~毎日の歯みがきは飼い主でOK。でも歯石取りは獣医師の医療行為で、多くは全身麻酔が必要です。「無麻酔・無資格の歯石取り」は効果が乏しく違法のおそれも。ねこべやが獣医師とともに注意を呼びかけます~

猫専門ペットホテル・サロン『ねこべや』を全国20店舗で運営する株式会社ペチカ(本社:東京都港区芝、代表取締役:渡邊 厚雄)は、獣医師の監修のもと、猫の「無麻酔・無資格の歯石取り」に注意を呼びかけます。近年、「無麻酔で歯石を取る」とうたうサービスも見られますが、歯石の除去は本来、獣医師が行う医療行為です。無麻酔での施術は効果が乏しいだけでなく、猫の健康を損なうおそれや、無資格による施術が法律違反に問われるおそれもあります。日々猫と接する専門店として、飼い主が誤った選択で大切な家族を危険にさらすことのないよう、正しい知識とあわせて注意を呼びかけます。
■ 「歯みがき」と「歯石取り」は、まったく別のもの


毎日の歯みがきは、歯石や歯周病を防ぐためにとても大切で、飼い主がご自宅で行える“予防ケア”です。一方、すでに付いてしまった歯石を取る「歯石取り(スケーリング)」は、歯みがきの延長ではなく、動物病院で行う医療行為にあたります。
■ 「無麻酔の歯石取り」の、どこが問題か

1. 見た目だけで、肝心なところが取れない
歯周病の原因は、歯ぐきの内側(歯周ポケット)に隠れた歯石や細菌です。無麻酔では、この歯ぐきの内側の処置ができず、目に見える表面の歯石を削って“きれいになったように見せる”だけになりがちです。根本的な歯周病対策にはならず、「意味がない」と指摘されることもあります。
2. 動く猫の口の中は、傷つきやすい
嫌がって動く猫の口内で器具を使えば、歯ぐきや口の中を傷つけたり、削りカスの誤嚥、強いストレスなどのリスクがあります。
3. 「スケーラー」を使う歯石除去は、獣医師にしかできません
歯石をかき出す専用器具「スケーラー(フック状の器具)」を使った歯石除去は、出血を伴う可能性がある医療行為です。歯ブラシ・シート・ジェルによる毎日の歯みがきは飼い主が行ってOKですが、スケーラーで歯石をかき出す行為は、その一線を越えます。動物の歯石除去は獣医療行為にあたり、獣医師でない者が業として行うことは、獣医師法に触れるおそれがあります。
農林水産省の見解(2024年1月)
「スケーラーを使った歯石除去は出血を伴う可能性があり、獣医師でなければできません」――農林水産省は2024年1月、こうした見解を示しています。実際に2024年には、獣医師でない者がフック状の専用器具「スケーラー」を使って歯石を除去した疑いで摘発された事例も報じられました。
■ 獣医師コメント
〔監修:ねこべや 日塔獣医師〕「毎日の歯みがきは、猫の歯周病予防にとても効果的で、ぜひ続けてほしいホームケアです。ただ、すでに付いた歯石を取る『歯石取り』は、歯みがきとはまったくの別物。歯石は歯ぐきの内側にもたまり、そこを処置するには、動いてしまう動物では全身麻酔が欠かせません。無麻酔で表面だけを削っても、肝心の歯ぐきの内側は手つかずで、見た目がきれいになるだけ。かえって病気を見逃す原因にもなります。そして何より、動物の歯石除去は獣医師が行う医療行為です。無麻酔・無資格をうたうサービスに大切な家族を預けるのは、健康の面でも法律の面でも、おすすめできません。歯石が気になったら、まずはかかりつけの動物病院にご相談ください。」
■ だから、正しい「毎日のケア」を

歯石を作らせないために、いちばん効果的なのは毎日の歯みがきです。とはいえ「猫が嫌がってできない」という声も多く、実際に自宅でのケアに苦労している飼い主は少なくありません。少しずつ口元に触れることに慣らし、歯みがきシートやジェルから始めるなど、無理のない範囲で続けることが大切です。
『ねこべや』の一部店舗では、口腔ケアジェル「CRYSTAL JOY(クリスタルジョイ)」(アニコムグループ・アース製薬の共同開発/無色透明・無味無臭)などのケア用品もお取り扱いしています。
■ ねこべやの考え
株式会社ペチカは、「猫が安心して過ごせる場所を全国に広げる」ことをVisionに、猫専門のホテル・サロンを運営しています。猫の健康を守るうえで、飼い主が正しい知識を持てることはとても大切です。『ねこべや』は、日々猫と接する専門店として、そして獣医師の知見とともに、猫と飼い主に役立つ正しい情報を発信していきます。■ 会社概要

【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社ペチカ 広報担当 濱谷メール:contact@pechika.co.jp / 電話:050-1808-0235(受付時間 9:00~18:00)
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