monoDuki合同会社(本社:鹿児島県鹿児島市、代表:村上将太郎)は、DXハイスクール採択校である学校法人田中学園 水戸葵陵高等学校のDigital Xコースにおいて、水戸市役所の協力を得ながら、1・2年生合同のデジタル人材育成プロジェクトの伴走支援を実施しました。
1)支援概要
- 支援先:学校法人田中学園 水戸葵陵高等学校
- URL:https://www.kiryo.ac.jp/
- 所在地:茨城県水戸市千波町2369−3
- 実施期間:2026年4月~2027年3月
- 対象:Digital Xコースの1・2年生(計48名)
- 主な支援内容:伴走支援計画策定/授業企画/授業実施/外部連携/成果発信
- 学校の強み・特色:「文武不岐」の教育方針のもと多様なコース展開と「セブ島」をはじめとする海外修学旅行を通じ、生徒の主体性を育む教育環境
- 今回の取り組みの目的:DXハイスクール推進、修学旅行連動 XR・探究学習プロジェクトを通じた実践的なデジタル人材教育強化

2) DXハイスクールでよくある現場課題と本事例の位置づけ
DXハイスクールなどでデジタル人材育成のための環境整備が進む一方で、実際の授業・探究活動への落とし込みや、教育機関を主体とした継続的な自走を前提とした運用設計には学校ごとの差が生じやすい状況があります。
本取り組みは、学校法人田中学園 水戸葵陵高等学校の教育方針・授業状況・体制に合わせて、計画策定から成果発信までを一体で設計した実践事例として、今後のデジタル人材育成推進における一つのモデルケースとなることを目指しています。
また、当事例は、学校教育にとどまらず、民間企業の「AI/DX人材育成・新人研修」にも転換できる実践的なノウハウを含んでいます。
3)伴走支援の背景・経緯
水戸葵陵高等学校では、
・DXハイスクール採択を機に、2年次の修学旅行先であるセブ島の文化・景観・体験をXR技術(VR/MR)でデジタル空間に保存・再構築し、対外的なアピールに活用したい
・AIやXRなど先端分野への体系的な学習機会を整備し、生徒たちの問題解決の引き出しや選択肢を増やしてあげたい
・機材導入後の活用設計や教員の負担増を招かない持続可能な運用体制に不安を感じている
といった課題・構想をお持ちでした。
そこでmonoDuki合同会社は、来年度以降も持続可能な取り組みにすることを前提に伴走型支援を提案し、昨年度から本取り組みがスタートしました。

昨年度の伴走支援実績記事:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000137795.html
4)monoDuki合同会社による水戸葵陵高等学校への支援内容
水戸葵陵高等学校のDigital Xコース(1・2年生 計48名)を対象に、対面とオンラインを組み合わせた講義を実施しています。1学期は、機材の操作習得にとどまらず、プロジェクトマネジメントの基礎講座、3D空間の企画立案、水戸市への企画書提出、現地でのデータ採集、個人およびチームでの振り返りなど、実践的なプロセスを取り入れました。
本プロジェクトの推進にあたり、monoDuki合同会社では全体計画の策定および毎回の講義における到達目標(ゴール)の明確化を徹底しています。
生徒の習得状況や進捗をリアルタイムに把握し、柔軟にカリキュラムを最適化するだけでなく、ワークシートを効果的に用いることで、生徒が自らの考えを言語化し、能動的に一歩目を踏み出せるよう学習環境を設計しています。
また、外部専門家(monoDuki)のみに依存する形ではなく、学校側の担当教員との盤石な連携体制を重視しました。役割分担をした上で、Googleチャットによる迅速な連絡手段を確保し、教員の心理的・実務的負担を軽減しながら共に生徒の成長を支える伴走体制を事前に構築しています。

4月:1・2年生初の合同授業の実施



5月: 企画立案、チーム理念・行動指針の策定、市役所への企画書提出

1・2年生合同のチームで理念と行動指針を策定

デジタルアーカイブする場所やもの、意図をまとめた企画書を作成し水戸市役所の観光課に提出

6月: フィールドワークの計画立案、生徒自らアポどり、水戸市街地でのフィールドワーク

生徒自ら3Dスキャンする施設にテレアポする様子

フィールドワークで巡る場所や工程を話し合う様子


生徒がフィールドワークにてスマートフォンのアプリを使用して3Dスキャンする様子

好文テラスにて生徒が3Dスキャンをしている様子

7月頭: チーム内での他者評価と合わせてワークシートを用いて自己評価も行い、メタ認知を促す形で前期のプロジェクトの振り返りを実施

班内で匿名でお互いの良かった点を褒め合うワーク「ミスターXからの手紙」を実施

「ミスターXからの手紙」を読んで前期のプロジェクトにおける自身の行動をワークシートに沿って振り返った

7月末: 学校説明会(オープンキャンパス)での来校者向けプレゼンテーション

生徒が自身でデジタルアーカイブし作成した3D空間をオープンキャンパスの来校者に説明する様子

生徒がオープンキャンパスの来校者にVRゴーグルの装着・操作方法をサポートしている様子

実際に生徒が制作して学校説明会にてプレゼンテーションした3D空間
https://gallery.styly.cc/scene/9b365a29-d11b-4588-aaa6-f7133be68c17

本プロジェクトは、社会で活躍できるデジタル人材の育成を目指すため、以下の独自の取り組みを設計し実施しています。

「安全な失敗」を通じた体験学習
あえてインターネットの情報のみで計画を立ててフィールドワークに臨ませ、「対象物が大きすぎてスキャンできない」などの想定外の事態に直面するよう設計しました。この計画通りにいかない経験を「現場でしか得られない一次情報」と捉えさせることで、状況に合わせて柔軟に計画を修正する姿勢をその場での声掛けや後日のフィードバックで促しました。

