満男の初恋の相手・泉を演じる後藤久美子
映画『男はつらいよ50 おかえり、寅さん』(仮題)の製作発表会見が31日、東京都内で行われ、出演者の倍賞千恵子、前田吟、吉岡秀隆、後藤久美子、夏木マリ、浅丘ルリ子と山田洋次監督が出席した。
人気シリーズ「男はつらいよ」の新作が22年ぶりに登場。今回は、車寅次郎(渥美清さん)の甥・満男(吉岡)と、満男がかつて思いを寄せた泉(後藤)のその後の物語を描く。
本作で“23年ぶりの女優復帰”を果たすことが明らかとなった後藤。女優として最後に出演したのも、寅さん第48作『寅次郎紅の花』(平成7年)で「みなさま、ご無沙汰しております。今回また山田組に呼んでいただくことができ、とても光栄に思うのとうれしい気持ちでいっぱいです」と感慨深げにあいさつした。
今回、出演を決めたきっかけは、スイス・ジュネーブにある自宅に届いた山田監督からの手紙だったそうで、「『こういう作品を作りたい。そのためにはどうしても君が必要だ』と長いお手紙を頂いた。山田監督の作品に対する大きな愛情と、今作への情熱がひしひしと感じられて、お手紙を読み終わる頃には引き受ける、引き受けないと私が考慮する権利すらないような思いになりまして」と回顧。「山田監督から呼び出されたら『ハイ』と一つ返事で行くんです」と語り、笑顔を見せた。
女優業のブランクは長いが「不思議な感覚を味わっている。ほんのちょっとお暇して、また戻ってきたような感じ」と心境を吐露。当時のスタッフも多く、「とても居心地の良い現場です」と感謝すると、「私にとって寅さんは大きな心で全てを包み込んでくれる大好きな“おじちゃま”。もし今、声を掛けてもらえるとしたら、今まで通り『よお、元気にしてたかい?』と言ってもらいたい」と語った。
映画は来年12月27日公開。
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