まずは、既存のお祭りやイベント一つから。地域のサステナブルなアップデートを支援。

ビジネスで社会課題解決を目指す株式会社UPDATER(所在地:東京都世田谷区、代表取締役:大石英司)は、青森県下北郡佐井村(村長:太田直樹)が2026年7月18日(土)~19日(日)に開催したトライアスロン大会「秘境の地 佐井トライアスロン2026~津軽海峡夏景色~」に、メインスポンサーとして参画し、大会を通じて「安全・健康管理」「脱プラの推進・資源循環」「行動変容の可視化」に関する3つのSXの取り組みを実装しました。

本取り組みは、佐井村との「GX・SX包括連携協定」に基づく「サステナブルによる地域価値づくり」の先進事例です。UPDATERは、こうした各地での取り組みを地域SXソリューション「LOCAL RE:(ローカルアールイー)」として整理し、全国の自治体・イベント主催者などへ本格的に展開してまいります。



地域SXソリューション「LOCAL RE:」展開の背景

地域SXソリューション「LOCAL RE:(ローカルアールイー)」は、今回の佐井村でのトライアスロンに加え、UPDATERがこれまで各地の祭りやスポーツ・文化イベントで積み重ねてきた取り組みを、一つのソリューションとして整理したものです。

UPDATERはこれまでも、伝統行事である「青森ねぶた祭」(2022年~)でのねぶた点灯電力の再エネ化をはじめ、「アースデイ東京」(2019年~)や「日比谷音楽祭」などの音楽フェス・アーティストライブにおいて、再生可能エネルギー100%電力(※1)の活用を中心とした脱炭素の取り組みを重ねてきました。そして今回、佐井村でのトライアスロンという大会において、安全・健康管理、脱プラ・資源循環、行動変容の可視化という3つの取り組みを一つの大会で同時に実装しました。準備段階から当日の運営に至るまで実際に形にするなかで得られた、夏場の屋外におけるボランティアの体調の見守り方、給水オペレーションへの資源循環の組み込み方、来場者を巻き込む行動変容の設計といった現場ならではのノウハウは、規模や地域を問わず他のイベントにも応用できるものでした。こうした各地での積み重ねと今回の実装を経て、UPDATERはこれらを一つのソリューションとして体系化し、このたび提供を開始します。

本ソリューションの背景には、UPDATERが社会課題を起点とした事業を通じて培ってきた知見やネットワークがあります。「顔の見える」電力や地域新電力をはじめとする地域のエネルギー事業の支援を通じて、単発の支援にとどまらず、地域の脱炭素やまちづくりそのものに伴走してきたほか、行動変容を促すプログラム「I'm UPDATER」や猛暑リスク対策が可能なMADOクラウドサービスといったSX製品・サービスを自社および提携企業とともに展開してきました。あわせて、ジャスティス社製の資源循環型のアルミボトル缶など、パートナー企業の製品も活用しながら、イベントのサステナブルな運営を支援してきました。佐井村においても、地域新電力「さいエナジー」の運営支援や出資を通じて、早くから佐井村の挑戦に深く関わっています。

このようにUPDATERは、エネルギーを起点に地域の脱炭素やまちづくりの内側にまで入り込んできた経験を持つだけでなく、イベントに必要な製品・サービス群を束ね、その取り組みの成果を数値で可視化し、証明することもできます。こうした取り組みは、イベントを一過性の「消費」で終わらせるものではありません。地域住民をはじめ、地域外の人々にもその土地の魅力を知ってもらう機会を創出することで、交流・関係人口の拡大や住民の地域への愛着の醸成を促し、地域の持続的な活性化に貢献します。UPDATERは、製品・サービス群を束ね、地域に伴走し、成果を可視化するという一気通貫の強みを活かし、これまで培ってきた知見を汎用的な地域SXソリューション「LOCAL RE:」として整理し、全国の自治体・イベント主催者へ展開していきます。

