クジラの体内から脱出する鍵は、亡き父との絆……映画『クジラに落ちた男』原作の傑作海洋小説

広くて深い海中で生涯を終えた父の遺骨を求めスキューバダイビングをしていた青年は、突如現れた巨大なマッコウクジラに丸呑みにされた。ボンベに残る酸素の残量はわずか一時間ほど。クジラの体内から果敢に脱出を試みる青年の脳裏に浮かぶのは、憎んでいたはずの父が遺した教え。それこそが、この絶体絶命の状況から生還する唯一の鍵だった――。

ピュリッツアー賞受賞作家ダニエル・クラウスの日本初紹介作品となる長編『クジラに落ちた男』が、本日9月10日に東京創元社の〈海外文学セレクション〉より発売されました。同書は全米図書館協会が選ぶアレックス賞(十代の若い読者に読んでもらいたい一般小説に与えられる賞)受賞作で、父子の絆が深い余韻を残す傑作海洋小説です。


『クジラに落ちた男』海外文学セレクション


本書を原作としたオースティン・エイブラムス主演、ブライアン・ダッフィールド監督の映画『クジラに落ちた男』は10月16日(金)より日本全国の映画館で劇場公開されます。映画公開を前に予習をしておきたいという方にもおすすめです。


装画:緖賀岳志/装幀:岩郷重力+W.I


【内容紹介】

巨大クジラに丸呑みされ、酸素残量は1時間。生還する唯一の鍵は、憎んでいた父に叩き込まれた教え──卓越したダイバーだが不器用な生き方しかできなかった父が、海で自ら命を絶った。17歳の息子ジェイはその遺骨を求め、海に潜るが……。ピュリッツァー賞作家が放つ傑作海洋小説。全米図書館協会アレックス賞受賞、2023年ニューヨーク・タイムズ年間ベストブック選出。 解説=渡邊利道

【書誌情報】


『クジラに落ちた男』表紙
書名:クジラに落ちた男(くじらにおちたおとこ)
著者:ダニエル・クラウス
訳者:佐田千織
レーベル:海外文学セレクション
判型:四六判並製
ページ数:374ページ
発売日:2026年9月10日
ISBN:978-4-488-01696-8
Cコード:C0097
装画:緒賀岳志
装幀:岩郷重力+W.I



【著訳者プロフィール】

ダニエル・クラウス(Daniel Kraus)
これまでにギレルモ・デル・トロとの共著『シェイプ・オブ・ウォーター』をはじめ十数冊の小説やグラフィックノベルを発表している。2025年の長編Angel Dawnでピュリッツァー賞フィクション部門を受賞。

佐田千織(さだ・ちおり)
翻訳家。関西大学卒。主な訳書に、ヌーヴェル《巨神計画》シリーズ、カヴァン『あなたは誰?』、『AIロボットSF傑作選 創られた心』(共訳)など多数。

株式会社東京創元社
所在地  :〒162-0814 東京都新宿区新小川町1-5
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