親は“成長につながる使い方”、子どもは“自分の好きなこと”を重視




株式会社miraiiは、小学生の子どもを持つ保護者70名を対象に、「夏休みの子どものおこづかい・お金の使い方」に関する実態調査を実施しました。
調査の結果、今年の夏休みに子どもが自由に使える金額は、「1,000円未満」が35.7%、「1,000~2,999円」が37.1%となり、合計72.8%の家庭が3,000円未満を予定していることが分かりました。また、77.1%の保護者が、夏休みであってもおこづかいを「通常と変わらない」と回答しています。
お金の使い道について、親が子どもに使ってほしいものの第1位は「本」で62.9%でした。一方、子どもが実際に使いたいものでは「お菓子・食事」が50.0%で最多となり、「友達との遊び」が44.3%、「ゲーム・課金」が37.1%と続きました。
特に「本」は、親が使ってほしい割合と子どもが使いたい割合に45.8ポイントの差が生じています。一方、「友達との遊び」は、親の希望45.7%、親が予想する子どもの使い道44.3%、子どもの希望44.3%と、親子の認識がほぼ一致しました。
夏休みのおこづかいを巡っては、親が「学び」や「成長」につながる使い方を期待する一方、子どもは友達との時間や好きなもの、夏休みならではの体験にお金を使いたいと考えている実態が浮き彫りとなりました。
本調査では、夏休みに子どもが自由に使える金額や特別予算の有無を明らかにするとともに、親が望む使い道と子どもが実際に望む使い道の違いについて考察します。

<調査概要>

○調査対象:小学生の子どもを持つ保護者 70名
○調査形式:WEBアンケート調査
○調査時期:2026年7月9日~2026年7月27日
○構成比は小数点以下第2位を四捨五入し、小数第1位で表記しています。

【問01】夏休みに子ども専用のおこづかいを用意する家庭は32.8%。「未定」も28.6%。




「問01:今年の夏休み、お子さま専用のおこづかい・自由に使えるお金を用意する予定ですか。」という質問では、「はい」が32.8%、「いいえ」が38.6%、「未定」が28.6%となりました。
夏休みに合わせて特別に子ども用のお金を用意する家庭は約3組に1組となった一方、現時点では予定を決めていない家庭も約3割に上りました。
夏休みは、外出や旅行、友達との遊びなど、子ども自身がお金を使う機会が増えやすい時期です。しかし、あらかじめ専用のおこづかいを用意するかどうかについては、家庭によって対応が分かれていることが分かりました。

【問02】夏休みに子どもが自由に使える金額、72.8%が「3,000円未満」。




「問02:今年の夏休みに、お子さまが自由に使える予定の金額を教えてください。」という質問では、「1,000~2,999円」が37.1%で最も多く、「1,000円未満」が35.7%で続きました。
「1,000円未満」と「1,000~2,999円」を合わせると72.8%となり、約7割の家庭が、夏休みに子どもが自由に使える金額を3,000円未満と考えていることが分かりました。
夏休みは普段よりもお金を使う機会が増える一方で、子どもが自由に使える金額については、比較的限定的な範囲に設定する家庭が多いことがうかがえます。

【問03】77.1%が「夏休みでもおこづかいは通常と変わらない」。特別な増額は少数派。




「問03:そのうち『夏休みだから』と特別に増額する予定はありますか。」という質問では、「通常と変わらない」が77.1%、「増額する」が22.9%となりました。
夏休みは、お祭りや旅行、友達との外出など、子どもがお金を使う場面が増える時期ですが、約8割の家庭では、夏休みだからといって自由に使える金額を特別に増やす予定はないことが分かりました。
子どもの出費機会が増える夏休みであっても、普段と同じ予算の中で使い道を考えさせたいという保護者の意向が背景にある可能性も考えられます。

【問04】親が夏休みに使ってほしいもの、第1位は「本」で62.9%。




「問04:親として、お子さまには夏休みのお金を何に使ってほしいですか。(3つまで)」という質問では、「本」が62.9%で最も多い回答となりました。
「本」や「自由研究」「勉強」など、学びにつながる使い道が上位に挙がる一方で、「推し活」や「ゲーム・課金」は5.7%にとどまりました。
保護者は、夏休みに子どもが自由に使えるお金に対して、単なる消費だけではなく、知識や経験、成長につながる使い方を期待していることがうかがえます。

