正社員の約4割が昨年「夏バテ」を経験、「強いだるさや疲労感」など。64.4%が夏バテによる「集中力や食欲の低下」などが業務に影響。企業側の約3割は従業員向けの夏バテ対策を実施




株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:粟井俊介)は、20~59歳の正社員を対象に実施した「【正社員2万人に聞いた】夏バテ※1と仕事に関する調査」を発表しました。 ※1本調査における「夏バテ」は、夏季特有の暑さや湿度、室内外の気温差などを背景に、疲労感やモチベーションの低下、体調面での不調などを感じる状態を指す。医学的な診断を示すものではなく、あくまで回答者自身の認識に基づくものである。
【TOPICS】
◆正社員の約4割が昨年「夏バテ」を経験。夏バテの症状は「強いだるさ・疲労感を感じた」「やる気が出ない/モチベーション低下」など【図1、2】
◆昨年夏バテを経験した人の64.4%が「夏バテが業務に影響した」と回答。「集中力の低下により作業効率が下がった」「食欲がなくやる気が出ず、頭が回らなかった」など【図3】
◆夏バテ時に「仕事を休みたいと思った」人は約7割、実際休んだ割合は4割以下にとどまる。あったら嬉しい夏バテ対策の制度は「体調が優れない時に休みやすい制度や雰囲気」が最多【図4、5】
◆従業員向けの夏バテ対策を実施している企業は約3割にとどまる。対策内容は「熱中症対策の実施」や「適度な冷房の温度設定」、「水分補給ができる環境の整備」など【図6】

◆正社員の約4割が昨年「夏バテ」を経験。夏バテの症状は「強いだるさ・疲労感を感じた」「やる気が出ない/モチベーション低下」など
20~50代の正社員に、これまで夏バテの経験があるかを聞いたところ、「夏バテを経験したことがある」割合は56.5%と半数を上回った。また、昨年の経験有無について聞くと38.1%が夏バテを経験したと回答しており、働く人にとって身近な体調変化である様子がうかがえる。昨年夏バテを経験した人の具体的な症状をみると、「強いだるさ・疲労感を感じた(51.0%)」が最多で、「やる気が出ない/モチベーションが落ちたと感じた(40.8%)」など、行動や意欲に関わる不調も4割前後みられた。【図1、2】
【図1】



【図2】



◆昨年夏バテを経験した人の64.4%が「夏バテが業務に影響した」と回答。「集中力の低下により作業効率が下がった」「食欲がなくやる気が出ず、頭が回らなかった」など
昨年夏バテを経験した人に、業務への影響について聞いたところ、「業務に影響した」割合は64.4%となった。年代別では大きな差はみられず、20~40代ではいずれも6割以上が業務への影響を感じており、幅広い層で影響が認識されているようだ。具体的な影響としては、「集中力の低下により作業効率が下がった」「食欲がなくやる気が出なかった。頭が回らなかった」といった声に加え、「夜に眠れず、作業能率が落ちた」「通勤時や業務中に体調不良を感じ、いつもよりもペースが落ちた」などの回答もみられた。 夏バテは日常生活や仕事のパフォーマンスにも影響を与えうる可能性が示唆される。【図3】
【図3】



◆夏バテ時に「仕事を休みたいと思った」人は約7割、実際休んだ割合は4割以下にとどまる。あったら嬉しい夏バテ対策の制度は「体調が優れない時に休みやすい制度や雰囲気」が最多
昨年夏バテを経験した人のうち「仕事を休みたい」と思った割合は70.2%だった。一方、休みたいと思った人のうち、「実際に夏バテを理由に仕事を休んだことがある」人は38.1%にとどまり、6割以上は休みたいと感じながらも休暇取得には至っていなかった。これらの結果から、体調不良やモチベーションの低下を感じながらも業務を継続している人が一定数存在する可能性が考えられる。 また、過去夏バテを経験した人に、職場で「あったら嬉しい夏バテ対策」について聞いたところ、「体調が優れない時に休みやすい制度・雰囲気(36.6%)」が最も多く、「水分補給をしやすい環境づくり(ウォーターサーバーなどの設置)」が36.3%と続いた。日常的な体調管理や働き方に関わる対策が上位に挙げられており、特別な施策に限らず、身近な職場環境の整備が求められている様子がうかがえる。【図4、5】 【図4】



【図5】



◆従業員向けの夏バテ対策を実施している企業は約3割にとどまる。対策内容は「熱中症対策の実施」や「適度な冷房の温度設定」、「水分補給ができる環境の整備」など
企業の中途採用担当者に対して、従業員向けの夏バテ対策の実施状況について聞いたところ、「実施している」割合は32.7%にとどまり、約7割は対策を行っていなかった。
対策を行っている企業の内容としては、「熱中症対策の実施」や「適度な冷房の温度設定」、「水分補給ができる環境の整備」など、従業員の健康管理を目的とした取り組みに加え、「飲料や塩分補給食品の配付」「服装規定の緩和」などの回答がみられた。職場で「あったら嬉しい夏バテ対策」に挙げられていたような、身近な職場環境の整備に取り組む企業も一定程度存在する一方で、従業員のニーズとの間にはギャップが生じている可能性もうかがえる。【図6】
【図6】



【調査担当者コメント】


今回の調査結果から、夏バテは業務効率や集中力など、仕事のパフォーマンスにも影響が及んでいる状況がうかがえました。特に、夏バテによる体調不良で休みたいと感じながらも、休暇取得に至っていない人が一定数存在し、不調を抱えたまま業務を行っている実態も見受けられます。こうした状況は個人の問題にとどまらず、業務全体の生産性にも影響を及ぼす可能性が考えられます。また、夏バテ対策では、「休みやすい制度・雰囲気」や「水分補給をしやすい環境」といった、日常的な職場環境の整備を求める声が多く挙げられました。環境整備や柔軟な働き方の導入は、夏バテによるパフォーマンス低下の防止だけでなく、働きやすい職場づくりにも寄与すると考えられます。
また、夏の業務に影響するものとして「熱中症」も挙げられます。夏バテと熱中症は必ずしも同じではないものの、水分補給や休憩の確保といった基本的な対策は共通しています。夏場は夏バテに加え、熱中症など複数の健康リスクが高まる時期です。こうしたリスクに対し、職場環境の整備や柔軟な働き方を進めることは、従業員の健康維持と安定したパフォーマンスの発揮を支える上で重要な取り組みといえるでしょう。
マイナビキャリアリサーチラボ 研究員 朝比奈 あかり




【調査概要】
「【正社員2万人に聞いた】夏バテと仕事に関する調査」
○調査期間/2026年6月1日(月)~ 2026年6月5日(金)
○調査方法/インターネット調査
○調査対象/
正社員:従業員数3名以上の企業に所属している全国の20-50代の正社員
企業側:従業員数3名以上の企業に所属している全国の経営者・役員または会社員で、中途採用業務を担当しており、前月採用活動を行った人、今後3か月で採用活動を行う予定の人
○調査機関/自社調べ
○有効回答数/正社員:20,045人、企業側:829人
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
<調査結果の詳細はこちら>
https://career-research.mynavi.jp/reserch/20260706_112289/
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