大川印刷、kitafuku、クリオシティとともに、資源循環のアイディアを一つの形に

印刷時の環境負荷低減に貢献することができる「リユーストナーカートリッジ」の部材を取り扱う原貿易株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:江守 雅人)は、事業から出る裏紙を捨てることなく活用するアップサイクルの実証実験として、環境に優しいメモ帳を製作しました。





本取り組みの目的は、原貿易が企業活動を通して推進しているサステナビリティへの取り組みを、目で見て、手に取れる形にし、身近なアプローチで資源活用の意識を育むことです。同じく横浜に根ざしながら環境課題に向き合っている、株式会社大川印刷・株式会社kitafuku・有限会社クリオシティの全面協力の下、それぞれの専門性と強みをつなぎ合わせることにより実現しました。


左からkitafuku代表・松坂氏、大川印刷代表・大川氏、原貿易代表・江守氏、クリオシティ代表・柳川氏(順不同)


原貿易は、主要事業の一つとして、レーザープリンター用トナーカートリッジのカートリッジ部分などを再利用して作る「リユーストナーカートリッジ」の部材を、トナーカートリッジ再生メーカー各社に長年供給しています。同事業を通して、プラスチックや廃棄物、CO2の削減に取り組むと同時に、脱炭素化に向けた啓発や発信にも力を入れてきました。

その一環として、社内で行っているトナーの品質・印字試験によって毎月数万枚もの裏紙が発生してしまうという課題に対し、できるだけ紙資源を無駄にせず有効利用するアイディアを模索してきました。トイレットペーパーへの再生や教育現場での使用といった具体策の検討を重ねた結果、最小限の加工で裏紙を再利用(リユース)できるメモ帳の製作に着手しました。











「本来捨てるはずだったものも、工夫次第で価値あるものへ変えられる」という一つの可能性を、社員や外部ステークホルダーと共有するために形にしたこちらのメモ帳は、原貿易の設立記念日に合わせた自社企画ノベルティとして作られたものであり、現時点においては非売品になります。

裏紙メモ帳を一例として、無理なく、楽しく取り組めるサステナブルアクションを通して、環境貢献に対するハードルを下げることを目指します。

裏紙メモ帳について





■基本仕様
品名   : 裏紙メモ帳(Uragami-Reuse Project)
サイズ  : A6・縦型
ページ数 : 50枚
罫線   : 無地
材質   : コピー用紙から成る裏紙(全ページ)、クラフトビールペーパー(表紙・裏表紙)

■デザイン
表紙から裏表紙にかけて印刷されているのは、原貿易の事務所が関内のとあるオフィスビル内にあった頃の古い図面をデータ化し、デザインとして起こしたものです。図面の作成日と思しき昭和37年5月25日当時の間取りとなっており、よく見ると「階段」「荷物」「W.C.」といった表記が読み取れます。

また、表紙にあしらわれた原貿易の社名と住所の英語表記は、当時使用されていた社内備品の茶封筒のデザインを模したものになります。


表紙

裏表紙


内側の全50ページには、品質・印刷試験から出たA4サイズの裏紙を四等分に裁断し、A6サイズに整えたものが使われています。裏紙の印刷内容は全部で7パターンです(モノクロ2パターン・カラー5パターン)。メモ帳を使用する際のちょっとした楽しみになればとの遊び心から、各パターンをあえてランダムに交ぜて綴じています。


ページ表面(印刷なし)

ページ裏面(パターン1)

ページ裏面(パターン2)

ページ裏面(パターン3)


環境に配慮した、こだわりポイント

裏紙メモ帳は、事業を通して持続可能な社会の実現に取り組む横浜の地域企業4社が、製作から配送に至るまで、それぞれの領域において環境への配慮を第一に考え、完成させた実験的なアイテムです。

■表紙


表紙に採用している台紙は、株式会社kitafukuの「クラフトビールペーパー(CBP)」です。温かみのある見た目とテクスチャーが特徴的なクラフト紙は、その名の通り、クラフトビールの醸造過程で発生し、通常は廃棄されるモルト粕を混ぜ込んだ再生紙です。ほんのりビール色をした独特の風合いが、古い設計図のレトロ感をより一層引き出しています。






