ロック画面で現在地の予想震度と主要動到達までのカウントダウンを表示




 ゲヒルン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:石森 大貴、以下「ゲヒルン」)は、2026年9月1日(防災の日)に「特務機関NERV《ネルフ》防災」アプリをアップデートし、緊急地震速報のリアルタイム更新通知に対応したバージョン v7.0をリリースしました。リアルタイム更新通知機能は、サポーターズクラブの「アーリーアクセス」特典として先行提供します。
 本アップデートにより、緊急地震速報(予報および警報)が発表されたとき、iOSでは「ライブアクティビティ」、Androidでは「ライブ更新通知」を用いて、ユーザーの現在地における予想震度と、主要動(強い揺れ)の到達予想時刻までの秒数のカウントダウンが、ロック画面や通知センター、ダイナミックアイランドなどにリアルタイムで表示されるようになります。これまでは、緊急地震速報のカウントダウンを表示するには端末のロックを解除してアプリを立ち上げる必要がありましたが、今回のアップデートでロック画面でそのまま情報を確認できるようになりました。

◆リアルタイム更新通知について

 「特務機関NERV防災」アプリでは、これまでもプッシュ通知で緊急地震速報をお伝えしてきましたが、現在地の予想震度や主要動の到達カウントダウンを確認するには、多くの場合、端末のロックを解除してアプリを開く必要があり、アプリが開かれるまでのあいだに主要動が到達してしまうこともありました。
 また、緊急地震速報は、地震波を捉えた観測点が増えるにつれて震源やマグニチュードの推定が更新され、第1報から最終報までのあいだに、予想される震度や揺れの到達時刻が変化していきます。これまでのプッシュ通知は受信した時点の内容がそのまま残るものであったため、続報によって予想震度が更新された場合でも、最新の情報を確認するにはアプリを開く必要がありました。
 今回実装したリアルタイム更新通知では、緊急地震速報の続報を受信するたびに、ゲヒルンが気象庁長官から受けている地震動の予報業務許可に基づいて現在地の予想震度と主要動の到達予想時刻を再計算し、表示を更新します。予想震度は、震源由来震度と波面伝播非減衰震度(PLUM法)に対応しています。主要動到達までの残り秒数は、1秒単位でカウントダウンを行います。緊急地震速報が取り消された場合(キャンセル報)にも対応しており、その旨が表示に反映されます。最終報が発表されてからおよそ2分後に、表示は自動的に終了します。

◆対応環境

 iOSでは、iOS 18以降でライブアクティビティとして表示します。ダイナミックアイランドにも対応しているため、ほかのアプリを使用している最中でも、画面上部で予想震度とカウントダウンを確認することができます。また、ActivityKitによって、ライブアクティビティはペアリングされたApple WatchやMac、接続中のCarPlayにも表示されます。ただし、表示や更新のタイミングは、各デバイスの状態やOSの制約により異なる場合があり、iPhone上の表示と同じように更新されるとは限らない点にご留意ください。
 Androidでは、Android 17以降でライブ更新通知として表示します。Android 17で追加された「MetricStyle」の通知テンプレートを使用しており、これは最大3つの指標を同時に提示できるものです。
 これらのOSバージョンを満たさない端末では、従来どおりのプッシュ通知で緊急地震速報をお知らせします。
 ロック画面の上で内容が変化し続ける表示に対しては、iOS・Androidのいずれにおいても、更新の頻度や表示できる情報量について制約が設けられています。緊急地震速報のように数秒単位で内容が変わり、生命や財産に関わる防災情報を扱うことは、こうしたOS側の仕組みが本来想定している用途と必ずしも一致するものではありません。私たちは、限られた表示領域と更新の機会をどのように使えば必要な情報を伝える目的が果たせるかを考え、それぞれのOSが定める制約のなかで実装できる方法を探して開発を行いました。

