~自己処置による肌トラブル経験者は4人に1人以上、医療機関での安全な除去が推奨される理由とは~

【結論】本調査のポイント
結論から言うと、目元の白いブツブツの正体は主に「稗粒腫」か「汗管腫」の2種類です。稗粒腫は1~2mm程度の白い粒で、皮膚表面の角質が溜まったものであり、自分で針などを使って潰すと感染や傷跡のリスクがあるため医療機関での除去が推奨されます。汗管腫は汗を出す管(汗管)の良性腫瘍で、肌色~やや黄色がかった2~3mm程度のブツブツとして現れ、レーザー治療や電気凝固法などで除去可能です。

・目元の白いブツブツに悩む女性の73.7%が稗粒腫と汗管腫の違いを正確に説明できないと回答
・自己処置(針で潰す等)を試みた経験がある人は26.3%で、そのうち58.2%が炎症や傷跡などのトラブルを経験
・医療機関での除去を検討している人の67.0%が「ダウンタイムの短さ」を最も重視すると回答
用語解説
■ 稗粒腫(はいりゅうしゅ/ひりゅうしゅ)とは
稗粒腫とは、皮膚の表面近くにできる1~2mm程度の白い粒状の良性腫瘍である。毛穴や汗腺の出口に角質(ケラチン)が溜まって形成され、目の周りや頬などに多発しやすい。自然に消失することもあるが、美容上の理由で除去を希望する場合は針での圧出やレーザー治療が用いられる。
■ 汗管腫(かんかんしゅ)とは
汗管腫とは、エクリン汗腺の導管(汗を出す管)の細胞が増殖してできる良性腫瘍である。肌色~やや黄色がかった2~3mm程度の丘疹として目の下や頬、額などに集簇して発生し、思春期以降の女性に多くみられる。自然消失は期待できず、除去にはCO2レーザーや電気凝固法などが用いられる。
■ CO2レーザー(炭酸ガスレーザー)とは
CO2レーザーとは、波長10,600nmの赤外線を用いた医療用レーザーである。水分に吸収されやすい性質を持ち、皮膚組織を蒸散させて病変を除去する。稗粒腫や汗管腫の除去において、周囲組織へのダメージを最小限に抑えながら精密な処置が可能である。
稗粒腫と汗管腫の違い|見分け方と治療法比較

※当院監修医師の30,000件の手術実績に基づく数値です。症状や範囲により個人差があります。

医療法人社団鉄結会が運営するアイシークリニック(新宿院・渋谷院・上野院・池袋院・東京院・大宮院)は、目元の白いブツブツ(稗粒腫・汗管腫)に関する意識調査を実施いたしました。当院は皮膚腫瘍・皮膚外科を専門とし、目元のできものに関する診療を多数行っております。
調査背景
近年、SNSや美容情報サイトにおいて「目元の白いブツブツを自分で取る方法」といった情報が拡散され、自己処置によるトラブルが増加しています。しかし、目元のブツブツには稗粒腫と汗管腫という異なる疾患があり、それぞれ原因や治療法が異なります。正しい知識の普及と安全な治療の重要性を伝えるため、本調査を実施いたしました。
調査概要
調査対象:目元の白いブツブツ(稗粒腫様・汗管腫様の症状)に悩みを持つ全国の20~50代の女性
調査期間:2026年7月6日~7月15日
調査方法:インターネット調査
調査対象人数:300名
調査結果 【調査結果】7割以上が稗粒腫と汗管腫の違いを知らないと回答
設問:目元の白いブツブツについて、「稗粒腫」と「汗管腫」の違いを正確に説明できますか?



目元の白いブツブツに悩む女性の73.7%が、稗粒腫と汗管腫の違いを正確に説明できないと回答しました。両者は見た目が似ているため混同されやすいですが、原因や治療法が異なるため、適切な診断が重要です。
【調査結果】4人に1人以上が自己処置の経験あり、うち約6割がトラブルを経験
設問:目元の白いブツブツを自分で取ろうとした(針で潰す・ピンセットで取る等)経験はありますか?



26.3%の女性が自己処置を試みた経験があると回答しました。追加調査では、自己処置を経験した79名のうち58.2%(46名)が炎症・出血・傷跡などのトラブルを経験したと報告しており、リスクの高さが浮き彫りになりました。
【調査結果】約7割がダウンタイムの短さを最重視
設問:医療機関での除去治療を検討する際、最も重視する点は何ですか?



