【テレビ大阪】「ドキュメンタリー7 さよなら大阪松竹座~別れと覚悟の舞台裏~」2026年7月2日(木)深夜1時 放送
日頃のニュース取材で見つけた“目立たずとも社会に貢献する人”“弱い立場に寄り添う人”にスポットライトを当てる“やさしい”ドキュメンタリー番組「ドキュメンタリー7」。
第38回は、2026年5月に閉館した“大阪松竹座”の最後の日々と、共に生きた人々の想いを追いかけます。
第38回 さよなら大阪松竹座~別れと覚悟の舞台裏~

(C)テレビ大阪
「“大”大阪」と呼ばれ、東京を凌ぐ栄華を誇っていた大阪。道頓堀には、江戸時代から続く、多くの芝居小屋が立ち並んでいました。道頓堀五座と呼ばれた弁天座、朝日座、浪花座、角座、中座には多くの人が足を運びましたが、時代の流れと共に、そのすべてが姿を消しました。
そんな中、芝居小屋として令和まで残ったのが『大阪松竹座』です。大正に誕生し、道頓堀五座に代わり、上方文化を支えてきました。

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しかし、2026年5月の「さよなら公演」を最後に閉館することが、2025年夏に発表。突然のニュースにファンや役者たちに衝撃が走りました。
1997年に開設された俳優養成学校「上方歌舞伎塾」の1期生として15歳からこの世界に入った片岡千壽さん。「われわれが生まれたお家がなくなるような感覚で本当に寂しい」と語ります。大阪松竹座内を巡りながら、想いを馳せます。研修生時代のエピソードも…。

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5月の閉館に向け、2か月間にわたる「さよなら公演」の開催が発表されました。出演するのは、人間国宝の片岡仁左衛門さん、中村鴈治郎さん、松本幸四郎さん、中村獅童さんといった東西の人気役者たちです。

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中座で初舞台を踏んだ仁左衛門さん。「道頓堀には昔、アメリカのブロードウェイのように劇場がいっぱいあった。時代とともに移り変わるのは仕方ないが、せめてその一角を残したい…劇場への感謝の気持ちを込めて演じたい」と、胸の内を語ります。

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町の人からも悲しみの声が。大阪松竹座の近くにあり、千壽さんの馴染みのバー。店主「みやちゃん」とは20年以上の付き合いです。「こんな日が来るって誰も思ってなかった」と、当たり前の風景が無くなることを惜しみます。

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創業80年目のうどん屋「今井」。仁左衛門さんたちゆかりのお店のひとつで、手にした大正時代の写真には、のぼりが立ち芝居町として賑やかな道頓堀が写っています。「"芝居町の道頓堀"という思いをもっている人間がいる間に絶対に戻ってきてほしい」と訴えます。

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大阪松竹座、103年の歴史を締めくくる、5月の大歌舞伎。主役の「義賢」を務めるのは大阪・堺市出身の人気役者、片岡愛之助さん。この役に、ある特別な思いがありました。
仁王立ちのまま顔から倒れこむ演出で、最大の見せ場となる、「仏倒れ」。2年前、舞台稽古で顔に大けがをして以来、この役を封印していましたが、この大役を最初に任されたのが大阪松竹座でした。
だからこそ、さよなら公演の演目は「義賢最期」に決めたそうです。

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5月26日、ついに迎えた「大阪松竹座」の千穐楽。朝、開場時間の前から、別れを惜しむ人たちが詰めかけました。仁左衛門さん、愛之助さん、千壽さん、他の役者たちそれぞれの想いが詰まった迫真の演技が繰り広げられます。

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舞台の最後、仁左衛門さんが「必ずもう一度、この道頓堀に松竹座のやぐらが上がると確信しております」と、締めくくりました。

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愛之助さんが手に持つポスターには「芝居町の灯は、消しまへん。」と書かれています。町の灯を消さない。思いはみんな一つです。
閉館から数週間後、大阪松竹座の稽古場には千壽さんの姿が…。仁左衛門さんが監修する新作歌舞伎の稽古中でした。ともに稽古をするのは、大阪松竹座で上方歌舞伎の道を学び、歩んできた仲間たち。
彼らが考える上方歌舞伎の火を絶やすまいという取り組みとは?
大阪松竹座閉館後の未来。そこには役者たちの上方歌舞伎を継承する熱い気持ちがありました。
番組情報
【タイトル】「ドキュメンタリー7 さよなら大阪松竹座~別れと覚悟の舞台裏~」【放送局】テレビ大阪
【放送日時】2026年7月2日(木)深夜1時 放送
【番組HP】https://www.tv-osaka.co.jp/documentary7/
【放送後にTVerでも番組をご覧いただけます】https://tver.jp/series/sr9b4wa97m
【YouTubeチャンネルでは過去の放送を配信中】
https://www.youtube.com/playlist?list=PLXglZY9f1Kw3kt9JiwuO2qcXr4mKDt08P
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