錬金術の時代から核の時代まで


東京書籍株式会社は、2026年7月23日に書籍『THE ELEMENTS  元素の図鑑』(スミソニアン協会/監修 左巻 健男/日本語版監修)を発売いたしました。

解説

元素を発見順にたどり、その単体の写真を大きく掲載。
発見の歴史と物語をたどり、その物理的・化学的性質や用途を網羅的に解説。




もくじ




本書の特徴

- 元素が発見された歴史的な順序に沿って詳しく解説。古代の「四大元素」から最新の人工 元素まで、全118元素をビジュアルで完全網羅。
- 精密かつ鮮やかで、ダイナミッ クな写真や図版を用い、元素単体から原子核や電子軌道の量子力学の世界までを視覚的・直感的にわかりやすく表現。
- 元素の物理的・化学的性質の情報も充実。最先端科学にお ける元素の用途や役割を詳述し、社会での実用例を紹介。
- ビッグバンでの元素生成から 地球上の生物を形づくる仕組みまで、壮大な視点で元素の 果たす役割をドラマチックに解説。


周期表


錬金術

「日本語版読書への序文――すべての「星の子」たちに捧ぐ」より

本書は、元素を人間との関わりの順、つまり発見順に並べ、できるだけその元素だけからできた単体の写真を大きく掲載し、発見史のみならず、とくに各原子の電子軌道の配列や原子核を示し、その物理的・化学的性質を説明した図鑑である。
元素はその発見史や用途を知るだけでもためになる。しかし、それだけではなく、元素の物理的・化学的性質の奥底にあるミクロな世界にも目を向けたい。
ひとつは、化学反応でやり取りする電子だ。もうひとつは、放射性元素が放射線(代表的な放射線であるα線、β線、γ線)を出して壊れる性質や能力(放射能)と、核融合のような核反応の中心になる原子核だ。電子や原子核のことは多くの人には難しい部分があると思う。私にもなかなか理解できないところがある。本書を手に取ったみなさんも、今の段階ではスルーしてもよい。図などを眺めて、そんな奥底があることを知っているだけでもよいと思う。
                                『THE ELEMENTS 元素の図鑑』
                                       日本語版監修者
                                          左巻健男

Cu 銅/Copper


Au 金/Gold


S 硫黄/Sulfur


Sb アンチモン/Antimony


Zn 亜鉛/Zinc


Bi ビスマス/Bismuth


Ni ニッケル/Nickel



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著者情報

監修者
スミソニアン協会
1846 年に設立されたスミソニアン協会は、19の博物館とギャラリー、国立動物公園などを有し、一般教育、芸術、科学、歴史などの分野における学術研究に専念するとともに、奨学制度(スカラシップ)なども設ける、世界最大級の博物館群であり総合研究機関である。

日本語版監修者
左巻健男(さまき・たけお)
千葉大学教育学部中学理科専攻(物理化学研究室)を卒業後、東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程理科教育専攻・物理化学講座を修了。東京大学教育学部附属中・高等学校(現・中等教育学校)教諭、京都工芸繊維大学・同志社女子大学・法政大学(生命科学部環境応用化学科)教授、東京大学非常勤講師、高校化学教科書・中学校理科教科書(東京書籍)の編集委員・執筆者などを経て、現在、科学啓発作家。専門は理科教育、科学コミュニケーション。
著書に『絶対に面白い化学入門 世界史は化学でできている』(ダイヤモンド社)、『一度読んだら絶対忘れない化学の教科書』『これ1冊で中学3年間の理科がちゃんとわかる本』(SBクリエィティブ)、『面白くて眠れなくなる化学』(PHP研究所)、『サイエンス日本史 時代を動かした「科学の力」』(集英社新書)など多数。

コンテンツ

イントロダクション
原子
電子の軌道(オービタル)
周期表
周期と族
元素の起源と存在量
元素の結合のしかた
不安定な元素

古代から錬金術まで 先史時代~1700年
製錬と採鉱
錬金術
炭素





硫黄
スズ
水銀
アンチモン
白金(プラチナ)
亜鉛
ヒ素
ビスマス
リン

科学革命 1700~1799年
化学革命の時代
コバルト
ニッケル
マグネシウム
水素
窒素
酸素
塩素
マンガン
モリブデン
タングステン
テルル
ジルコニウム
ウラン
ストロンチウム 
イットリウム
チタン
クロム
ベリリウム

産業革命 1800~1859年
近代科学の誕生
バナジウム
ニオブ
タンタル
ロジウム
オスミウム
イリジウム
パラジウム
セリウム
ナトリウム
カリウム
カルシウム
バリウム
ホウ素
ヨウ素
セレン
カドミウム
リチウム
ケイ素
アルミニウム
臭素
トリウム
ランタン
エルビウム
テルビウム
ルテニウム

元素の分類 1860年~1899年
元素の周期表の構築
セシウム
ルビジウム
タリウム
インジウム
ガリウム
スカンジウム
ホルミウム
イッテルビウム
ツリウム
サマリウム
ガドリニウム
ジスプロシウム
ネオジム
プラセオジム
ゲルマニウム
ポロニウム
フッ素
ヘリウム
アルゴン
クリプトン
ネオン
キセノン
ラドン
アクチニウム
ラジウム

形が整ってきた周期表 1900~1944年
原子の探求
ユウロピウム
ルテチウム
プロトアクチニウム
ハフニウム
テクネチウム
レニウム
フランシウム
アスタチン
ネプツニウム
プルトニウム

人工元素 1944年以降
実験室で生まれた元素
アメリシウム
キュリウム
プロメチウム
バークリウム
カリホルニウム
アインスタイニウム
フェルミウム
メンデレビウム
ノーベリウム
ローレンシウム
ラザホージウム
ドブニウム
シーボーギウム
ボーリウム
マイトネリウム
ハッシウム
ダームスタチウム
レントゲニウム
コペルニシウム
フレロビウム
リバモリウム
モスコビウム
ニホニウム
オガネソン
テネシン

用語集
索引
謝辞と出典


<概要>
『THE ELEMENTS  元素の図鑑』
錬金術の時代から核の時代まで
■スミソニアン協会/監修 左巻健男/日本語版監修
■定価6,930円(本体6,300円+税10%)
■B5変型・288頁
https://www.tokyo-shoseki.co.jp/product/books/81890/

東京書籍株式会社
東京書籍は1909(明治42)年創業。「教育と文化を通じて人づくり」を企業理念とし、新しい時代に挑戦する個性的、創造的な人材の育成を目指しています。小・中・高等学校の教科書発行部数が最多の教科書業界最大手の出版社です。近年、デジタル教科書など教育用デジタルコンテンツの開発・販売にも注力しています。その他、教育総合ポータルサイト運営、学力・体力テストなどの各種評価事業、一般書籍の発行など教育と文化に係る幅広い事業活動を行っています。
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