106万の壁撤廃「知ってた」65.9%/時給2000円で「扶養外す」89.0% ~しゅふJOB総研調査~

仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関『しゅふJOB総研』(運営会社:株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)は『最低賃金と年収の壁』をテーマに、仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。(有効回答数:164件)

■調査結果概要
1.収入上限の希望「年収103万円」25.6%、「気にしない」40.2%
2.106万円の壁(月収8万8,000円)が撤廃されると「知っていた」65.9%
3.106万円の壁撤廃を知ってたか:収入上限がある人とそれ以外の人との比較
4.扶養枠を外す時給ライン:「2,000円以上」までの累積89.0%
5.最低賃金が上昇することの影響「時給単価が上がり年収が増える」50.0%
6.最低賃金が上昇することの影響:収入上限の有無別比較
7.フリーコメントより

1.収入上限の希望「年収103万円」25.6%、「気にしない」40.2



2.106万円の壁(月収8万8,000円)が撤廃されると「知っていた」65.9%



3.106万円の壁撤廃を知ってたか:収入上限がある人とそれ以外の人との比較



4.扶養枠を外す時給ライン:「2,000円以上」までの累積89.0%



5.最低賃金が上昇することの影響「時給単価が上がり年収が増える」50.0%



6.最低賃金が上昇することの影響:収入上限の有無別比較



7.フリーコメントより
◇フリーコメントより抜粋(年代:就業形態)

・扶養の範囲内位の少ない労働時間で、扶養を大きく外れて働けたらWLB的に理想だと思う(30代:パート/アルバイト)
・扶養を越えると税金ばかり取られ給料が減り、子供と過ごす時間がなくなり、しんどい(40代:パート/アルバイト)
・扶養内で社会保険も主人から外れないように言われています(50代:派遣社員)
・賃金が上がっても年収の壁があることで勤務時間を減らさなければならないので、収入が上がらず、やりがいを感じられない。勤務時間を減らすことで職場にも迷惑が掛かる(60代:パート/アルバイト)
・最低賃金が上がるにつれ扶養枠内で収めるのが難しくなってくるのがつらい(50代:今は働いていない)
・扶養枠をこえると、家族手当が減らされるが、もともとそんなに夫の給料が高くないので、扶養枠をこえても、家族手当は夫の給料に上乗せして欲しい(50代:パート/アルバイト)
・仕組みが分かりづらい。もっと分かりやすい仕組みであればいいと思う(40代:派遣社員)
・壁があるから計算する。壁を無くし、収入1万円単位で税金を計算するのがいい(50代:今は働いていない)
・最低賃金が上がっている中で、扶養枠の金額も引き上げてもらえたらと考えています。現状だと、せっかく時給が上がってもシフトを減らさざるを得ず、働き控えが起きてしまっているので、もっと柔軟に働ける環境になると嬉しいです(50代:今は働いていない)
・最低賃金があがれば、短い時間でも稼げるので、最低賃金をもっと上げて欲しい(50代:パート/アルバイト)
・扶養枠よりも全体的な賃金上げが必要だと感じる。物価があがっても、自分のスキルや経験が現状維持だと自信の価値が下がっていると感じる(40代:今は働いていない)
・最低賃金をもっと上げてほしい。合わせて扶養控除額も上げてほしい(40代:今は働いていない)
・扶養内だと時給が上がっても意味がない(50代:パート/アルバイト)

■しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎より
 最低賃金は全国平均で1,176円以上になる見込みで、各地域にて審議が進められています。仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層に収入上限に関する現在の希望を聞いたところ「気にしない」が40.2%で最も多く、次いで「年収103万円」が25.6%でした。配偶者の勤め先から支給される家族手当の上限を意識している人がいると思われる一方、扶養枠と言えば103万円というイメージが強いことも影響しているかもしれません。また、2026年10月から106万円の壁が撤廃される予定であることについては65.9%が「知っていた」と回答しました。収入上限の有無別で比較すると、収入上限がある人の方が認知している人の比率はやや高くなりました。ただ7割に届いておらず、もう一段周知が必要のように感じます。

