2025年大阪・関西万博のパナソニックグループパビリオン「ノモの国」で展示されていた光・音デバイス(万博レガシー)を米子高専の学生達が再構築し、鳥取県立美術館でアフター万博として展示しました。その他にも米子高専が万博で展示した作品を一挙に公開しました。

■ 2025年大阪・関西万博の万博レガシーおよび米子高専の万博展示作品を一同に公開
 米子工業高等専門学校(鳥取県米子市 校長:明石剛二 以下「米子高専」)は、令和8年8月18日(火)~19日(水)に鳥取県立美術館 県民ギャラリーにて展示”アフター万博×米子高専”を行いました。具体的には2025年大阪・関西万博に関する以下の5つの内容を展示・実施しました。

1.2025年大阪・関西万博のパナソニックグループパビリオン「ノモの国」から万博レガシーとして寄贈を受けていた光オブジェの再構築および展示
2. 2025年大阪・関西万博のシグネチャーパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」において展示した作品「未来を創る量子コンピュータの素材を探せ! ~光で導く未来社会の樹~」のアップデート版の展示
3.読売新聞主催の高専未来チャレンジ@WASSE展示場で出展した、“光りの生け花(五季)”のVR版の体験会
4.万博レガシーの光プログラミングに挑戦できるワークショップの実施
5.パナソニックグループパビリオン「ノモの国」の万博ノベルティ展示やスタンプラリー等の実施

特別企画「アフター万博×米子高専」@鳥取県立美術館のチラシ

■ パナソニックグループパビリオン「ノモの国」の万博レガシーの再構築と展示
 米子高専は2025年大阪・関西万博のパナソニックグループパビリオン「ノモの国」との共創活動を経て、同パビリオンで展示されていた光・音デバイスを万博レガシーとして多数の寄贈を受けました(令和8年1月)。寄贈を受けたレガシーとしては、「ノモの国」のUnlock体験エリア展示物のうち、結晶をかざすと独創的な光を演出する“ノモの森岩オブジェ(岩什器)”、うちわで扇ぐと蝶蝶が羽ばたく演出が再生される“止まり木”と呼ばれる光・音デバイスや、“ノモの森ツリーオブジェ”などです。そして、これらの光・音デバイスを米子高専学生達が再構築し、空間演出やプログラミング教材としての再活用を図る取り組みを行いました。具体的には、まず色相環とジャイロスティックの方位を対応させ、色を自由に変えられる岩什器を作製しました。そして、来場者が自分好みの色をジャイロスティックで選択し、(会場入口で来場者に配布された)手平サイズのクリスタル(底面のNFCタグが組み込まれたもの)に読み込ませます。そして、色情報の書き込まれたクリスタルを持って展示場内を回り、展示場内に多数置かれた止まり木にクリスタルをかざすことで自分色に光オブジェを光らせることができます。そして、付属のうちわで光オブジェを扇ぐと、オブジェ内の球体LEDが”風を受けた炎”のように揺らぐ神秘的な体験を可能にしました。
 また、本展示会では先のクリスタルでタップすると色の変わる岩什器も多数展示し、多くの来場者に万博レガシーが彩る光演出を楽しんでもらいました。


          当日の様子1.

           当日の様子2.


          当日の様子3.

           当日の様子4.


          当日の様子5.

■ シグネチャーパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」で展示した作品のアップデートと展示
 また、米子高専は令和7年9月4-5日に2025年大阪・関西万博のシグネチャーパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」において「未来を創る量子コンピュータの素材を探せ! ~光で導く未来社会の樹~」というテーマでも作品展示を行いました。本作品は、量子コンピュータや量子センサーに使用できる未来材料であるNVセンターピンクダイヤモンドを、米子高専生が開発したジャイロ型ムービングヘッドで赤く光り輝かせるという、体験型のアート作品です。そして、"光×アート×高専"で遊びの中に学びがある空間を創りあげたものになります。
 この度の美術館展示においても、来場者に“本物のNVピンクダイヤモンドが隠れている樹に青色の光を照射して、未来の素材を探すゲーム”を体験してもらい、万博時と同様の展示を披露しました。なお、万博展示時からの追加機能として、来場者自身のスマートフォンでムービングヘッドの操作も可能になっています。これは、スマートフォンのジャイロセンサーを活用したアプリを学生達を開発したことで、万博時よりも作品がさらにパワーアップしたものになりました。
 なお、NVピンクダイヤモンドは国立研究開発法人物質・材料研究機構/株式会社Diancyの高野義彦博士により提供された本物のピンクダイヤモンドを使用しました。

         当日の様子6.

