
Dropbox導入までの試行錯誤
DMCがWildcard部門でDropboxを導入したのは、2024年のパリ大会シーズンからです。その前のシーズンでは、参加者は動画プラットフォームに応募動画をアップロードし、動画リンクをメールで送付。運営側はそのリンクをクラウド上の共有ドキュメントに整理したうえで、5~9人の審査員が300~400件の動画を審査していました。さらに、各審査員はスコアをメールで個別に返送しており、手作業中心で煩雑な運用となっていました。

また、世界中に散らばる審査員間の時差もあり、フィードバックの回収や、すり合わせといったコミュニケーションにはつねにタイムラグが生じていました。

さらに審査員から「この動画の10秒から12秒がいい」とフィードバックを受理しても、どの動画のどの箇所を指しているのか確認するのに膨大な時間がかかっていました。世界大会という性質上、ミスは許されません。そのため入念なチェックを人力で行っていました。

応募をWebサイトへのフォーム入力に切り替えるなどの試みは行ったものの、審査のフィードバックの共有など、審査自体のプロセスの改善までには至りませんでした。

「常に散らかっていて、カオスでした。常にメールで検索し続ける状況で、手間と時間がかかり力技の部分が多かったです。審査員にとってもストレスでしたし、参加者は結果と定性的なフィードバックを少しでも早く知りたがっていました。」とマナウェット氏は当時を振り返ります。



Dropboxを採用し、世界大会運営の基盤に
Dropboxを導入しファイルリクエストの機能を使うことで、参加者が指定フォルダーに応募動画を直接アップロードする形式が採用されました。

導入した時を振り返りマナウェット氏はこう語ります。「国や地域によって利用されているデータ共有サービスが異なる中でも、誰もが同じように使える点にDropboxの大きな価値を感じました。どの国の人たちも使い方が直感的にわかる。色々な選択肢がある中でも、世界中の誰もが利用できるユニバーサルなサービスであり信頼されているため、Dropboxを採用しました」

Dropboxの採用は、運営としてもインパクトがありました。「歴史ある世界大会の運営をする上では、洗練されたオペレーションを求められます。Dropboxは正式導入前から、多くの関係者に利用されていました。Dropboxのフォルダはパソコンに同期できるため、フォルダへの直接アクセスが簡単にできます。それが、すごくインパクトがありました。全体システムをDropboxにすることによって、コラボレーションの質やスピードがさらに向上しました。ようやく我々の運営もデジタル化されたと感じました」とDropboxが大会運営の効率化とコラボレーション向上に大きく貢献していると語ります。



審査時間の80~90%を削減、審査の透明性と質も向上
審査においてDropbox Replayを活用することにより、これまでメールベースで5-9人の審査員が個別にスコアやフィードバックをDMCに共有していた煩雑な運用が大きく改善されました。

従来は審査員からのフィードバックを得るまで最大4週間かかっていましたが、Dropbox Replayの導入後は最短で3日程度に短縮するなど、審査にかかる時間は80~90%削減されました。また、動画にタイムスタンプ付きのコメントを直接書き込めるため、「どの箇所へのコメントなのか」を確認する必要もなくなりました。

マナウェット氏が価値を感じているのは、審査員同士がコメントを相互に閲覧し、議論できる仕組みにもあります。「クリエイティブなコンテンツの評価には、どうしても主観が伴います。その評価について審査員同士で議論できることに大きな価値を感じています。以前の方法は一方通行で、誰が何を言っているのか見えませんでした。それが今では、審査員同士がお互いのコメントを閲覧できるため、異なる視点があってもその場で議論することができます。ライブレビューの機能を使えば、一緒に動画を見ながら議論もできます。審査における透明性が大きく向上しました。」と、時間の節約だけではなく、厳正かつフェアな審査にも効果があったといいます。

また、各動画の審査ステータスをラベルで管理できる機能や、スマートフォンやデスクトップPCなど異なるデバイスでも変わらない再生品質など、こうした機能は、世界各地にいる審査員のスムーズな作業を支えています。

さらに、審査員がDropbox Replay上に残したコメントをDropbox Paperなどに転記することで、参加者に「生の声」を届けることも実現しています。Dropbox Replayで審査のスピードが上がったこと、透明性が高まったことは、参加者にとっても利点を生みました。マナウェット氏は「参加者は、結果だけでなく評価の理由も少しでも早く知りたがっていました。審査員はスコアで評価をしますが、その理由はコメントに残されている定性的な評価にも紐づいています。それを参加者に伝えられるのはとても大切だと思っています。」と語ります。審査員は、DMCの歴代の優勝者が務めており、その人たちからのフィードバックを受けられることは、大会をコンペティションの場にとどまらない「学びの場」へと広げています。

Dropbox Replay で動画にタイムスタンプ付きコメントを直接追加・返信・確認可能

Dropboxが広げる、DJの新たな学びの形
今ではDropboxは、DMCのWildcard部門の審査や、より広いコラボレーション業務の中核を担っており、大会データのアーカイブ、データの共有、Dropbox Paperでの文章作成や共同編集、Dropbox Signによる契約書管理などの場面で活用されています。

今後の展望として、マナウェット氏は「Dropbox Replayを使えば、さまざまな人が同じデータを見ながらコラボレーションできる。ワークショップやキャンプのような体験型の学びの場を提供できるはず」と、DJのスキルアップにも広げたい考えを示します。

そして近年台頭する生成AIとDJプレイの関係性についても「DJやターンテーブリズムにおいて、聴衆を喜ばせることは”本物”じゃなければできません。本物だからこそ心が動かせる。選曲や順番は、その場の空気感や判断が肝になります。これはAIには再現できないので、DJならではのセンスが問われる部分です」と強調します。

世界大会を目指すDJたちに向けてマナウェット氏は、「オリジナリティと音楽性にこだわってほしいです。安易にトレンドに乗るのではなく、自分が何者なのかを考えたうえで、自分らしさや自分のバックグラウンドを表現してほしい。そして私たちを沸かせてほしい。今までも、そしてこれからも、Wildcard部門は、世界中のDJに公平な機会を届けたいという思いで運営していきます」と熱い想いを語りました。

Dropboxは今後も、クリエイティブなコラボレーションを支える基盤として、さまざまな現場での活用を支援していきます。導入を検討している方に向けた相談窓口も設けています。詳細は以下のWebサイトを参照ください。
https://cloudserviceconcierge.com/promo/dropbox

以上

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Dropbox Japanについて
Dropboxは、プライベートと仕事、それぞれのコンテンツをわかりやすく整理し、生産性を維持できる場所を提供します。Dropboxの製品は、よりスマートな働き方を実現するために開発され、現在180か国以上で7億人を超える方々に愛用されています。本社は米国カリフォルニア州サンフランシスコです。Dropboxの使命と製品については、dropbox.com をご覧ください。Dropbox Japanは、Dropboxの日本法人です。詳細は https://www.dropbox.com/ja/business 、または https://navi.dropbox.jp/ をご覧ください。
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