東日本大震災未経験の子どもたちへ、防災を自分ゴトで考える防災教室


記念撮影の様子

 
 
 アイリスオーヤマ株式会社(本社:宮城県仙台市、代表取締役社長:大山 晃弘)は、東日本大震災の被災地に残る地域課題の解決と東北経済の活性化を目的に推進する防災啓発活動「3.11プロジェクト」の一環として、「アイリスオーヤマ こども防災アイデアワークショップin仙台」を初めて開催しました。


 本イベントは、宮城県仙台市が推進する産学官金民連携による防災共創コンソーシアム「Xross Innovation BOSAI(XIB)」を通じて、仙台市および公益財団法人仙台こども財団と連携して実施し、東日本大震災を経験していない子どもたちに、防災を自分ゴトとして捉え、災害への備えを主体的に考える機会を提供することを目的に開催しました。

■アイリスオーヤマ こども防災アイデアワークショップin仙台 概要





■第一部 講話
 東日本大震災を経験した三者が登壇し、それぞれの立場から震災の記憶や日頃の備えの重要性について語りました。
 はじめに登壇した仙台市 防災・減災アドバイザーの早坂 政人様は、「もし大きな地震がおきたら?おうちで避難するための準備」をテーマに講演を行いました。震災発生時の混乱や避難所の状況を振り返りながら、「自宅で安全が確保できる場合は、在宅避難も有効な選択肢になる」と説明。また、「大きな災害はいつ起こるかわかりません。家族で話し合い、自分たちに合った避難方法を考えておくことが大切です」と参加した子どもたちへメッセージを送りました。


 続いて登壇したアイリスオーヤマ株式会社 代表取締役社長 大山 晃弘は、「もしもの時、自分と家族を守るために~東北の企業として伝えたい、命を守る3日間の備え~」について講演しました。震災発生当時の企業活動への影響や地域とのつながりについて触れながら、「企業は商品やサービスを届けるだけでなく、地域を支える存在でもあります」と説明しました。さらに、「災害時に地域の力となれるよう、企業も日頃から防災対策や事業継続計画に取り組むことが重要です」と強調。子どもたちに向けては、「防災は大人だけのものではありません。今日をきっかけに防災について考えてみましょう」と呼びかけました。


 ベガルタ仙台 クラブコーディネーター 梁 勇基様は、地元のプロサッカークラブであるベガルタ仙台のキャプテンとして活動していた震災当時の経験について語りました。震災発生時にチームメイトや地域の人々と助け合ったエピソードを紹介し、「一人では乗り越えられないことでも、仲間と協力することで前に進むことができた」と振り返りました。また、「スポーツで大切にしてきた準備やチームワークは、防災にも通じるものがあります」と説明。参加した子どもたちに対し、「自分の命を守る知識を身につけ、周りの人を思いやる気持ちを持ってほしい」とエールを送りました。









■第二部 グループワーク
 講演後には、参加した子どもたちによるグループワークを実施しました。グループワークでは、夏や冬に子どもたちだけで避難する場合、祖父母やペットと共に非難する場合などのテーマごとにグループに分かれ、「防災リュックに入れておきたいアイテム」と「在宅避難に必要な備え」について、子どもたちが自由に意見を出し合いました。


 水や非常食、懐中電灯、モバイルバッテリーといった定番の防災用品に加え、「避難生活を乗り切るために色々な味の缶ジュースがあったら良い」といった子どもならではの発想や、「ペットも家族だから、ペット用の防災グッズも入れておきたい」など、災害時の生活をイメージしながら考えたアイデアも挙がりました。最後には、アイリスオーヤマの商品開発会議を模して各グループが発表を実施。防災リュックの中身や在宅避難に必要な備えについて、それぞれの視点でまとめたアイデアを堂々と発表しました。


 参加した子どもたちは、楽しみながら防災について学び、「何を準備すればよいのか」「災害が起きたときに自分たちはどう行動するのか」を考える貴重な機会となりました。







■仙台市様よりコメント
 東日本大震災を経験していない子どもたちが、自分の生活に引き寄せて防災を考える機会はますます重要になっています。本ワークショップを通じて、在宅避難や備えの意味を主体的に学び、未来の地域防災を担う力を育む場になることを期待しています。


■仙台こども財団様よりコメント
 仙台こども財団は、こどもたちが身近な課題を自分ごととして捉え、安心して意見を伝えられる機会を大切にしています。今回のワークショップが、防災について自由に意見を出し合い、自分や家族、地域を守るためにできることを考えるきっかけとなること、また、こどもたちの発想が、これからの地域の防災に生かされていくことを期待しています。


■ベガルタ仙台 クラブコーディネーター 梁 勇基様よりコメント
 震災を経験していない子どもたちが、さまざまな状況を想定しながらアイデアを出し合い、それぞれの意見に賛同しながら真剣に向き合う姿がとても印象的でした。いつ起こり得るか分からない災害に対して日常から備える習慣、意識がこういった活動を通じて社会に広がり、明るい未来に繋がってほしいと思いました。これからもこのような機会があれば自身の経験や、学びを伝えていきます。


■アイリスオーヤマ株式会社 代表取締役社長 大山 晃弘よりコメント
 東日本大震災から15年が経ちましたが、私たちは、復興はまだ道半ばだと考えています。そして、震災の記憶と教訓を風化させず、次に起こり得る災害への備えにつなげることが、東北に根ざし被災を経験した企業としての責任と捉えています。震災を知らない子どもたちが、“備えが当たり前”の社会で育ち、災害に 強い地域で安心して暮らせるように。私たちは発信と活動の両輪で取り組みを加速してまいります。

■参考情報
【ベガルタ仙台 クラブコーディネーター 梁 勇基(リャン ヨンギ)様 プロフィール】
1982年大阪府生まれ。2004年にベガルタ仙台へ加入し、クラブの中心選手として活躍。東日本大震災発生時にはキャプテンとしてチームを率い、復興支援活動にも積極的に取り組んだ。2022年にベガルタ仙台へ復帰し、2023シーズン限りで現役を引退。現在はベガルタ仙台クラブコーディネーターとして、地域やサポーターとクラブをつなぐ役割を担っている。
・ベガルタ仙台 公式サイト
https://www.vegalta.co.jp/







【アイリスオーヤマ「3.11プロジェクト」 概要】
「震災の記憶を風化させない 20年目へのスタート」をコンセプトに、東日本大震災の被災地に残る地域課題の解決と東北経済の活性化を目的として2022年に発足。これまで、農家の営農支援や精米事業を通じた農業復興などに取り組んできた。震災から15年の節目にプロジェクトを再構築し、「風化させない」「考え続ける」「未来へつなぐ」の3つを柱に掲げ、震災の教訓を伝える情報発信や防災・減災の啓発活動を強化するとともに、地域と連携した復興・防災モデルの発信を、東北から全国へ広げて実施している。
・3.11プロジェクト 特設サイト
https://www.irisohyama.co.jp/company/sdgs/project/project311/





【仙台市 Xross Innovation BOSAI(クロスイノベーション防災) 概要】
地震火災リスクおよび損害の低減等に向けて、国連防災機関が推進する国際的な防災指針「仙台防災枠組2015-2030」が示す優先行動に資する取組をイノベーションにより創出し、持続可能なエコシステムとして地域に定着させることを目指す、産学官金民連携による防災共創コンソーシアム。
・Xross Innovation BOSAI 公式サイト
https://xi-bosai.jp/





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