【問05】親が予想する子どもの使い道、第1位は「お菓子・食事」70.0%。




「問05:実際には、お子さまは何に使うと思いますか。(3つまで)」という質問では、「お菓子・食事」が70.0%で最も多く、次いで「友達との遊び」が44.3%、「ゲーム・課金」が40.0%となりました。
親が子どもに使ってほしいものでは「本」が第1位だった一方、実際に子どもが使うと思うものでは、「お菓子・食事」や「友達との遊び」など、日常の楽しみや体験につながる使い道が上位となりました。
保護者は、理想としては学びにつながる使い方を望みながらも、現実には子どもがお菓子や食事、友達との遊びなどにお金を使うと予想しており、「本」が第1位だった理想との間には大きなギャップが見られました。

【問06】おこづかいを通じて身につけてほしいこと、第1位は「計画性」74.3%。




「問06:夏休みのお金を通じて、お子さまに身につけてほしいことは何ですか。」という質問では、「計画性」が74.3%で最も多く、「金銭感覚」が67.1%、「自分で考える力」が61.4%と続きました。
「貯金」や「投資」といった個別の金融行動よりも、「計画性」「金銭感覚」「自分で考える力」といった、お金との付き合い方の基礎となる力が上位に挙がりました。
保護者は、子どもに単にお金を残すことを求めているのではなく、限られた予算の中で何に使うかを自分で考え、選択する経験を重視していることがうかがえます。
夏休みのおこづかいは、子どもがお金の使い方を実践的に学ぶ機会として捉えられていると考えられます。

【問07】夏休みのお金の使い方を親子で「話し合う予定がある」のは31.4%。




「問07:夏休みのお金の使い方について、親子で話し合う予定はありますか。」という質問では、「ある」が31.4%、「ない」が18.6%、「未定」が50.0%となりました。
子どもに「計画性」や「金銭感覚」を身につけてほしいと考える保護者は多い一方で、実際にお金の使い方について話し合う予定が決まっている家庭は約3割にとどまりました。
また、半数が「未定」と回答しており、子どものお金の使い方に関心はあっても、いつ、どのように話せばよいのか決められていない家庭が多いこともうかがえます。
おこづかいを渡すことだけではなく、「何に使いたいのか」「なぜそれを選ぶのか」を親子で話す機会をつくることが、計画性や金銭感覚を育む第一歩になると考えられます。

【問08】子どもが夏休みに使いたいもの、第1位は「お菓子・食事」50.0%。友達との遊びも44.3%。




「問08:今年の夏休み、お金を使いたいものは何ですか。」という質問では、「お菓子・食事」が50.0%で最も多く、「友達との遊び」が44.3%、「ゲーム・課金」が37.1%と続きました。
子どもにとって夏休みのお金は、物を買うためだけのものではなく、友達と出かけたり、一緒に何かを楽しんだりするための「体験の予算」としても捉えられていることが分かります。
一方、「貯金」も18.6%となっており、すべてをすぐに使うのではなく、将来欲しいもののためにお金を残しておきたいと考える子どもも一定数いることが明らかになりました。

【問09】子どもが一番お金を使いたいもの、第1位は「ゲーム・課金」。おもちゃや友達との時間など、“自分が楽しめる体験”が上位に。




「問09:その中で、一番お金を使いたいものを教えてください。」という自由回答では、「ゲーム・課金」が最も多く、次いで「おもちゃ・グッズ」、「友達との遊び・お出かけ」が続きました。また、「貯金・将来」や「本・マンガ・図鑑」、「推し活」など、多様な回答も見られました。
子どもたちが一番お金を使いたいものは、ゲームだけではなく、おもちゃや友達とのお出かけなど、自分が楽しめる時間や体験に関わるものが多くを占めています。一方で、「将来のために貯金したい」「好きな本を買いたい」といった回答もあり、お金を計画的に使おうとする意識もうかがえました。
自由回答には、「友達とおそろいのものを買いたい」「ライブに行くために使いたい」「欲しいもののために貯金したい」といった具体的な声も寄せられており、子どもたちのおこづかいは単なる買い物ではなく、人とのつながりや趣味、将来の楽しみを実現するための手段として捉えられていることが分かります。

【分析1.】親が使ってほしいものと子どもが使いたいものとのギャップ、「本」が最大で45.8ポイントの差。




「問04:親が子どもに使ってほしいもの」と「問08:子どもが実際に使いたいもの」を比較したところ、最も大きな差が生じたのは「本」でした。「本」に使ってほしいと回答した保護者は62.9%だった一方、実際に本に使いたいと回答した子どもは17.1%で、両者には45.8ポイントの差がありました。
次いで大きな差が見られたのは「ゲーム・課金」で、親が使ってほしいと考える割合は5.7%だったのに対し、子どもの希望は37.1%となり、31.4ポイントの差が生じました。
親はおこづかいを読書や学習など将来につながるものに使ってほしいと考える一方、子どもは今の自分が楽しめることや関心のあることを優先しており、夏休みのおこづかいを巡っては、親の「成長のために使ってほしい」という期待と、子どもの「好きなことに使いたい」という気持ちとの間に、大きなギャップが存在していることが明らかになりました。

