茅ヶ崎市美術館(神奈川)では2026年9月2日(水)~11月8日(日)、企画展「瀧本幹也 LUNATION 朔望―海から天体を読む」を開催します。

16歳で写真の世界に入り、広告写真、コマーシャルフィルム、映画など幅広い分野の撮影を手がけ、第一線で活躍する瀧本幹也。初期から作家として精力的に作品制作を行い、モンゴルの遊牧民を写した『MONGOLIAN TRIBE』(1997)、多様な海面の表情をとらえた『GRAIN OF LIGHT』(2014)など、世界各地を舞台に独自の視点で作品を発表してきました。

瀧本幹也 《GRAIN OF LIGHT #02》 2014年 C-type print 92.3×74.2cm (C) Mikiya TAKIMOTO / Courtesy of MT Gallery
瀧本幹也 《GRAIN OF LIGHT #12》 2014年 C-type print 92.3×74.2cm (C) Mikiya TAKIMOTO / Courtesy of MT Gallery
代表作である『LAND SPACE』(2011)では、ケネディ宇宙センターのスペースシャトルと太古から続く地球の静謐な営みを対比させた壮大な構成で話題を呼びました。一方、コロナ禍を機に、足元の草花や静寂に満ちた寺院に焦点を当てた『LUMIÈRE』『PRIÈRE』(2020-2024)に取り組み、身近な存在へと視点を移すことで、これまでと異なるスケール感を際立たせました。

瀧本幹也 《SPACE #28》 2011年 C-type print 88×69.2cm (C) Mikiya TAKIMOTO / Courtesy of MT Gallery
瀧本幹也 《SPACE #06》 2011年 C-type print 88×69.2cm (C) Mikiya TAKIMOTO / Courtesy of MT Gallery
国内美術館で初の大規模個展となる本展では、海辺の街にある茅ヶ崎市美術館の特性を活かし、新月と満月がもたらす朔望を軸に、海の表情と天体の運動、水面に注ぐ微光から人類の生命へと思いを馳せる新作『LUNATION 朔望』を展開します。

瀧本幹也 《SURFACE PULSE: CHIGASAKI #01》 2026年 C-type print 101.2×73.8cm (C) Mikiya TAKIMOTO / Courtesy of MT Gallery
瀧本幹也 《LUNATION: CHIGASAKI #01》 2026年 C-type print 49×32.6cm (C) Mikiya TAKIMOTO / Courtesy of MT Gallery
作家プロフィール