◆アーリーアクセスでの提供について

 リアルタイム更新通知は、サポーターズクラブの「アーリーアクセス(早期アクセス)」特典として先行提供します。アーリーアクセスは、新しく開発した機能を会員の方に先行してお使いいただくもので、その後、すべてのユーザーに無料で開放します。一般提供の開始時期については、決まり次第あらためてお知らせします。
 iOS版でご利用いただくには、アプリのメニュー画面の「サポーターズクラブ」から「アーリーアクセス」を選び、「有効にする」をオンにしてください。
 今回、リアルタイム更新通知機能を今回のリリースから一般提供するか、アーリーアクセスとして提供するかは、開発チームのなかで最後まで非常に迷いました。ことしは大きな地震も相次いでおり、多くのユーザーの役に立つ機能であることは明らかでした。一方で、日頃から私たちの活動を支えてくださっている会員の皆様に、感謝をお伝えしたい気持ちもあり、アーリーアクセスでの提供を選びました。サポーターズクラブにご入会されていないユーザーにも、緊急地震速報のプッシュ通知はこれまでと同じように届きます。この機能がないことによって、これまで提供していたものがなくなるものではありません。いち早く新機能をお試しになりたいという方は、特典の趣旨のとおり、ぜひサポーターズクラブへのご入会をご検討いただけましたら幸いです。

◆強震モニタレイヤーのショートカット

 あわせてiOS版では、強震モニタレイヤーをすぐに開くためのショートカットを2種類用意しました。ロック画面に配置するウィジェットと、コントロールセンターやアクションボタンに割り当てられるコントロールです。いずれも1タップで、日本全国のいま現在の揺れをリアルタイム震度として表示する「強震モニタレイヤー」を開くことができます。
 アクションボタンに割り当てた場合は、ボタンを長押しするだけで強震モニタレイヤーを呼び出せます。

◆サポーターズクラブについて

 2020年9月1日に開始した「特務機関NERV防災アプリ サポーターズクラブ」は、アプリを大切に思ってくださるユーザーから月額で会費をいただくファンクラブ形式の制度です。Eプラン(月額250円)とEEプラン(月額480円)があり、いずれのプランでもアーリーアクセス特典をご利用いただけます。このほか、地点登録数の増加、デジタル会員証、雨雲接近通知、クライシスマッピングの投稿権限などの特典があり、EEプランでは会員限定コンテンツをご覧いただけます。
 「特務機関NERV防災」アプリは、重要な防災気象情報そのものを有料会員だけに限定することや、アプリ内広告による収益化を行っていません。お金を払った人だけが大切な防災気象情報にアクセスできるという状態は、あらゆる人にあまねく情報を届けるというアプリの理念に反すると考えているためです。また、災害が起きたときに多くの人が起動するアプリに広告を載せることは、災害が発生するほど収益が上がる仕組みをつくることになり、私たちはこうした広告モデルを全く許容できませんでした。アーリーアクセスで先行して提供した機能を、その後すべてのユーザーに開放しているのも、同じ考えによるものです。
 一方で、気象業務支援センターや河川情報センターをはじめとする各機関との回線費用、データセンターやクラウドの設備費、人件費など、アプリの開発と運営には多額の費用がかかっています。独立採算でこれから5年、10年とアプリを維持し続けていくために、アプリを支えてくださる方々とともに成長していく仕組みとして、サポーターズクラブを設けています。
 詳細は「サポーターズクラブのご案内」(https://nerv.app/supporters.html)をご覧ください。

◆リアルタイム更新通知機能の利用にあたっての注意事項

- 緊急地震速報は、地震の発生直後に得られたわずかな観測データから震源やマグニチュードを推定して発表される予報です。表示される予想震度や主要動到達までの秒数には誤差があり、続報によって変化します。実際の震度が予想より大きくなることも、小さくなることもあります。
- カウントダウンが0になる前に揺れが始まる場合や、0になっても揺れを感じない場合があります。表示されている数値にかかわらず、身の安全の確保を優先してください。
- 誤報と判断された場合など、緊急地震速報が取り消される(キャンセル報が発表される)ことがあります。
- 現在地の予想震度および主要動到達までのカウントダウンの表示には、位置情報サービスの利用許可を「常に」に設定する必要があります。
- 移動中や移動した直後は、端末が取得している位置情報が実際の現在地に追いついていない場合があります。この場合、表示される予想震度や主要動到達までのカウントダウンが、実際にいる場所に対して正確でないことがあります。
- 通知の表示および更新には、モバイルネットワークまたはWi-Fiによる通信が必要です。圏外や機内モード、通信状況が不安定な環境では、表示が遅れる、または更新されない場合があります。
- 表示の開始・更新・終了のタイミングや、表示できる情報量は、OSおよび端末の仕様、省電力設定、通知設定などの影響を受けます。OS側の判断により表示が終了する場合があります。
- 配信の継続性や安定性に最善を尽くしていますが、システムメンテナンス、データセンター設備や配信ネットワーク等の障害、OS提供事業者の通知配信基盤の障害により、一時的に本機能が使用できない場合があります。本機能を使用したこと、あるいは使用できないことで生じるいかなる損害についても責任を負いません。
- 本機能は、緊急地震速報を受け取るための唯一の手段として用いることを想定していません。テレビやラジオ、緊急速報メールなど、複数の手段とあわせてご活用ください。
- APIやアプリの挙動を解析したり、APIに対して本サービス以外からゲヒルン株式会社の意図しない方法によりアクセスを行う行為は、「特務機関NERV防災 利用規約」第7条の1により禁止されています。

