「データまるごと粉砕サービス」開始
不要なスマートフォン(スマホ)やPCを捨てられずにいる人は少なくない。そんな悩みに応える新サービスが、全国の街なかで利用できるようになった。プラザクリエイトが運営する写真サービス専門店「パレットプラザ」は、スマホやPCに保存されたデータを物理的に破壊して処分する「データまるごと粉砕サービス」を7月27日から提供している。全国約140店舗で受け付けており、情報漏えいリスクを抑えながら機器を処分できる。
「街の写真店」で相談できる
古い端末を自宅やオフィスに保管したままにしている理由の一つが、端末内に残る個人情報や業務データの流出への不安だ。一般的な初期化やフォーマットでは、専門的な手法によってデータが復元される可能性を秘めている。また、地域によってはPCなどの回収ルールが異なり、「どこに持ち込めばいいのか分からない」という声も多い。
データ消去サービスは法人向けや郵送対応が中心だが、パレットプラザでは店頭への持ち込みに対応。買い物や写真プリントのついでに相談できる手軽さが特徴だ。同社は、約40年にわたって写真や映像、デジタルデータを扱ってきた実績を持つ。思い出や大切なデータを「残す」サービスを提供してきた一方、役目を終えたデータを安全に手放すためのサービスとして今回の取り組みを位置付けている。
対象となる機器は、スマホや携帯電話をはじめ、デスクトップPCやノートPC、HDD、SSD、タブレット端末のほか、USBメモリーやSDカード、CD、DVD、ブルーレイディスクなど。データ消去は専用粉砕機による物理破壊方式を採用。記録媒体を細断することで、復元が極めて困難な状態にする。希望者には、破壊作業の写真付きデータ消去証明書も発行する。
総務省のガイドラインでも、不要になった情報機器や記録媒体を廃棄する際に保存された情報を復元困難な状態にすることが求められている。企業だけでなく、学校や自治体、一般家庭にとっても、データ消去は重要なセキュリティー対策の一つになっている。
パレットプラザの新サービスは、「捨てたいけれど情報漏えいが不安で処分できない」という人にとって、端末整理を進めるきっかけになりそうだ。