チームビルディングとメタ認知の育成
プロジェクト初期に1・2年生の混合チームで理念や行動指針を生徒自身に設定させました。プロジェクトの終盤に指針に基づく班ごとの自己評価を教員へ発表し、言語化力を育むだけでなく、匿名での他者評価と個人ワークによる自己評価を実施することで、社会でのプロジェクト進行に近い協働体験と、多角的な視点で成長を振り返る機会を設けました。

地域との連携と、教員への伴走
monoDuki主導で水戸市役所と連携し、生徒が自ら店舗へ撮影許可の電話をかけるなど、地域社会とのリアルな接点を創出しました。また、毎回の授業後には担当教員と綿密な振り返りを行い、次回の改善点を即座に共有しています。教員の業務負担をしっかりと抑えつつ、質の高い授業を継続できる持続可能な伴走体制を確立しました。
■ 担当教員から見た生徒の成長やプログラムの効果
先生方からのコメントをいただきたいです。
5)伴走型支援の流れ
monoDuki合同会社が提供する支援は大きく5段階で構成されています。




1. ヒアリング・目的整理
・学校の教育方針と探究テーマの整理
・生徒層と進路傾向の分析
・「アウトカム(得たい成果)」の明確化
2. プログラム設計・機材選定
・授業・探究・課外活動へ接続可能な設計
・目的から逆算した機材選定
※機材ありきではなく、「どのような学びを実現したいか」から設計を行います。
3. 研修・プログラム実施
・教職員向け研修
・生徒向け実践型講義
・制作・検証・改善を繰り返す探究型プログラム
専門性の高いXR・AI分野は外部専門家とAIが技術面をサポートします。
教職員は生徒の学びを支える役割に集中できる体制を整えています。
4. 成果発表・事例発信
・校内発表会
・オープンスクールでの成果展示
・対外広報素材の制作
学びの成果を社会へ発信することで、教育価値の可視化とブランド強化につなげます。
5. 振り返り・今後の活用提案
6)今後の展望
2学期も1学期での経験で得た学びを通して生徒たち自らが自律的に活動できるようにmonoDuki合同会社では対面とオンラインをハイブリッドした伴走支援を行ってまいります。
教育関係者・企業のDX/人事担当者様へ
monoDuki合同会社では、本事例のような「DXハイスクール向けの持続可能な探究学習モデル」の構築支援をはじめ、「民間企業向けの若手DX人材・次世代リーダー育成プログラム」の提供・ご相談を承っております。
デジタル人材育成にご関心のある学校・企業様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
このような学校・先生に適した支援です
- DXハイスクールやネクストハイスクールでの取り組み内容やそのために必要な機材導入を進めたいが、カリキュラム策定や機材選定に迷っている
- 導入予定/導入済み機材を授業・探究活動にどう活かすか悩んでいる
- 外部講師を活用したいが、単発体験で終わらせたくない
- 教員の準備負担を抑えながら、実践的な学びを実施したい
- 校内説明・稟議に向けて、実施イメージや進め方を整理したい

よくあるご相談(DXハイスクール活用・授業実施)
Q. 機材が決まっていない段階でも相談できますか?
A. 可能です。学校の教育方針や「どのような学びを実現したいか」という目的に合わせて、最適な機材選定から整理します。
Q. 講義だけ、機材選定だけの相談も可能ですか?
A. 可能です。学校の状況や予算に応じて、必要な範囲から支援いたします。
Q. 情報系学科以外でも実施できますか?
A. 可能です。今回のような農業科や、普通科の探究学習など、各校の特色に合わせて設計します。
DXハイスクール活用・授業実装に関するご相談について
monoDuki合同会社では、DXハイスクールやネクストハイスクール等に関する機材選定、授業企画、外部講師としての講義実施、校内説明に向けた整理など、学校ごとの状況に応じた支援を行っています。まずは現状・目的・実施時期の整理からお気軽にご相談ください。
https://forms.gle/fUYpDoWYWSNXrYrU9
取材・メディア掲載に関するお問い合わせ
本取り組みや、学校現場におけるDXハイスクールやネクストハイスクールでの活用・授業実装支援に関する取材、教育DXに関するコメント取材のご相談に対応しています。導入校への取材調整については、学校と協議のうえ可能な範囲で対応いたします。
monoDuki合同会社について



monoDuki合同会社は、これからの重大な社会課題である「生産年齢人口の減少」と「生産性の停滞」に対し、現場の価値を未来へ残していくためには、現場でデジタル活用を推進できるデジタル人材の育成・輩出が不可欠であると考え活動しています。
近年、急速なデジタル化が進む一方で、国内ではDXを推進できるデジタル人材が圧倒的に不足しています。総務省の「令和5年版情報通信白書」によると、日本企業の41.7%が「DX推進の最大の課題は人材不足」と回答しており、特にデジタル技術を活用できる層の育成が急務となっています。
一方で、DXが進む教育現場においても、単にデジタルツールや機材を導入するだけでは不十分であり、「デジタルを活用できる人材の育成」が必要不可欠です。
当社では、デジタル人材育成を、根本的なDX活用の起点と考えています。採択校への教育支援を通じて「教育→企業→産業DX」の持続可能な流れを構築し、鹿児島から日本全体のデジタル変革を加速させることを大きな目標に掲げています。



今後もその橋渡し役として、「デジタル人材の育成と社会実装」を同時に力強く進めてまいります。

会社名:monoDuki合同会社
代表者:CEO 村上将太郎
本社所在地:鹿児島県鹿児島市易居町1−2 鹿児島市役所みなと大通り別館 6階
公式HP:https://www.monoduki.com/
教育機関向け特設サイト:https://www.monoduki.com/meta/edu
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