医療機関での除去治療を検討する際、67.0%の女性がダウンタイムの短さを最も重視すると回答しました。目元という目立つ部位であることから、日常生活への影響を最小限にしたいというニーズが強いことが分かります。
【調査結果】6割以上が医療機関を未受診、「自然に治ると思った」が最多理由
設問:目元の白いブツブツについて、医療機関を受診したことはありますか?



63.7%の女性が医療機関を受診していないと回答しました。未受診の理由として「自然に治ると思った」(38.2%)、「どこを受診すればいいか分からない」(27.5%)が上位を占め、正しい情報へのアクセス不足が課題として浮かび上がりました。
【調査結果】半数以上が1年以上前から症状に悩んでいる
設問:目元の白いブツブツが気になり始めた時期はいつ頃ですか?



56.7%の女性が1年以上前から目元のブツブツに悩んでいると回答しました。長期間悩み続けながらも医療機関を受診していないケースが多く、早期受診と適切な治療の重要性を伝える必要性が示されました。
調査まとめ
本調査により、目元の白いブツブツに悩む女性の多くが稗粒腫と汗管腫の違いを正確に理解しておらず、自己処置によるトラブルを経験している実態が明らかになりました。また、6割以上が医療機関を受診していない一方で、1年以上症状に悩み続けている方が半数を超えることから、正しい知識の普及と早期受診の重要性が浮き彫りになりました。治療を検討する際はダウンタイムの短さを重視する傾向が強く、目元という目立つ部位への配慮が求められています。
医師コメント|アイシークリニック 高桑康太医師
当院監修医師の30,000件以上の皮膚外科手術の経験から申し上げると、目元の白いブツブツは稗粒腫か汗管腫のいずれかであることがほとんどであり、いずれも良性腫瘍ですので過度に心配する必要はありませんが、正確な診断に基づいた適切な治療を受けることが大切です。


稗粒腫と汗管腫は見た目が似ているため混同されやすいですが、原因と治療法が異なります。稗粒腫は皮膚表面の角質が毛穴や汗腺の出口に溜まって形成される1~2mm程度の白い粒で、比較的簡単に除去できます。一方、汗管腫は汗管の細胞が増殖してできる良性腫瘍で、肌色~やや黄色がかった丘疹として現れ、治療にはより専門的なアプローチが必要です。

自己処置による除去は絶対に避けてください。針やピンセットで無理に取ろうとすると、細菌感染による炎症、色素沈着、傷跡の残存などのリスクがあります。特に目の周りは皮膚が薄くデリケートな部位であり、不適切な処置による合併症が起こりやすい場所です。

医療機関での治療では、稗粒腫の場合は清潔な環境で針を用いた圧出やCO2レーザーによる除去が行われます。汗管腫の場合はCO2レーザーや電気凝固法が主な治療法となり、1回の治療で完全に除去できない場合は複数回の治療が必要になることもあります。いずれの治療も局所麻酔下で行われるため、痛みはほとんどありません。

日本皮膚科学会のガイドラインでも、皮膚腫瘍の治療は専門的な知識を持つ医師による診断と治療が推奨されています。目元のブツブツが気になる方は、まずは皮膚科を受診し、正確な診断を受けることをお勧めします。


【エビデンス】当院監修医師の30,000件を超える皮膚外科手術の経験から、稗粒腫と汗管腫はそれぞれ適切な治療法を選択することで、安全かつ効果的に除去可能です。日本皮膚科学会の皮膚腫瘍診療ガイドラインにおいても、良性腫瘍の治療は視診・触診による正確な診断のもと、患者様のご希望に応じた治療法を選択することが推奨されています。
稗粒腫と汗管腫の見分け方
・白色で1~2mmの粒状なら稀粒腫の可能性が高い
・肌色~黄色で2~3mmの丘疹なら汗管腫の可能性が高い
・正確な診断には皮膚科専門の医師による視診・触診が必要
自己処置を避けるべき理由
・細菌感染による炎症・化膿のリスク
・色素沈着や傷跡が残る可能性
・目の周りは皮膚が薄く合併症が起こりやすい
医療機関での治療のメリット
・正確な診断に基づいた適切な治療法の選択
・局所麻酔による痛みの軽減
・感染リスクの低い清潔な環境での処置
高桑 康太(たかくわ こうた)医師
皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当


専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
・ミラドライ認定医


臨床実績(2024年時点、累計)
・皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上
・腋臭症治療:2,000件以上
・酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上