株式会社kitafuku「地域の課題を二人三脚で解決する」という理念を掲げ、システムエンジニアの松坂 匠記氏・松坂 良美氏の2名によって2019年に設立。クラフトビールのモルト粕を活用した再生紙事業と、システムエンジニアリングサービスを展開。かながわ脱炭素大賞・横浜環境活動賞受賞、メディア出演のほか、CBPを使ったワークショップなどを通してアップサイクルの楽しさを発信中。
▶ https://kitafuku-project.com/




■印刷

印刷チェック
メモ帳全体のデザインならびに印刷・製作は、環境印刷で知られる株式会社大川印刷によるものです。表紙のフォントは、同社が昔作成したタイポグラフィーの見本帳を参考にしています。印刷には環境にも人にも優しい石油系溶剤0%インキを使用、印刷事業によって排出された年間のCO2量はカーボンオフセットするなど、環境への徹底した配慮がなされています。




ノート丁合

背糊固め




株式会社大川印刷自社の太陽光発電による電力と青森県横浜町の風力発電による電力を使い、100%再生可能エネルギーによる「風と太陽(R)で刷る印刷」を行っている、創業1881年の老舗印刷会社。脱炭素経営を根幹とした、ユニークな環境配慮への取り組みの数々が高く評価され、ジャパンSDGsアワード・気候変動アクション環境大臣表彰・グリーン購入大賞など、多くの賞を受賞。
▶ https://www.ohkawa-inc.co.jp/




■配送

配送を担当したESG窓口兼グリーン物流アドバイザーの中島氏
完成した裏紙メモ帳は、自転車でCO2排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル配送」を推進するメッセンジャー会社、有限会社クリオシティによって、大川印刷から原貿易の社員たちが待つオフィスまで配送されました。当日使用されたのは、牽引するFUJIのE-Bikeとドイツ生まれのCARLA CARGOトレーラー。荷物を入れるアルミボックスには、横浜を拠点に活動するローカルアーティストのポップなアートが描かれています。
▶ https://courio-city.com/news/3910/





CARLA CARGOの導入はクリオシティが国内初

裏紙メモ帳が無事届き、カーゴバイクと一緒に記念撮影




有限会社クリオシティ2003年に横浜で創業したメッセンジャー会社。"HIGH TOUCH HIGH TECH"を合言葉に、顧客とのコミュニケーションと高度なテクノロジーの融合で、物流のスピードアップ化における新たな価値を創造。横浜と東京を拠点に、カーゴバイクを含めた幅広い配送方法を取り入れ、環境への配慮や地域とのつながりを大切にした様々な取り組みを推進中。従来のメッセンジャーカルチャーを守りながらも、進化させるための挑戦を続けている。
▶ https://courio-city.com/




本企画に期待すること

本企画は、原貿易から大川印刷に、「事業から出る裏紙で作られた記念品を社員に配布することで、リユースや廃棄削減への意識を持ってもらえないか」といった相談を持ちかけたことに始まりました。そして結果的に、より良い未来を目指す4社の地域企業による連携へと広がり、1社ではなし得なかった企画が実現しました。

こうして完成した裏紙メモ帳を通して、環境意識の社内浸透を図るとともに、将来的には、地域企業・団体、自治体、教育機関などを対象に、リユースやサステナビリティを推進する仲間の輪を波及させていくためのコミュニケーションツールとして機能することを期待しています。











原貿易株式会社






横浜に根ざして71周年を迎えた商社。パーパス「人と環境に優しい事業で社会に貢献する」を軸とし、リユーストナーカートリッジの部材を取り扱う環境事業のほか、ベビー・キッズ用品などの輸入、企画開発、販売を行っています。また、三方よしの精神に、人と環境に優しい、もう一つの"よし"を加えた「三方よし+1(プラスワン)」を志す企業活動を4good事業と定義し、推進しています。

【コーポレートサイト】
https://www.harabo.co.jp/
【公式インスタグラム】
https://www.instagram.com/hara_trading/
【公式note】
https://note.com/haratrading


<本リリース・原貿易に関するお問い合わせ先>
原貿易株式会社 4good事業部(担当:内田 真衣)
4good@harabo.co.jp
080-7146-4434(担当者直通)
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