瀧本幹也 MIKIYA TAKIMOTO
1974年生まれ、愛知県出身。写真家。1998年、瀧本幹也写真事務所を設立。広告写真をはじめ、エディトリアル、作品制作、コマーシャルフィルム、映画など幅広い分野の撮影を手がける。映画撮影では、是枝裕和監督作品『そして父になる』(2013)でカンヌ国際映画祭コンペティション審査員賞、『海街diary』(2015)で日本アカデミー賞最優秀撮影賞、『三度目の殺人』(2017)でヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門を受賞。その他、CANNES LIONS GOLD、ニューヨークADC GOLD、ロンドンD&AD YELLOW PENCIL、東京ADC賞、ACCグランプリ、CLIO AWARDS GOLDなど、国内外での受賞歴多数。作品はメトロポリタン美術館(ニューヨーク)、フランス国立図書館BnF(パリ)、東京都写真美術館(東京)などに収蔵。
本展のみどころ
1. 公立美術館で初となる瀧本幹也の大規模個展を開催写真家・瀧本幹也がこれまで取り組んできた作品が一堂に会する貴重な機会となります。
2. 海辺の街ならではの写真と映像作品を発表
本展のために茅ヶ崎で新たに撮影された、満月の光が水面に映し出す生命を彷彿とさせる新作『LUNATION 朔望』を発表します。
3. 作品世界を届ける図録
フランス国立図書館 現代写真チーフ・キュレーターのエロイーズ・コネサ氏、東京都写真美術館 学芸員の伊藤貴弘氏の寄稿文とともに、出展作品の数々を掲載した瀧本作品の魅力が詰まった一冊をお届けします。
〈本展のタイトルについて〉
タイトルの「朔望(さくぼう)」とは、月が太陽と同じ方向にあり月が姿を消す「朔(新月)」と、太陽の反対側に位置して月が輝く「望(満月)」、その満ち欠けの周期を指します。月と太陽の引力が重なり、潮汐がみせるリズムは、海辺の街に位置する当館において、ひときわ深い意味をもちます。水面に注ぐ微かな光、刻々と表情を変える海、そして連動する天体の運き。瀧本が捉えた光景は、私たちの日々の営みのすぐ傍らに、厳然とした宇宙の法則が存在していることを思い出させてくれるでしょう。
関連イベント
アーティストトークアーティスト自身の言葉で語る作品世界
出演:瀧本幹也(写真家)
日時:2026年9月19日(土)、11月1日(日) 各日15:00-15:45
会場:当館展示室
料金:無料(要観覧券/事前申込不要)
写真ワークショップ「ポスターカレンダー作り」
写真の撮り方のヒントをもとに、自分で撮った写真で世界にひとつのオリジナルポスターカレンダー作り
講師:小林真梨子(写真家)
日時:2026年9月26日(土) 1.10:30-12:30、2. 14:30-16:30
会場:当館周辺と2階アトリエ
対象:1.小学生(小学3年生以下は保護者同伴)、2.中学生/高校生
定員:各回10名(事前申込制/先着順)
料金:500円
持ち物:携帯電話のカメラ(撮影データを出力できるもの)、カレンダーに飾り付けしたいシール等、 水筒等(屋外撮影時の水分補給用)
その他:汚れても差し支えのない服装でご参加ください。雨天の場合は、雨具をご持参ください
申込方法: 9月2日(水)10:00より電話(0467-88-1177)または美術館受付にて開館時間内にお申込みください。
〈講師略歴〉
小林真梨子(写真家)
1993年生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。大学入学をきっかけに「楽しいこと」を追求する写真を撮影。現在、フォトグラファーのみならずキャスティングやイベント企画など、多岐に渡り活動中。 写真集『ふれる、ゆれる。』(2017年)、在原みゆ紀との写真集『meet you』( 2024年)を刊行。
ゲストトーク「撮ること、見ること」
写真家と専門家による写真の魅力について語る対談
出演:伊藤貴弘(東京都写真美術館 学芸員)× 瀧本幹也 (写真家)
日時:2026年10月12日(月祝) 14:00-15:30
会場:当館エントランスホール
定員:50名
料金:無料(申込不要/当日先着順)
〈講師略歴〉
伊藤貴弘(東京都写真美術館 学芸員)
1986年東京生まれ。2013年より東京都写真美術館に学芸員として勤務。主な企画展に「アレック・ソス 部屋についての部屋」展、「即興 ホンマタカシ」展、「松江泰治 マキエタCC」展、「琉球弧の写真」展、「写真とファッション 90年代以降の関係性を探る」展、「小さいながらもたしかなこと 日本の新進作家 vol. 15」展、「長島有里枝 そしてひとつまみの皮肉と、愛を少々。」展など。
ギャラリートーク
担当学芸員による展覧会の魅力紹介
日時:2026年9月27日(日)、 10月25日(日) 各日14:00-14:45
会場:当館展示室
担当:藤川悠(当館学芸員)
料金:無料(要観覧券/事前申込不要)
【開催概要】
会期:2026年9月2日(水)-11月8日(日)
時間:10時-17時(入館は16時30分まで)
休館日:月曜日(9月21日、10月12日は開館)、9月24日(木)、10月13日(火)
会場:茅ヶ崎市美術館(〒253-0053 神奈川県茅ヶ崎市東海岸北1-4-45)
観覧料:一般1,200円(1,100円)、大学生1,000円(900円)、市内在住65歳以上600円(500円)
※高校生以下、障がい者およびその介護者は無料
※( )内は前売り券および20名以上の団体料金、前売り券は9月1日(火)まで販売(休館日除く)
主催:茅ヶ崎市美術館(指定管理者:公益財団法人茅ヶ崎市文化・スポーツ振興財団)
助成:公益財団法人 花王芸術・科学財団、公益財団法人 朝日新聞文化財団
協賛:ギークピクチュアズ、blender、Headlight、AOI Pro.、サッポロビール、Sigma、TUGBOAT、大和ハウス工業、東北新社、NTT東日本、キヤノンマーケティングジャパン、サントリーホールディングス、スプーン、博報堂プロダクツ、LIGHT PUBLICITY
協力:アワガミファクトリー、開化堂、京菓匠 七條甘春堂、写真弘社、SUGA ART、トキ・コーポレーション、トップアート鎌倉、日東装備、フォトグラファーズ・ラボラトリー、富士フイルムイメージングシステムズ、ラスカ茅ヶ崎
会場構成:村山 圭/グラフィックデザイン:中島雄太(YUTA Design Studio)/ワークショップ:小林真梨子
展覧会ページ:https://www.chigasaki-museum.jp/exhibition/10257/
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ







