― 飛騨・金沢・直島・犬島を巡り、現場・対話・実践を往還する5ヶ月間 ―
一般社団法人Co-Innovation Ecosystem(共同代表理事:宮田裕章、井上博成、以下「CoIE」)は、2026年10月から2027年2月にかけて、社会人を対象としたリカレント教育プログラム「CoIE Art Leadership Program 2026」を開講します。

本プログラムでは、飛騨・金沢・直島・犬島を訪れ、作品や建築だけでなく、それらが地域の歴史、暮らし、産業、自然、文化とどのように関わってきたのかを現場で捉えます。
地域の実践者や講師、参加者同士との対話、対話型鑑賞、オンラインでの振り返りを重ね、自らの仕事や地域に持ち帰る問いを深めます。
本プログラムでいう「Art Leadership」とは、アートの専門知識や一つの正解によって人を導くことではありません。
見過ごされてきた価値や異なる視点を捉え、問いを他者と共有できる形にひらき、対話を次の実践へつなげる力です。
なぜ今、アートから社会と地域を考えるのか
人口減少、地域産業の継承、環境問題、コミュニティの希薄化。
地域が向き合う課題は、複数の要因と異なる価値観が絡み合い、既存の成功例をそのまま移すだけでは解けなくなっています。
何を行うかを急いで決める前に、その土地で何が大切にされ、誰の声が見落とされ、どのような関係を次の世代へ残すのかを問い直す必要があります。
アートや建築は、それだけで地域の課題を解決するものではありません。しかし、効率や経済合理性だけでは捉えきれない記憶、文化、人々の関係を可視化し、見慣れた現実を別の角度から捉えるきっかけをつくります。また、異なる立場の人々が、一つの答えに急いで収束することなく、同じ問いを考えるための場にもなります。
本プログラムでは、アートを地域活性化の成功事例として学ぶのではなく、作品や建築が地域にどのような関係や変化を生み、同時にどのような新しい問いをもたらしてきたのかを考えます。
CoIEは、アートを「答えを得るための知識」ではなく、現場を注意深く見て、前提を問い、異なる解釈に耳を傾け、次の実践を構想するための方法としてひらいていきます。
現場・対話・実践を往還し、「問いをひらく力」を育てる
本プログラムでは、CoIUが教育の軸とする「理論・対話・実践」の往還を取り入れます。飛騨・金沢の現場で自らの問いの起点を見つけ、オンラインで対話型鑑賞の考え方と方法を学び、直島・犬島で作品と地域を前に実践する。その経験をオンラインで言葉にし直し、東京で自らの仕事や地域につながる実践として発表します。
ここでいう「問いをひらく」とは、問いを曖昧なままにすることではありません。問いの中に隠れていた前提を確かめ、異なる立場や時間軸を迎え入れ、他者とともに考えられる形へ編み直すことです。
見る、問う、対話する、捉え直す。
この循環を約5カ月にわたって重ねることで、一時的な感想で終わらせず、自らの仕事や地域に持ち帰ることのできる思考と対話の「型」を身につけます。
本プログラムの3つの特徴

1. 地域を、作品と社会の関係を読み解く「学びの場」にする飛騨・金沢・直島・犬島を訪れ、作品や建築だけでなく、その土地の歴史、暮らし、産業、自然、文化を併せて見ます。地域の方々、ディレクター、アーティスト、事業者など、現場をつくり、育ててきた人々との対話を通じて、地域にある価値がどのように捉え直され、どのような関係や活動が生まれてきたのかを考えます。
完成した成功例をなぞるのではなく、アートと地域を結ぶ実践が生まれ、続いてきた過程と条件を学びます。
2. 対話型鑑賞を学び、実際の作品の前で実践する公益財団法人福武財団との連携のもと、作品を注意深く観察し、見えたものを根拠に自らの解釈を言葉にし、他者の見方を聴く対話型鑑賞をカリキュラムの中核に据えます。
オンラインで直島の作品を題材に方法を学んだ後、現地で実際の作品を前に実践します。
一つの正解を当てるのではなく、異なる解釈を受け止めながら自分の見方を更新し、違いから対話をひらく力を養います。