佐井村トライアスロン2026で実装した3つのSXの取り組み

津軽海峡を望む佐井村を舞台とした会場では、選手・ボランティア・地域住民が一体となり、レースの熱気とともに、環境や健康に配慮した運営が行われました。

青森県内外から集まった18名のアスリートが、津軽海峡を望む国内でもトップレベルの過酷なコースに挑み、スイム1.5km・バイク40km・ラン10kmのスタンダードディスタンスを完走したのは10名という結果でした。当日早朝は雨脚が強く、開催が危ぶまれる瞬間もありましたが、水が濁るコンディションにも臆さず、選手たちは津軽海峡へと飛び込み、沿道では地域住民やボランティア、応援に駆けつけた家族らが声援を送りました。会場周辺では、2日間で延べ163名のボランティア・おもてなし隊のみなさんが運営を支え、選手や来場者を迎えました。

参加したアスリートからは「タイムだけを気にして終わりがちな他のレースでは味わえない体験ができた。」「過酷なコースだったけれど、最初に心に残ったのは、タイムでも順位でもなく、佐井村で一緒に過ごした「人」のあたたかさでした。ここまで運営側と選手側、村の人たち、ボランティアの皆さんが一体になる大会は、トライアスロンに限らず、なかなかありません。」との声が聞かれ、運営を支えたボランティアの一人は「佐井に来てよかったなと思ってもらえるように、半年以上考えながら準備しました。本当に感無量というか。勇気をもらいました。」と期待の声が寄せられました。







開催概要:2026年7月18日~19日/青森県佐井村/参加者18名(東京や神奈川など7都道府県に住む24歳~59歳までの男女)/完走10名/ボランティア・おもてなし隊 延べ163名(18日 80名・19日 83名)

取り組み1.安全・健康管理 ─ 暑さ対策として「MADOクラウドサービス」で現場を見守る




- 「MADOクラウドサービス」を活用し、脈拍・体調データをもとに、ボランティアの体調管理とウェルビーイングを支援。
- 屋外での長時間の運営における"見守り"を、勘や経験ではなくデータで補完。

当日はボランティア20名が対象となり、2日間を通じて体調不良による離脱者はゼロでした。

取り組み2. 脱プラ・資源循環 ─ ゴール後の一杯を「水平リサイクル」できる缶水に




- ゴール後にアスリートへ提供する水の一部を、ジャスティス社製アルミボトル缶入りのミネラルウォーター「NATURAL MINERAL WATER」に。使い捨てプラを削減し、回収・水平リサイクルまで設計。
- 「飲んで終わり」ではなく「回収して資源に戻す」ところまでを会場オペレーションに組み込む。

会場では「NATURAL MINERAL WATER」を96本提供し、そのうち48本を回収(回収率50%)し、ペットボトルで提供した場合と比べ、約2.4kg分※のプラスチック使用を削減しました。

※ゴール後提供分の缶水96本を、同数の500mL入りペットボトルで提供した場合との比較。ペットボトル1本あたりの容器重量を約25g(キャップ・ラベルを含む)と仮定して算出しています。実際の削減量は使用製品により異なります。

取り組み3. 行動変容の可視化 ─ 「I'm UPDATER」でビーチクリーンを"徳"に



- 実行委員会が企画したビーチクリーン等の環境活動に協力し、参加者の行動を「徳なポイント」として可視化・付与。
- 環境行動を"やって終わり"にせず、参加者の手応え・継続動機につなげる仕組みを実証。

本大会では、実行委員会が環境配慮を軸にさまざまな取り組みを通じて参加者の行動変容を促してきました。UPDATERもこれに協力し、当日のビーチクリーンには選手・住民ら約40名が参加し、ゴミ袋27袋分の漂着ごみを回収しました。参加者には「徳なポイント※」が付与されました。参加した選手からは「ほとんどのゴミが海外のものと知って衝撃だった。海洋ごみについて考えさせられるきっかけになった」「レースへ参加するだけではなく、その土地が抱えている課題を知ることも、佐井トライアスロンの大切な魅力の一つなのだと思った」との声も聞かれました。

※ “徳”なポイントは、“得”ではなく“徳”を積むという思想に基づいています。廃食油回収や清掃活動などの行動がデジタルで記録され、履歴として蓄積されます。この行動履歴は、将来的に単なる特典付与を超え、企業の採用やパートナー選定、金融・投資分野における信用の参考指標となり得る可能性を視野に入れています。