          当日の様子7.

■ 体験型展示“光りの生け花(五季)×VR”について
 更には、米子高専はWASSE展示場で開催された、読売新聞主催の高専未来チャレンジ(令和7年6月18-19日)において、“光りの生け花(五季)”というテーマで、工学とアートを掛け合わせた独創的な展示も行いました。今回の展示では、万博時に展示した大型実機が無くても、本作品が体験できるようにするためVR空間でも作品構築を行い、バーチャル空間での体験会を実施しました。なお、本作品は令和8年4月24-26日にThe International Creativity and Innovation Award (ICIA) 2026 Global Round in Phnom Penhでも発表を行い、Silver Awardを受賞したものになります。


          当日の様子8.

         VR空間での作品映像

■ 万博レガシーを用いたワークショップについて
 米子高専の学生達は、パナソニックグループパビリオン「ノモの国」の万博レガシーをプログラミング教育用の教材として活用するために、簡単にプログラミング可能な仕様に再構築しました。この変更により、小中学生でも楽しく光プログラミングを体験できるようになりました。今回の展示会では、実際に万博レガシーを使って光の制御をプログラミング体験できるワークショップも開催しました。なお、当日のワークショップでは、米子高専によるワークショップ以外にも、ノモの国の光演出を手掛けられたパナソニック株式会社エレクトリックワークス社による”光×アート×プログラミング”の授業も体験することができました。この体験授業では、発売前の光デバイスであるILLUMMEを使った貴重な経験ができました。

          当日の様子9.

   ワークショップで使ったサンプルプログラム


  ワークショップで使ったLEDマトリクスのデザイン例

■ 公式スタンプ、ノベルティ展示、アテンドのユニフォームについて
 展示期間中、パナソニックグループパビリオン「ノモの国」の公式スタンプ3種類が登場しました。そして、スタンプラリーに参加すると貴重なスタンプを押すことができました。更には、スタンプラリーを達成した人には万博会場で配布していたノベルティを記念品としてプレゼントしました。
 また、会場ではスタンプラリーも行い、万博会場(パナソニックグループパビリオン「ノモの国」)で実際に使用されていた記念スタンプ(3種類)を押すことができる企画や、万博ノベルティ展示やアテンドさんのユニフォームを着ての記念撮影など万博の雰囲気を感じられる展示会にしました。


パナソニックグループパビリオン「ノモの国」の公式スタンプを会場で押すことができました               (万博期間中でも出現がレアだったスタンプも含む)


パナソニックグループパビリオン「ノモの国」の万博ノベルティも展示

パナソニックグループパビリオン「ノモの国」のアテンドさんのユニフォームを着ての記念撮影も企画


展示に関わった学生達の集合写真

 展示を行った二日間とも大盛況の企画となりました。参加者からは「この度は参加させていただきありがとうございました。万博ではこちらのパビリオンに入れなかったので嬉しかったです」「凄く子どもにも刺激のある体験ができました!!ありがとうございました」「新しい体験がたくさん出来てとても楽しかったです!」という意見を頂きました。
◆米子工業高等専門学校について
 米子工業高等専門学校は、国内そして鳥取県を代表する国立の高等教育機関として、昭和39年に創設しました。また、第4次産業革命、Society5.0などの社会変容が急激に進む中において、時代の変化と技術の急速な進歩に対応すべく、令和3年4月、これまでの5学科を、1学科・5コース制の「総合工学科(機械システムコース、電気電子コース、情報システムコース、化学・バイオコース、建築デザインコース)」に改組しました。

米子工業高等専門学校

【学校概要】
学校名:独立行政法人国立高等専門学校機構 米子工業高等専門学校
所在地:鳥取県米子市彦名町4448
校長:明石 剛二
設立:1964年
URL:https://www.yonago-k.ac.jp/
事業内容:高等専門学校・高等教育機関
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