ワイヤレススピーカー最新市場をアナリストが解説 トレンドはスマホで気軽に使えるポータブルタイプ 最も売れた製品は?

全国の主要家電量販店・ネットショップから実売データを毎日集計しているPOSデータベース「BCNランキング」。最新の6月集計データから今回抜粋したのは「ワイヤレススピーカー」だ。6月に売れたのはどの製品だったのか、トップ3の顔ぶれを詳しく見ていこう。

JBLがトップ3を独占 Anker、BOSEが続く

結論から言うと、6月に売れたワイヤレススピーカーは、JBL(ハーマンインターナショナル)がトップ3を独占していた。

1位はラインアップの中で最も小型のGO4、次いで、その後継モデルのGO5が2位につけた。3位はGOシリーズより一回り大きい「FLIP7」だった。GO4は販売数量シェアも突出しており、型落ちのために価格が安価になっていることもトップ獲得の一因として考えられる。

第1位 ハーマンインターナショナル 「JBL GO4」

第2位 ハーマンインターナショナル 「JBL GO5」

第3位 ハーマンインターナショナル 「JBL FLIP7」

以降には、4位にAnkerの「Soundcore Select 4 Go」(A31X10_1)、5位にBOSEの「SOUNDLINK FLEX PORTABLE SPEAKER 2ND GEN」がランクインしていた。

【アナリストの視点】スマホで気軽に使えるのが人気の理由?

では、今回の集計データをアナリストはどのように見ているのだろうか。BCN総研の大嶋敬太アナリストは製品の機能性に注目したという。

あらかじめ断っておくと、今回は、ポータブルスピーカーに限定せず、何らかの無線通信機能を備えたスピーカーを対象としてデータを抽出している。そんな中でも、据え置き用途のWi-Fi対応スピーカーよりも、スマートフォンなどと手軽に接続でき、持ち運びやすいモデルが支持を集めているのだ。

また、特に1~5位の製品はいずれも防水・防塵性能を備えている。この点について大嶋氏は「利用シーンの幅広さも重視されているのではないか」と分析している。

6月のメーカー販売数量シェアは? その他がかなり多い

さて、6月の販売数量シェアも見ていこう。トップ3を独占したハーマンインターナショナルはトップの39.8%。次いでAnkerが11.3%。3位には8.0%のソニーがつけた。

こちらもハーマンが大部分を占める結果となったが、「その他」が40.9%に及んでいるのもポイントだ。

内訳を抜粋してみると、BOSEが7.3%、オーディオテクニカが5.2%、東芝ライフスタイルが2.6%など。この中でシェアが1%以上ある企業は10社にも及んでいる。