地域SXソリューション「LOCAL RE:」の概要

UPDATERは、自治体やイベント主催者などとの連携協定を起点に、地域の祭り・スポーツ・文化イベントなどを"サステナブルにアップデート"する伴走支援を行います。各地の取り組みで培ってきた知見は、規模や地域を問わずさまざまなイベントに応用できるソリューションとして、以下の4つのメニューに整理しています。

1. カーボンオフセット&再エネ(再生可能エネルギー100%電力)
- 提供価値:「みんな電力」による再生可能エネルギー100%(※1)電力の供給や、カーボンクレジットの調達を通じて、大会・イベントの脱炭素な運営の土台を提供。会場全体のサステナブル化を根本から支えます。
- 想定シーン:あらゆる屋内外のイベント/自治体主催の行事/脱炭素を掲げる大会・フェス

2. セーフ&ウェルネス(安全・健康管理)
- 提供価値:猛暑対策が可能なMADOクラウドサービスで運営スタッフ・ボランティア・参加者の体調をデータで見守り。猛暑による体調不良の予兆を可視化し、安全運営を底上げします。
- 想定シーン:夏祭り/マラソン・トライアスロン等の屋外スポーツ/野外フェス/高齢者の比率が多い地域行事(※2)など

3. サーキュラー飲料・脱プラ(資源循環)
- 提供価値:使い捨てプラを、ジャスティス社製の資源循環型アルミボトル缶などパートナー企業の製品に切り替え、回収・水平リサイクルまで設計。会場のごみを削減し、資源循環型のイベント運営を実現します。
- 想定シーン:給水が発生するスポーツ大会/来場者の多いイベント/自治体主催の環境配慮型行事など

4. アクション可視化(行動変容の可視化)
- 提供価値:「I'm UPDATER」で、来場者や参加者の清掃・ボランティア・地域貢献などのアクションをポイント化・可視化。善い行いを徳として実感できる形にし、参加を後押しするとともに、その成果を数値で記録します。
- 想定シーン:清掃・分別などの環境活動を伴うイベント/住民参加型の祭り/環境・SDGsの教育・啓発を目的とする行事/高齢者・子ども支援などの地域貢献活動など

今後は、上記の4メニューを起点に、さまざまな企業との提携を通じて、提供する製品・サービス群のさらなる拡充を図ってまいります。あわせて、各メニューの成果を数値で可視化する"見える化"レポートまでを一体で提供することで、イベントを一過性の「消費」で終わらせず、地域に資産として残していく設計を伴走します。

※1 再生可能エネルギー由来の電気に、再生可能エネルギー指定の非化石証書の環境価値を組み合わせることで、再生可能エネルギー100%の電気を供給します。
※2 総務省|令和7年(5月~9月)の熱中症による救急搬送状況|https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01shoubo01_02001124.html




今後の展望                      

UPDATERは、電気の生産者の顔を見えるようにする「顔の見える電力」を皮切りに、その考え方を衣食住をはじめとするライフスタイル全般へと広げてきました。その通過点として掲げているのが、2031年までに人々のサステナブルな行動やその背景にあるつながりを累計60億件"見える化"する「60億の"顔の見える"化プロジェクト」です。「LOCAL RE:」は、このプロジェクトを前に進めるための新たな接点として位置づけています。

脱炭素やサステナブルな社会の実現には、行政や大企業の取り組みだけでは足りず、一人ひとりの日常の行動変容が欠かせません。その点で、地域の祭りやスポーツ・文化イベントは、住民や来場者が自発的に、そして楽しみながら集まる貴重な機会です。「LOCAL RE:」を通じて、こうした場での「体調を気づかう」「使い捨てをやめる」「まちを清掃する」といった一つひとつの行動を可視化し、"徳"として実感できる体験に変えていくことで、サステナブルな行動を「我慢」ではなく「参加したくなるもの」へと転換していきます。

この取り組みを全国の自治体・イベント主催者へと広げるほど、可視化されるサステナブルな行動の件数は着実に積み上がっていきます。佐井村のような小さな漁村から始まった一つの成果が、全国各地のお祭りやイベントへと横展開されることで、地域ごとに分散していた行動が「60億」という共通の目標のもとにつながっていきます。UPDATERはこうした積み上げを通じて、プロジェクトの実現に近づいていきます。

