出生率全国ワースト2位の地域から“孤立しない子育て”のモデルづくり

一般社団法人MaRU(所在地:宮城県仙台市 代表理事:大橋香朱美)では、共働き世帯を主対象とした独自の両親学級事業の開始から2026年4月で1周年を迎えました。この節目に合わせ、運営するSNSのフォロワーを対象としたアンケート調査を実施し、両親学級に求められているニーズを改めて把握いたしました。本リリースでは、調査結果を踏まえた事業の意義と今後の展開、そして企業・地域の皆さまへのご協力(寄付・連携)のお願いをお伝えします。


■ 背景:仙台・宮城が直面する「母親の孤立」という課題
宮城県の令和6年の合計特殊出生率は1.00と、全国でワースト2位という深刻な水準にあります。
仙台市の年間出生数も2024年(令和6年)で6,139人となり、2015年(平成27年)からの9年間で2,964人減少しました。一方で子育て世帯の共働き率は66.5%まで上昇しているにもかかわらず、育児休業を取得できている男性は約2割にとどまり、8割以上の保護者が子育てに関する悩みや負担を抱えてい
るという実態が、仙台市の調査からも明らかになっています(令和5年仙台市こども若者局調べ)。
核家族化や地域のつながりの希薄化が進むなか、妊娠期から子育て期にかけて孤立を感じる家庭は増加の一途をたどっています。母親への精神的負担の偏り、父親の育児参画不足、女性の離職--これらは家庭内だけで解決できる問題ではなく、行政の支援だけでも支えきれる範囲を超えつつあります。地域・企業・教育機関・民間支援者が「子どもの育ち」を共有し、共に支える仕組みが、今まさに求められています。


赤ちゃん人形を使用して実際に着替えの手順を練習。季節に合わせて、どんな衣類を選ぶと良いかなど助産師からアドバイスも


■ MaRUの取り組み:行政の両親学級を「補完」する、共働き・父親のための学びの場
MaRUは、第三の居場所(サードプレイス)の運営を通じて孤独な子育てを減らし、地域と子育て
世帯をつなぐプラットフォーム事業を続けてきました。その活動のなかで、乳幼児期の母親たちか
ら次のような声が繰り返し寄せられてきました。

・産後は情報を探す余裕がなく、必要な支援にたどり着けなかった
・もっと早く知っていれば、活用できた支援があった
・父親にも子育ての大変さを理解してほしいが、うまく伝えられない

こうした声から、産前の段階で「地域を知る」「夫婦で共に学ぶ」「つながる先をつくる」という、切れ目のない支援の必要性を強く実感し、独自の両親学級をスタートさせました。(2025年4月~)
平日開催が中心の行政主体の両親学級では参加の難しい共働き世帯や父親を主な対象とし、あえて休日に開催。参加者の78%が夫婦揃って参加しており、育児技術にとどまらず、夫婦の家事分担、キャリア形成、産後の父母のメンタルケアまで網羅する内容としている点が、他の両親学級にはないMaRU独自の特徴です。


出張専門助産院♪アンダンテ根本靖子様による「赤ちゃんのスキンケア講座 沐浴・お着替え・オムツ交換体験」の様子。 ご自宅の環境に合わせた沐浴方法のアドバイスも。   


■ 1周年アンケートから見えた「本当に求められているもの」
事業開始から1年が経過したことを機に、MaRU運営SNSのフォロワーを対象にアンケートを実施したところ、育児技術を学ぶ場としてだけでなく、「産後のリアルな生活」や「夫婦で協力して子育てを始めるための事前の準備」を求める声が多数寄せられました。

この結果から、MaRUの両親学級は単なる育児技術の講座ではなく、「産後の生活を夫婦でイメージし、地域とつながりながら安心して子育てを始められる場」としての役割を求められていることが改めて明らかになりました。





■ 今後の展開:企業・地域と連携し、「社会全体で支える」仕組みへ
この結果を踏まえ、MaRUは今後、両親学級の内容を以下のテーマを中心に充実させていきます。

・産後のリアル(心身の変化、生活の変化)
・夫婦のコミュニケーション
・父親の主体的な育児参加
・地域の子育て支援とのつながり

あわせて、多職種の企業等との座談会を開催するなど企業連携を推進し、男性の育休取得促進、女性活躍推進、従業員のウェルビーイング向上といった職場課題の解決にも同時に取り組んでまいります。子育てを家庭内だけの課題にとどめず、行政・民間・企業が一体となって「社会全体で支える環境」をつくることが、MaRUが目指す姿です。


子育てプラットフォームMaRU 遠藤しのぶによる「赤ちゃんとのふれあい・抱っこの仕方」の様子。            心地よい抱っことは。プレパパも皆さんにも抱っこを体験していただきます。


Kaziプロジェクト木村秀則様による「家事を家族事に 対話でつくろう家族のカタチ」講座の様子。               「家事見える化シート」を活用した家事分担を夫婦で考えます。


■ 企業・団体の皆さまへ:連携・寄付のお願い
MaRUでは現在、子育てを応援してくださる企業様との連携機会を募集しています。従業員のご
家族の離職防止やウェルビーイング向上に関心のある企業様、地域貢献の一環として子育て支
援に関わりたい企業様は、ぜひ本リリース末尾の連絡先までお問い合わせください。
また、この1年間の活動を継続・拡大していくため、個人・法人を問わず寄付のご協力も呼びかけ
ています。いただいたご寄付は、休日開催の両親学級の運営費、サードプレイスの維持費、企業
連携のための座談会開催費などに活用させていただきます。



■一般社団法人子育てプラットフォームMaRUとは
「孤独な子育てをなくしたい。」を原点に、子育て家庭と地域・企業をつなぐ仕組みづくりに取り組む仙台市の一般社団法人です。サードプレイスの運営、一時預かり、親子向けイベント、地域交流、企業連携などを展開。子育て支援に留まらず、女性活躍推進や育休取得推進など、子育てと仕事の両立支援にも取り組みながら、地域・企業・多世代が自然につながり、人と地域が循環する社会づくりを目指しています。
https://kosodate-maru.jp/



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info@kosodate-maru.jp(担当 大橋)
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