◆1秒でも早く伝えるために

 2026年は、東日本大震災から15年、平成28年(2016年)熊本地震から10年にあたる年です。そして7月28日には、熊本県熊本地方でマグニチュード7.1、最大震度7を観測する地震が発生し、気象庁はこれを「令和8年熊本地震」と命名しました。ことしも全国で緊急地震速報(警報)が相次いで発表され、8月末までに20回を超えています。
 緊急地震速報は、強い揺れが到達する前に地震の発生を知らせ、身を守るためのわずかな時間を生み出すことを目指したシステムです。2007年(平成19年)10月に緊急地震速報の一般提供が始まってから、この10月で19年になります。この間、緊急地震速報の技術は多くの研究者や技術者の努力によって、震源決定や震度予測の精度向上、長周期地震動への対応など、さまざまな改善が重ねられてきました。近年では、気象庁の「緊急地震速報 評価・改善検討会 利活用検討作業部会」において、予報から観測までをシームレスにしていく方向性が示され、私たちもその検討に携わってきました。
 関東大震災から100年にあたる2023年(令和5年)9月1日のアップデートでは、その社会実装の一環として、国立研究開発法人防災科学技術研究所の強震モニタデータを活用した強震モニタレイヤーを実装し、緊急地震速報の予報とリアルタイム震度(観測)をアプリの中でシームレスにお伝えできるようにしました。
 私たちは「1秒でも早く情報を伝える」ために、これまで長年にわたって情報配信基盤の強化とアプリの高速化に取り組んできましたが、一方で、これまでのプッシュ通知では、通知を受信してからロックを解除し、アプリを開いて詳しい情報を確認するまでに時間を要することがあり、続報に応じてロック画面上の情報を継続的に更新することもできない課題がありました。
 今回、OSが提供する仕組みを活用してリアルタイム更新通知を実装できたことで、これまでよりもさらに迅速に必要な情報を届けることができるようになりました。ロック画面に表示された情報をご覧いただくことで、1秒でも早く、安全確保の行動に移っていただけるようになればと願っています。

 ゲヒルンは、今後も防災情報配信のさらなる強化に取り組んでまいります。










◆進化を続けるNERVの防災情報


本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

「特務機関NERV防災」アプリ概要


様々な防災情報を一つのアプリで

現在地の震度予想と主要動の到達をカウントダウンするリアルタイムな緊急地震速報、地震・津波・噴火の速報、気象警報・注意報、土砂災害・浸水害・洪水害キキクル、雨雲レーダー、アメダス、天気予報、台風進路、降灰予報、積雪深、さらにはJアラート(国民保護情報)や河川水位情報まで、一つのアプリで様々な防災情報を受信できます。画面に表示された地図をタッチすることで、雨雲の様子や各地の震度を自由な縮尺で見ることができます。

(1)利用者に最適な防災情報の提供
 現在地あるいは事前登録した地域に関する情報を、当社が独自に判定した優先度に基づいて表示します。当社が独自に細分した区域やメッシュ情報を使用し、最適な情報をお届けします。
(2)重要な情報をプッシュ通知
 端末の位置情報、防災情報の種類、緊急度等によって、通知音やバイブレーションを行わない静かな通知や、通常の通知、重大な通知を送り分けています。緊急度の高い情報では「重大な通知」でユーザーに危険が迫っていることを知らせます。緊急地震速報(警報)や津波警報などの重大な通知はマナーモードやおやすみモードに設定中でも強制的に鳴動させるよう設定できます。
※重大な通知(サイレント モードの例外)が不要な場合は、設定画面から無効にできます。
(3)ユニバーサルデザインとアクセシビリティ
 あらゆる人に、あまねく情報を届けるため、デザインにこだわっています。シンプルで視認性が高い「AXIS Font」をアプリ内に搭載しました。さまざまな色覚特性に対応した配色、視覚障害や読字障害の方にもわかりやすい音声読み上げといったアクセシビリティも重視しています。
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