そして、その先に描くのは、日本全国のイベントが、地域の魅力を発信するだけでなく、脱炭素やウェルビーイングにも貢献する場へとアップデートされた社会です。全国の自治体・主催者とともに、地域の祭り・スポーツ・文化を"顔の見える"サステナブルな体験へと育てながら、UPDATERは「顔の見える化」で社会をアップデートしていきます。

秘境の地 佐井トライアスロン2026について        

「秘境の地 佐井トライアスロン2026 ~津軽海峡夏景色~」は、本州最北エリアに位置する青森県佐井村の雄大な自然を舞台に、スポーツを通じて地域の魅力を発信し、交流人口・関係人口の創出につなげることを目的として開催された大会です。



- 開催会場:佐井村立 津軽海峡文化館アルサス(青森県下北郡佐井村佐井大佐井112)
- 競技種目:スタンダードディスタンス(総合距離51.5km/個人種目)スイム1.5km・バイク40km・ラン10km
- 主催:秘境の地 佐井トライアスロン2026 実行委員会(佐井村役場、株式会社コメイチ、TRIMING)

「60億の“顔の見える”化プロジェクト」とは

UPDATERは、供給元を証明する電力小売サービス「みんな電力」を起点に、空気質(温度・湿度・TVOC・CO2濃度など)や生物多様性(土壌中の微生物など)、サプライチェーンをはじめとするさまざまな情報を、ブロックチェーンなどのテクノロジーを活用して証明・検証・可視化してきました。これまでに証明したトランザクション(情報)は、累計約6億件に上ります。
AIが急速に発展し、情報の真偽を見極めることが難しくなるなか、「証明インフラ」の重要性は、今後さらに高まっていくと考えられます。
そこでUPDATERは、これまで培ってきたトランザクション証明の技術とノウハウを時代の要請に合わせて拡大し、2031年までに現在の約10倍となる累計60億件のトランザクションを証明する「60億の“顔の見える”化プロジェクト」を始動しました。
今後は、ライフスタイルのあらゆる場面で「本物」を証明し、一人ひとりがより良い選択をできる社会の実現を目指します。
■佐井村について 
佐井村は青森県下北半島の西側に位置し、津軽海峡に沿って南北を底辺とする細長い三角形をなし、人の顔で例えるなら“下北半島の顔”を構成する部分となります。天然の良港に恵まれた佐井湊は、鬱蒼と生い茂った豊富な南部檜(ヒバ)による交易により、室町時代から諸国の商船(北前船)で賑わい、江戸時代後期には、江戸・京都・大阪までヒバの積み出し港として栄え、交易による商業の町、文化の町として発展し繁栄を極め、この時代の交易によりもたらされた文化が今なお、受け継がれています。現在は、眼下に広がる広大な海に沿って続く、細長い海岸線の自然の理を活かした漁業と観光を生業とする本州最北の村です。
■株式会社UPDATERについて 
2021年10月1日にみんな電力株式会社から社名変更。法人・個人向けにトレーサビリティや透明性を軸にしたサービスを提供し、社会課題解決に取り組む。世界で初めて電力トレーサビリティを商用化した脱炭素事業「みんな電力」、労働市場をウェルビーイングで変革する「みんなワークス」、ブランドのエシカル度を評価・公表する「Shift C」、商品の背景やストーリーをもとに購買できるEC「TADORi」、人・社会・環境に配慮した商品を扱う「みんな商店」、土壌再生に向けた社会全体の行動変容を促す「みんな大地」などを展開。第4回ジャパンSDGsアワード内閣総理大臣賞、日本で3社のみのCDP認定再エネプロバイダー、エナジープロバイダーとしてB Corp認証を受けるなど受賞・認証多数。

株式会社UPDATER会社概要
所在地: 東京都世田谷区三軒茶屋2-11-22 サンタワーズセンタービル8F
代表取締役: 大石 英司
設立: 2011年5月25日
資本金: 1億円(資本準備金 1億9,773万9,500円)※2025年12月19日現在
事業内容: 脱炭素事業「みんな電力」ほかウェルビーイング、生物多様性等のSXサービスを展開
コーポレートサイト: https://www.updater.co.jp/
■本件のお問い合わせ先 
<報道関係>
株式会社UPDATER 戦略広報チーム 邉見・上田
TEL:03-6805-2228(受付時間 平日 11:00~15:00)
E-mail:pr@minden.co.jp
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