タウンライフ未来総合研究所、リフォーム検討者の予算実態を分析。相談は「新築・築浅の軽工事」と「築古の本格改修」に二極化し、築年数で予算が大きく変わる




タウンライフ未来総合研究所(タウンライフ株式会社)は、2024年4月から2026年4月までに自社運営のリフォーム一括見積りサービス「タウンライフリフォーム」へ寄せられた問い合わせ65,592件を分析し、リフォーム検討者の予算実態と、築年数・住まいのタイプによる違いを発表する。本調査の分析の結果、相談が予算面で二極化している実態が明らかになった。
エグゼクティブ・サマリー
- リフォーム予算は「300万円以下」が75.2%、「200万円以下」でも56.1%を占める。最多は「100万円超~200万円」28.6%、次いで「100万円以下」27.5%、「200万円超~300万円」19.0%
- 築20年以上の住まいでは平均予算が430万円に倍増 ─ 新築・築20年未満はいずれも約200万円(212万円/200万円)で同水準だが、築20年以上で本格改修フェーズに入り一段上がる
- 住まいのタイプ別では戸建て261万円に対しマンション425万円 ─ マンションは水回り等の本格改修が中心で予算が高い
- リフォーム相談は「新築・築浅の外構など軽工事(低予算)」と「築古の本格改修(高予算)」に二極化している
- 〔データの性質〕本結果は当社サービス利用者の傾向であり、各媒体の集客構成の影響を含む。リフォーム市場全体を代表する数値ではない

調査概要

主な調査結果
1. リフォーム予算は「300万円以下」が75.2%
リフォーム検討者の希望予算を排他的な区分でみると、「100万円超~200万円」28.6%が最多、次いで「100万円以下」27.5%、「200万円超~300万円」19.0%。この上位3区分(=300万円以下)で全体の75.2%を占めた。「200万円以下」(100万円以下+100万円超~200万円)でも56.1%にのぼる。「500万円超」は合計で13.2%にとどまり、リフォーム需要の中心は数百万円規模の比較的小~中規模工事にあることが分かる。なお構成比は四捨五入のため、内訳の合計が小計や100%と一致しない場合がある。

図1: リフォーム希望予算の分布(排他区分、N=65,592)。上位3区分(300万円以下)で75.2%。

2.築20年以上で平均予算は430万円に倍増
お住まいの築年数別に平均予算をみると、新築212万円・築20年未満200万円とほぼ同水準であるのに対し、築20年以上では430万円と約2倍に跳ね上がる。300万円以下に収まる割合も、新築84.9%・築20年未満84.5%に対し、築20年以上では52.8%まで下がる。新築・築浅では外構や部分的な工事が中心で予算が小さく(新築は外構工事の構成比が高く、築20年未満とほぼ同じ200万円台にとどまる)、築20年以上になると設備更新や全面改修といった本格リフォームが増え、予算が一段上がる構造が読み取れる。

図2: お住まいの築年数別の平均リフォーム予算。新築・築20年未満は同水準、築20年以上で倍増。

3. マンションは戸建てより高予算
住まいのタイプ別では、戸建て261万円に対しマンション425万円と、マンションの平均予算が高い。300万円以下の割合も戸建て77.8%に対しマンション49.2%。マンションは外構工事がなく、相談の中心が水回り・内装の本格改修となるため、単価が高くなりやすいことが背景にあるとみられる。

考察 ─ 「軽工事」と「本格改修」の二極構造
本調査は、リフォーム相談が予算面で二極化していることを示している。新築・築浅の外構など軽工事を中心とする低予算層が多数を占める一方、築20年以上の住宅では設備や構造に踏み込む本格改修が増え、予算は倍増する。住宅ストックの高経年化が進むなか、今後は後者の「築古・本格改修」需要が量・単価の両面で存在感を増す可能性がある。
業界へのインプリケーション
リフォーム会社・設備メーカーに対して、本調査は以下を示唆する。
- 多数派は300万円以下の小~中規模: この価格帯で選ばれる明朗な見積りとスピードが受注の鍵
- 築20年以上は高単価ゾーン: 設備更新・全面改修の提案力が客単価を左右する
- マンション特化の本格改修提案: 水回り・内装中心で高予算のマンション層に向けた専門提案の余地が大きい

今後の展望
タウンライフ未来総合研究所では、本調査をさらに深掘りし、続報「リフォーム箇所別の予算相場」「築年数×希望箇所のクロス」「都道府県別のリフォーム予算」などを順次発表する予定である。

データソース・参照
元データ: タウンライフリフォーム 問い合わせデータ(自社サービス利用者)
外部参照: 総務省「住宅・土地統計調査」(住宅ストックの築年数構成)
出典: タウンライフ未来総合研究所調べ
参照URL: https://town-life.jp/
タウンライフ未来総合研究所について
タウンライフ未来総合研究所は、住宅に関する情報発信を通じて、変革と前進を繰り返し次世代へたしかなバトンを渡す、人々へ住生活に関連する豊かさを提供することを目的とした研究機関です。

タウンライフ株式会社について 
■会社概要
名 称:タウンライフ株式会社
設立年月:2003年9月
代表者:笹沢竜市
所在地:〒163-1440 東京都新宿区西新宿3丁目20番2号 東京オペラシティタワー40階
アクセス:京王新線「初台駅」東口直結
FAX:03-6381-6357
URL:https://townlife.co.jp/

■事業内容
・メディア事業(住宅系ポータルサイト「タウンライフシリーズ」の運営)
・成功報酬型アドネットワーク事業(ASP「タウンライフアフィリエイト」の運営)
・クリエイティブ事業・広告代理事業             
・民泊事業                 
・HRテック事業    
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