海へ出て、自然に身を置き、人と語る。西伊豆の日常から地域の可能性を探る
株式会社Link & Innovation(本社:東京都、代表取締役:山本晋也)が展開する国際共創イノベーションのための社会実験コミュニティ「DICT」は、西伊豆DAOとともに、2026年8月20日・21日、「NISHIIZU DAO TRANSFORMATION CAMP」を開催しました。
人口約6,000人の西伊豆町を舞台に、初日は自然や食を五感で体感し、西伊豆DAO会議で地域住民や移住者、地域おこし協力隊らと対話。翌日は遊覧船などを通じて、海から西伊豆の自然や地域資源を捉え直しました。地域の日常に息づく価値と、一人ひとりの「やりたい」が交わることで、地域にどのような動きが生まれるのか。西伊豆DAOとDICTが、DAO型地域共創の可能性を探りました。

遊覧船から撮影した西伊豆の海
■海・山・島・食──五感で触れて気づく、西伊豆の日常に息づく地域の価値
今回の「NISHIIZU DAO TRANSFORMATION CAMP」は、まずDICTメンバー自身が、西伊豆の海や山、島、食、SUPをはじめとするアクティビティなど、この土地ならではの自然や文化を五感で体感することからスタートしました。
SUP体験の様子
そこで改めて見えてきたのは、海と山が近接し、自然、食、アクティビティ、暮らしが一続きになっている西伊豆ならではの魅力です。海に出ることも、地元の魚介やジビエを味わうことも、地域では日常の延長線上にあるもの。外からの視点を重ねることで、それらを一つの地域体験として捉え直す可能性が見えてきました。
西伊豆カヤック - カヤック サップ SUP 体験
■「地域を動かすのは誰なのか」──DICTの実践から考える、プロデュースの力
西伊豆DAO会議には、地域住民や移住者、地域おこし協力隊など約20名に加え、DICTから山本晋也ら3名が参加。西伊豆町議会議員で西伊豆DAO会議を展開する土本直矢氏からは、西伊豆DAOの構想や地域への思いとともに、「何のために今日この場に参加しているのか」、「私たち一人ひとりが立ち上がるためではないか」という問いが投げかけられました。
今回の西伊豆DAO会議にて代表の土本氏が挨拶をする様子
山本からは、人の「やりたい」から活動が生まれ、プロジェクトや社会実装へと発展してきたDICTの実践を紹介。その中で語られたのが「プロデュース」という視点です。身近にある価値や、まだ言葉になっていない可能性に気づき、人や知をつなぎながら、まだ存在していない価値を構想し、社会に届く形へと変えていく。そうした力は、一部の特別な人だけのものではなく、誰もが育んでいけるものだとしています。

土本氏の発表資料(一部抜粋)
西伊豆DAOが問いかける「自分自身が立ち上がること」と、DICTが実践してきた「一人ひとりの思いから価値を生み出すこと」。地域にすでにある価値を、誰が見つけ、誰とつながり、どのような未来へと展開していくのか。会場では熱心にメモを取る姿が見られ、講演後も参加者同士の対話が続きました。
■地域にある力をつなぐ──新たな人が集まる、最初の一歩
地域で新しいことを始めるために、地域住民に加え、地域で事業を営む人や移住者、地域おこし協力隊など、それぞれ異なる立場で地域に関わる人たちが参加した対話は熱を帯び、どのような人や力が必要なのかについても意見が交わされました。その中では、地域で新しいことを始めるとき、必要な経験やスキルを持つ人と、どう出会い、つながっていくのかという話題も挙がりました。さまざまな意見が交わされる中で見えてきたのは、まず今いる人が、自らの経験やスキルを起点に動き始めることの大切さです。動きが生まれれば、そこに共感する人や新たな力が集まってくる。そして、そのつながりは、必ずしも同じ町の中だけで完結する必要はありません。

西伊豆スカイラインにて撮影した西伊豆の山々と遠くに見える西伊豆町
すべての人やスキルが揃うのを待つのではなく、まず誰かが動き始める。その一歩が新たな出会いを呼び、地域を越えて人や力をつないでいく。西伊豆DAOに集う人々の対話を通じて、地域共創を次へと進める一つの方向性が見えてきました。
■人口約6,000人の町×DICT──出会いと対話を、次なる実践へ
今回の取り組みを通じて、西伊豆にある自然や文化、人の経験や思いが、対話を通じて新たな可能性へとつながっていく姿が見えてきました。今回生まれた出会いや対話を、次なる実践へどうつなげていくか。西伊豆DAOとDICTは、それぞれの強みを持ち寄りながら、地域から生まれたアイデアを具体的な実践へとつなげ、これからの地域共創の可能性を探っていきます。

山本晋也とDICTロゴと過去の西伊豆DAO会議の様子
■西伊豆DAO会議 登壇者プロフィール
山本 晋也(やまもと・しんや)社会起業家、実業家、投資家、思想家、スタートアップ・メンター、社会物理学者。株式会社Link & Innovation代表取締役。ビジネスの傍ら、大阪大学大学院医学系研究科、大阪大学医学部附属病院、神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科、法政大学経営大学院等、複数の大学で招聘教授・客員教授・兼任講師として、イノベーション・マネジメント、技術経営、政策科学、認知科学、人工知能、デジタルヘルスに関する学術・臨床研究、産学連携、大学発スタートアップ・エコシステムの創出、メディカル・スクールやビジネス・スクール等の学部・大学院生の教育活動に従事。中央政府各省庁の政策検討委員会委員、科学研究事業の特別研究員、研究分担者等も歴任している。専門は、化学(BSc)、分子生物学(MSc)、技術・革新的経営(PhD)。共創イノベーションのためのWeb 3.0/DAOの社会実験コミュニティ「DICT - Design, Innovation, Co-Creation, Technology」の創設者、代表でもある。
土本 直矢(つちもと・なおや)
西伊豆町議会議員、株式会社Enjoy代表取締役、PMA合同会社代表社員、法政大学大学院イノベーション・マネジメント総合研究所特任研究員。エンジニア、起業家として、通信・インターネット事業、地域観光、海洋体験、地域資源を活用した事業などに取り組み、西伊豆ではSUP・カヤックなどの自然体験事業、西伊豆海底熟成ワイン、海洋環境や地域資源に関するプロジェクトを展開している。法政大学大学院では、自然体験とDAO型ガバナンスを組み合わせた地域の意思決定プロセスを研究。現在は「西伊豆DAO」を通じて、立場や領域を越えた人々が地域について対話し、次の実践へとつなげる地域共創の仕組みづくりに取り組んでいる。
■西伊豆DAOについて
住民、事業者、議員、研究者、若者、関係人口などが立場を越えて地域課題を共有し、提案、対話、実証、評価へつなげる地域共創プロジェクトです。オンラインと対面を組み合わせ、地域の意思決定に至るプロセスをひらくことを目指しています。■ 共創イノベーションのための社会実験コミュニティ「DICT」について
DICT(Design, Innovation, Co-Creation, Technology)は、2022年に社会起業家であり社会物理学者の山本晋也によって創設されたコミュニティです。Web 3.0とDAOを基盤に、デザイン、イノベーション、共創、テクノロジーを融合させた社会実験を通じて、新しい価値創造の形を模索しています。DICTは国内外の多様な拠点で活動を展開し、創設以来19社の法人を生み出してきました。起業家や研究者、プロデューサー、アーティスト、クリエイターが集い、国際的な共創を推進する共鳴場として注目を集めています。
■本件に関するお問い合わせ先
メールアドレス:support@fractal-dict.com(DICT運営事務局)企業プレスリリース詳細へ
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