 時給換算でいくら位の仕事であれば扶養枠などの収入上限を外して働くことを選ぶかを尋ねると、累積で1,600円以上までだと58.5%、2,000円以上だと89.0%に及びます。年収の壁を取り払うには、時給を高めることが有効な対処策の一つであることが伺えます。また「最低賃金が上昇することで、あなたにはどのような影響があると思いますか」との質問には、半数が「時給単価が上がり年収が増える」と答えました。ただ、収入上限の有無別で比較すると、収入上限がある人はない人たちより24.4ポイント少なくなります。逆に「扶養枠など収入上限までに抑えるため、勤務時間を減らす」と答えたのは収入上限がある人の方が37.8ポイントも高く、収入上限の有無によって最低賃金の上昇による影響は二極化している傾向が見られます。雇用や景気などへの影響を見つつ慎重に判断する必要がありますが、今後も最低賃金が1,500円に向けて上昇し続ければ、年収の壁の課題は徐々に薄れる一方、各ご家庭で家オペレーションに費やされる「時間制約の壁」の解消が重視されるようになっていくのではないでしょうか。
 

しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎 プロフィール1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、大手人材サービス企業管理職、業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼編集委員などを経て、2010年に株式会社ビースタイル(当時)入社。翌年、調査機関『しゅふJOB総合研究所』を起ち上げ所長就任。これまでに、仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層を中心にのべ50000人以上の声を調査・分析し、300本以上のレポートを配信。2021年に独立し現職の他、ワークスタイル研究家として解説記事の執筆・講演、広報ブランディング活動のアドバイザリーなどに携わる。





解説記事の執筆・講演、広報ブランディング活動のアドバイザリーなどに携わる。
実務経験分野は、人材派遣・紹介・アウトソーシングなど人材サービス事業に20年以上従事し、役員・管理職として営業や新規事業の立ち上げ、広報ブランディング、経営企画、人事など事業現場の最前線から管理部門まで管轄するなど多岐にわたる。人材マネジメントから法規制まで、雇用労働分野の幅広いテーマについて多数のメディア出演などを通して意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父で兼業主夫。

Facebookページ:『ヒトラボ』編集長(2011年~)/Facebookグループ:『人材サービスの公益的発展を考える会』主宰(2016年~)/すばる審査評価機構株式会社 非常勤監査役/日本労務学会員

◇委員等 厚生労働省 委託事業検討会委員
     民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職
     促進検討会」(平成29~30年度)
     労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラ
     ム検討委員会」(平成29~31年度)
     日本人材派遣協会 派遣事業運営支援部会員(平成20~21年、24年)、内閣府 規制改革会       
     議雇用WG勉強会(平成26年)など

◇メディア出演 NHK『あさイチ』解説、テレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』パネラー、
        フジテレビ『みんなのニュース:ふかぼり』解説などのテレビ出演の他、
        ラジオ・新聞・雑誌・ビジネス系ウェブメディアなどでコメント多数

◇執筆・その他 ITメディア連載『働き方の見取り図』/JBpress連載『ワークスタイルの行方』他、
        日本経済新聞、日経MJ、時事通信、BUSINESS INSIDER JAPAN、プレジデントオン
        ライン、J-CASTニュースBizなど執筆・寄稿記事多数。大学や地方自治体、男女共同   
        参画センターなどでの講演、パネルディスカッションのモデレーターも務める

■調査概要
■調査概要
調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:164名(※)
調査実施日:2026年7月16日(木)~2026年7月31日(金)まで
調査対象者:ビースタイル スマートキャリア登録者/求人サイト『しゅふJOB』登録者

※調査対象者のうち、家周りの仕事について「同居家族はいるが主に自分が担当」または「同居家族と自分で概ね平等に担当」のいずれかを選択した人のみを抽出して集計。
※当リリースに関して、研究顧問 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください(ビースタイルホールディングス 広報 pr@b-style.net)


<しゅふJOB総研について>「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」
そんな志から始まった2011年設立の研究所です。ライフスタイルと仕事の望ましいバランスに対する社会の理解を高め、女性のみならず誰もが働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。

※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ







<ビースタイルグループについて>『時代に合わせた価値を創造する』という存在意義 -PURPOSE- のもと、その時代の社会問題や人々の不便を革新的な事業によって解決しようと取り組んでいます。創業以来、しゅふの雇用をのべ20万人以上創出してきた「しゅふJOB」や多様な働き方×ハイキャリアを実現する「スマートキャリア」など人材サービス事業を主軸に、業務自動化支援にも取り組み、目指す未来 -VISION- 『かかわる全ての人がしあわせ』を実現してまいります。





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