略歴
・2009年 東京大学医学部医学科 卒業
・2009年 東京逓信病院 初期研修
・2012年 東京警察病院 皮膚科
・2012年 東京大学医学部附属病院 皮膚科
・2019年 アイシークリニック 治療責任者


監修領域:皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
よくある質問(Q&A)
Q1. 稗粒腫は自分で取っても大丈夫?
A. 自己処置は感染や傷跡のリスクが高いため、医療機関での除去を強くお勧めします。
本調査では、自己処置を経験した方の58.2%が炎症や傷跡などのトラブルを経験したと回答しています。特に目の周りは皮膚が薄くデリケートな部位であり、不衛生な器具や不適切な手技による細菌感染、色素沈着、瘢痕形成などのリスクがあります。医療機関では清潔な環境と適切な麻酔のもとで安全に除去できますので、専門の医師にご相談ください。

Q2. 稗粒腫と汗管腫はどう見分ける?
A. 稗粒腫は白色の1~2mmの粒、汗管腫は肌色~黄色の2~3mmの丘疹という違いがありますが、正確な診断には医師の診察が必要です。
稀粒腫は角質が溜まってできる白い粒で、汗管腫は汗管の細胞が増殖してできる肌色~黄色の丘疹です。しかし、本調査では73.7%の方がこの違いを正確に説明できないと回答しており、見た目だけでの判断は困難です。治療法も異なるため、皮膚科を受診して正確な診断を受けることが重要です。

Q3. 汗管腫は完全に除去できる?
A. CO2レーザーや電気凝固法で除去可能ですが、体質によっては再発することがあります。
汗管腫はCO2レーザーや電気凝固法により除去することができます。ただし、汗管腫は体質的な要因が関与しているため、治療後に別の場所に新たに発生したり、同じ場所に再発したりする可能性があります。当院監修医師の経験では、複数回の治療を重ねることで目立たなくすることは十分に可能です。

Q4. 目元のブツブツの治療にはどのくらいの費用がかかる?
A. 稗粒腫は1個あたり数千円~、汗管腫は範囲により1万円~5万円程度が目安です(自由診療)。
稀粒腫の除去は1個あたり数千円程度から、汗管腫は治療範囲や回数により1万円~5万円程度が一般的な費用目安です。本調査では67.0%の方がダウンタイムの短さを最重視すると回答していますが、費用を重視する方も14.7%いらっしゃいました。初回のカウンセリングで症状を確認し、治療内容と費用について詳しく説明を受けることをお勧めします。

Q5. 治療後のダウンタイムはどのくらい?
A. 稀粒腫は1~3日程度、汗管腫は3~7日程度が目安です。
稀粒腫の除去後は軽度の赤みが1~3日程度続くことがありますが、メイクで隠せる程度です。汗管腫の場合は治療範囲にもよりますが、かさぶたが取れるまで3~7日程度かかることがあります。本調査では67.0%の方がダウンタイムを最重視すると回答しており、目元という目立つ部位への配慮が重要視されています。治療前に具体的な経過について医師から説明を受けてください。
放置のリスク
・自己処置による細菌感染で炎症・化膿を起こし、傷跡が残る可能性
・汗管腫は自然消失しないため、放置すると数や範囲が増える可能性
・稀粒腫・汗管腫と思い込んでいたものが、実は別の皮膚疾患である可能性
こんな方はご相談ください|受診の目安
・目元のブツブツが気になり始めたら早めの受診がお勧め
・自己処置後に炎症・痛み・腫れが生じた場合は速やかに受診
・短期間でブツブツの数が急に増えた場合
・ブツブツが黒っぽく変色したり、出血したりする場合
クリニック案内
アイシークリニックの特徴
・皮膚腫瘍・皮膚外科領域で30,000件以上の手術実績を持つ監修医師が在籍
・目元のできもの(稀粒腫・汗管腫)の除去に豊富な経験
・新宿・渋谷・上野・池袋・東京・大宮の6院で土日祝日も診療可能
・痛みに配慮した局所麻酔と丁寧な施術でダウンタイムを最小限に

アイシークリニック新宿院:東京都渋谷区代々木2-5-3 イマス葵ビル2階
アイシークリニック渋谷院:東京都渋谷区渋谷3-16-2 ニュー三水ビル5階
アイシークリニック上野院:東京都台東区東上野3-16-5 サンク・ユービル1F
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