【分析2.】「友達との遊び」は親子の認識が一致。夏休みのお金は“モノ消費”だけでなく“友達との体験”へ。




親子で大きな差が見られた項目がある一方、「友達との遊び」については、親が使ってほしい割合が45.7%、親が子どもは使うと思う割合が44.3%、子どもが実際に使いたい割合も44.3%となりました。
親の希望、親の予想、子どもの希望がほぼ一致しており、友達と過ごすためにお金を使うことについては、親子の価値観が一致していることが分かりました。
また、学年別に見ると、「友達との遊び」に使いたいと回答した割合は、小学1~3年生の低学年で31.0%だったのに対し、小学4~6年生の高学年では54.1%となりました。
学年が上がるにつれて、子ども同士で外出したり、買い物や食事を楽しんだりする機会が増え、おこづかいが友達とのコミュニケーションを支える役割を持つようになることがうかがえます。
夏休みのおこづかいは、お菓子やゲームなどを買うための「モノ消費」だけではなく、友達と一緒に過ごす時間や思い出をつくるための「体験消費」としての側面も持っていると考えられます。
※学年別の結果は各区分の回答数が限られるため、傾向を示す参考値です。

【分析3.】専用のおこづかいを用意する家庭では、56.5%が使い方について親子で話し合う予定。




「問01:夏休みに子ども専用のおこづかいを用意する予定」と「問07:お金の使い方について親子で話し合う予定」をクロス集計したところ、専用のおこづかいを用意する予定がある家庭では、56.5%が「話し合う予定がある」と回答しました。一方、おこづかいを用意する予定がない家庭で「話し合う予定がある」と回答した割合は18.5%でした。
夏休み専用の予算を設ける家庭ほど、お金を渡すだけでなく、その使い道について親子で会話する機会を設けていることが分かります。
子どもに計画性や金銭感覚を身につけてほしい場合、金額の多さだけではなく、使う前に目的や優先順位について話し合うことが重要だと考えられます。
※各区分の回答数が限られるため、傾向を示す参考値です。

調査まとめ

本調査では、今年の夏休みに子どもが自由に使える金額について、72.8%の家庭が3,000円未満を予定しており、77.1%が夏休みであっても通常から増額しないと回答しました。
また、親が子どもに使ってほしいものの第1位は「本」だった一方、子どもが実際に使いたいものの第1位は「お菓子・食事」となりました。「本」では親子の回答に45.8ポイント、「ゲーム・課金」では31.4ポイントの差があり、親の理想と子どもの希望の間に大きなギャップがあることが明らかになりました。
一方、「友達との遊び」は、親の希望と子どもの希望がほぼ一致しています。子どもにとって夏休みのおこづかいは、欲しいものを購入するためだけではなく、友達との時間や思い出、自分の好きなことに使うための大切な予算になっていることが分かります。
保護者の多くは、おこづかいを通じて子どもに「計画性」「金銭感覚」「自分で考える力」を身につけてほしいと考えています。しかし、お金の使い方について親子で話し合う予定がある家庭は31.4%にとどまりました。
子どもの希望を一方的に制限するのではなく、 「何に使いたいのか」 「なぜそれを選んだのか」 「今使うのか、それとも貯めるのか」 といった対話を重ねることが、子どもがお金について主体的に考える力を育む第一歩になります。
夏休みのおこづかいは、単なる娯楽費ではありません。限られたお金をどう使うかを親子で考えることは、子どもが自分の価値観に気づき、お金との付き合い方を学ぶ身近な金融教育の機会になると考えられます。
miraiiでは今後も、子どもたちがゲームや日常の体験を通じて、自ら考え、選び、社会やお金について学べる機会を提供してまいります。

会社概要

会社名:株式会社 miraii
設立:2018年11月22日
代表者:代表取締役 福田紘也
所在地:東京都中央区八丁堀3-4-12 Emute kyobashi 101号
公式サイト:https://miraii.co.jp
事業内容:キャリア共創エコシステム「みらいいパーク X」の開発・運営
     インタラクティブ教育プラットフォーム「みらいいパーク」の開発・運営
     非営利型オンライン教室「みらいいアカデミア」の開発・運営
     お金と子育てのwebアプリ「みらいいコンシェル」の開発・運営
     次世代教育メディア「みらいいメディア」の開発・運営

お問い合わせ先

広報担当 press@miraii.co.jp
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