「木の家設計グランプリ2027」エントリー開始 ~課題テーマは「澄む家」、審査員に堀部安嗣氏・伊礼智氏~
木造耐震設計事業を展開する株式会社エヌ・シー・エヌ(東京都千代田区、代表取締役社長:田鎖郁男、以下エヌ・シー・エヌ)は、建築・住宅専門誌『建築知識ビルダーズ』(発行:株式会社エクスナレッジ、東京都港区、代表取締役社長:三輪浩之、以下エクスナレッジ)と、学生が運営するコミュニティカフェTONKAN(東京都文京区、運営:株式会社キャリア・ナビゲーション、代表者:長嶋哲夫)が主催する木造住宅の設計コンテスト「木の家設計グランプリ2027」に協賛いたします。

■エヌ・シー・エヌ協賛の背景と目的
本コンテストは2014年から2024年まで株式会社木の家専門店・谷口工務店(滋賀県蒲生郡、代表取締役:谷口弘和、以下谷口工務店)の主催で開催され、2024年は全国126校・311組がエントリー、参加学生総数は730名におよび、住宅建築を志す学生が多数参加しました。
2026年より「日本の価値ある家づくりを未来へつなぐ」という前主催者の意思を受け継ぎ、エクスナレッジとTONKANの主催で開催される運びとなりました。
近年、脱炭素社会の実現や環境配慮への意識の高まりから、住宅のみならず非住宅においても「木造建築」が注目を集めています。
木造耐震設計事業を行うエヌ・シー・エヌは、本コンテストの開催趣旨に賛同するとともに、これからの建築業界を担う学生の皆様に木造建築の大いなる可能性や魅力、社会的意義を広く認識していただくため、そして「木造建築」への高い意識を持つ人材の輩出をサポートするべく、本コンテストへ協賛をいたします。
「木の家設計グランプリ2027」開催概要
■名称木の家設計グランプリ2027
http://www.dentoumirai.jp
■2027年のテーマは「澄む家」
“住む”の語源は“澄む”にあるともいわれています。仕事や情報が住まいの中へ入り込む現代において、心身の澱みを取り払い、再び澄んだ状態へ戻してくれる家とはどのようなものか。学生ならではの柔軟な発想で、心と身体が「澄む」住まいを提案していただきます。
■応募資格
住宅建築のプロを目指す、全国の建築学生
※大学院修士、学部生、高等専門学校生、専門学校生、高校生として2027年5月(受賞作品の誌
面発表)の時点で在学中であること。実務経験のある方はご遠慮ください。
※個人またはグループでの応募とします。
グループの場合は、全員が学校等で建築を学ぶ学生とします。
※最終審査作品(10作品)に選ばれた場合、公開プレゼンテーションにて提案内容を発表していただ
きます。
■審査方法
一次審査を通過した学生は、設計パネルと模型を制作。最終選考会場に作品を展示し、上位10作品が審査員の前でプレゼンテーションと質疑応答を行います。作品を前にした学生と審査員との対話を重視し、公開審査によってグランプリを決定します。
■審査の流れ
エントリー :2026年7月1日~11月30日
応募資料提出 :2026年12月1日~2027年1月15日
一次審査発表 :2027年1月29日
二次・最終審査:2027年3月上旬 ※同日に公開審査・ライブ配信を実施
■主な賞
グランプリ(表彰状および賞金20万円)、優秀賞、審査員特別賞、U20賞、協賛企業賞、奨励賞
■審査員からのメッセージ
2027年審査員長 堀部安嗣氏(建築家)
木造住宅の設計は建築の基本であり、とても難しく奥が深く楽しいものです。ゆえに飽きることなく生涯をかけて追求できる素晴らしい仕事です。若いみなさんの純粋で柔軟な視点で、楽しくも美しい木造住宅の姿を描いてください。
堀部安嗣氏プロフィール
1990年筑波大学芸術専門学群環境デザインコース卒業。1991年から益子アトリエにて益子義弘に師事。1994年に堀部安嗣建築設計事務所を設立。2007年より京都造形芸術大学(現:京都芸術大学)、放送大学で教鞭をとり後進の指導にあたる。
2027年審査員 伊礼 智氏(建築家)
住まいの設計は建築の原点、住む人を癒し、育み、周辺環境や社会にも良き影響を与えることができる楽しくも大事な仕事であると信じています。学生の皆さんの新鮮なマインドで、これからの日本を切り拓く魅力的な住まいを提案してください。
伊礼 智氏プロフィール
1985年東京芸術大学美術学部建築科大学院修了。丸谷博男+エーアンドエーを経て1996年伊礼智設計室を開設。2024年日本大学芸術学部デザイン学科非常勤講師、2025年から東京芸術大学美術学部建築科非常勤講師、東京大学「前・伊礼・ADL」スタジオ講師。主な著作に『伊礼智の「小さな家」70のレシピ』(エクスナレッジ)『伊礼智の住宅デザイン デジタル図面集』(同)『新・伊礼智の住宅設計』(同)など多数。
■主催者メッセージ:開催趣旨
木材は、古くから日本の暮らしと建築を支えてきた大切な資源です。日本各地には、気候風土に応じた木造建築の知恵が蓄積され、神社仏閣、民家、町家、木造住宅など多様で豊かな建築文化が育まれてきました。自然を身近に感じながら暮らす感性、木の性質を見極めて生かす技術、細部にまで心を配る職人の精神は、いまなお世界に誇るべき日本の文化です。
しかし戦後、住宅産業は工業化・効率化を進め、住宅の品質を安定させ、大量供給を可能にしてきました。その成果は大きい一方で、地域の気候風土に応じた家づくりや、木材を適材適所に生かす知恵、職人の技術を次世代へ継承する機会は、少しずつ失われつつあります。
「木の家設計グランプリ」は、こうした現状を学生の皆さんと共有し、日本に根付いてきた木造建築の価値を見つめ直すことを目的に開催します。単に美しい住宅を設計するだけでなく、木という素材と向き合い、地域の気候や暮らしを読み解き、技術と知恵によって豊かな住まいを提案する。そのような学びと挑戦の場でありたいと考えています。
これからの建築において、木造はますます重要な役割を担っていきます。脱炭素社会の実現、地域資源の活用、循環型のものづくり、地方創生、そして人の心と身体に寄り添う空間づくり。これらの課題に対し、木造は大きな可能性を秘めています。日本の木造技術は、過去の遺産ではなく、これからの社会をつくるための創造的な技術であり、文化なのです。
本コンテストでは、前主催者である谷口工務店が大切にしてきた「日本の価値ある家づくりを未来へつなぐ」という意志を受け継ぎながら、学生の皆さんとともに、これからの木の家の可能性を考えていきます。
志高い若い人材が、地域に根ざした家づくりに関心をもち、将来、各地で活躍していくこと。そして、その積み重ねが日本の建築文化をさらに発展させ、地域の未来を支える力となることを願い「木の家設計グランプリ2027」を開催いたします。
『建築知識ビルダーズ』編集長 木藤阿由子
■会社概要
株式会社エヌ・シー・エヌ
https://www.ncn-se.co.jp
代表者:代表取締役社長 田鎖郁男
所在地:東京都千代田区永田町2-13-5 赤坂エイトワンビル7階
設 立:1996年12月11日
資本金:3億9,150万円 (2026年3月末現在)
主な事業:木造耐震設計事業、建築環境設計事業、BIM事業
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