3. 各地で得た問いを、自らの仕事や地域での実践につなげる各回で得た気づきを持ち帰り、自らの仕事や地域に引き寄せて言葉にすることで、問いを段階的に深めます。
最終回では、参加者が5カ月間を通じて変化した問いと、その先に構想する実践を発表し、講師や参加者から講評を受けます。
最終発表を学びの終点ではなく次の実践の起点と位置づけ、修了後もCoIEのコミュニティやネットワークを通じて、学びと実践の循環を継続します。
プログラムスケジュール

プログラム登壇者
Program Lecturer

Co-Innovation Ecosystem代表
CoIU特別顧問
宮田 裕章氏
複雑な社会課題に、一つの正解だけで向き合うことはできません。大切なのは、異なる立場や価値観を急いでまとめるのではなく、それぞれの声を受け止め、まだ見えていない問いをひらくことです。
本プログラムでは、アートと地域の現場を通して、自らの前提を見つめ直します。そこで生まれた問いを、それぞれの仕事や地域に持ち帰り、具体的な実践へ翻訳していく。学びを次の一歩に変える場にしたいと考えています。
キュレーター、CoIU特任教授
長谷川 祐子氏
現代アートには、見慣れた世界に別の角度から光を当て、当然と思ってきた価値や関係を問い直す批評的な力があります。その力は、作品の中だけで完結するものではありません。
作品を丁寧に見て、自分の解釈を言葉にし、異なる見方をもつ他者と対話することで、土地の歴史や暮らし、見過ごされてきた声が立ち現れます。各地の固有の文脈に身を置き、答えを受け取るのではなく、自らの問いを育てる時間にしていただきたいと思います。

Guest Lecturer
藤本 壮介氏 建築家(soranotani設計)/CoIU客員教授(写真左)
福武 英明氏 公益財団法人福武財団 理事長/CoIU客員教授(写真右)


募集概要

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■Co-Innovation Ecosystem(略称 CoIE)について
CoIEは、Co-Innovation University(CoIU)を中心に、教育・地域・企業・起業支援を横断的につなぐ共創の基盤として2026年3月に設立された一般社団法人です。大学教育(CoIU)、リカレント教育・社会人プログラム、地域共創プロジェクト(Co-Innovation Valleyなど)、企業との共創・新規事業開発、起業支援(Co-Innovation Fund)といった領域を一体的に推進し、人材育成から社会実装までを一貫して担う仕組みを構築しています。飛騨を起点に、教育・地域・産業を横断した共創の取り組みを全国へと広げています。
◯団体名:一般社団法人Co-Innovation Ecosystem(略称:CoIE)
◯設立日:2026年3月22日
◯共同代表理事:宮田裕章/井上博成
理事:高木朗義
監事:南田修司
■Co-Innovation University(略称 CoIU)について(https://coiu.ac.jp/)
学校法人CoIUが運営するCo-Innovation University(CoIU)は、岐阜県飛騨市に開学した4年制大学です。
「問いを立てる力」と「共創力」を育むことを教育の軸に据え、地域での実践と多様な理論・対話を往復する学びを通じて、学生・教職員・社会人がともに地域課題の解決に挑んでいます。飛騨高山地域を主なフィールドとしながら、全国にサテライトキャンパスを展開。地域と密接に連携した教育研究プログラムを通じて、次世代を担う人材の育成と地域社会の発展を目指します。
◯大学名:Co-Innovation University コー・イノベーション大学(CoIU)
運営:学校法人CoIU
◯開 設 :2026年4月
◯特別顧問:宮田裕章
理事長:井上博成
学長:高木朗義
◯学部学科 :共創学部地域共創学科
◯所在地:岐阜県飛騨市古川町金森町11-15
・Instagram:@coiu_2026:https://www.instagram.com/coiu_2026/
・Facebook:https://www.facebook.com/coiu2026
・Note:https://note.com/coiu_2026
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