体重増加を実感する人が22.5% いびきの要因として「疲労」や「加齢」を自覚する一方で潜むリスクも明らかに

秋は「食欲の秋」とも呼ばれ、夏バテから回復して食事が美味しくなる季節ですが、それに伴う急激な体重増加には注意が必要です。一般社団法人 いびき無呼吸改善協会は、同居家族などから自分のいびきを指摘されたことがある全国の20~60代男女200名を対象に「夏バテ明けの体といびき」に関する実態調査を実施しました。その結果、直近で「いびきの頻度が増えた」「大きくなった」と指摘されている人が全体の3割を超え、さらに夏から秋にかけて体重増加を実感している層が一定数いることが明らかになりました。本調査を通じて、季節の変わり目における生活リズムの変化と、いびき・睡眠リスクの関連性について紐解いていきます。

調査背景

いびきは、睡眠中に気道が狭くなることで発生し、睡眠の質を大きく低下させる要因となります。特に体重の増加は首回りの脂肪を増やし、気道を物理的に圧迫するため、いびきや「睡眠時無呼吸症候群」の直接的な引き金となることが知られています。厳しい猛暑を乗り越え、涼しく過ごしやすくなる秋口は、食欲が戻り体重が増加しやすいタイミングでもあります。「秋になっていびきがうるさくなったと言われた」「最近疲れが取れない」という声が寄せられる中、季節の変わり目における体重変化と、人々のいびきに対する自覚症状や知識のギャップを明らかにするため、本調査を実施しました。

調査サマリー

- 直近でいびきの「頻度が増えた」「大きくなった」と指摘された人は合わせて36.0%
- 夏から今にかけて、体重が「増えた(1~3kgおよび3kg以上)」と回答した人は22.5%
- 秋の生活の変化として「寝る時間が遅くなった」16.0%、「体が重く感じる」14.3%などリズムの乱れが上位
- いびきの知識として「体重増加による気道の狭窄」の認知度が高い一方、自身の要因としては「疲労」や「加齢」を挙げる人が多い

詳細データ

Q1:ここ最近、自分のいびきについて感じる変化はありますか?



- 特に変化はない:47.5%
- 以前より頻度が増えたと言われる:32.0%
- わからない:10.5%
- 以前より小さくなった・減った:6.0%
- 以前より大きくなったと言われる:4.0%

→ 「以前より頻度が増えたと言われる(32.0%)」「以前より大きくなったと言われる(4.0%)」を合わせると、全体の36.0%が直近でいびきの悪化を指摘されています。夏から秋にかけての季節の変わり目に、3割以上の人が自身のいびきの変化を実感していることがわかります。
Q2:いびきが大きくなる要因として、思い当たるものを教えてください



- とくにいびきに変化はない:15.6%
- 疲労:15.6%
- 加齢:15.1%
- ストレス:12.2%
- 体重の増加:11.7%
- その他:29.8%(鼻づまり:11.5%、仰向けで寝ていること:6.8%、飲酒:6.3% など)

→ いびきの要因として「疲労」や「加齢」「ストレス」が上位に挙がりました。「体重の増加」を要因として自覚している人は11.7%に留まり、生活習慣よりも日々の疲れや年齢をいびきの原因と捉えやすい傾向が見受けられます。
Q3:この夏から今にかけて、体重はどう変化しましたか?



- ほとんど変わらない:55.5%
- 1~3kg程度増えた:21.0%
- 1~3kg程度減った:10.5%
- 測っていないのでわからない:8.0%
- 3kg以上減った:3.5%
- 3kg以上増えた:1.5%

→ 「1~3kg程度増えた」「3kg以上増えた」を合わせると、22.5%の人が夏バテ明けのこの時期に体重増加を実感しています。半数以上は維持しているものの、約5人に1人が秋口の体重増加傾向にあることが浮き彫りになりました。
Q4:この秋、生活のなかで当てはまる変化を教えてください



- 寝る時間が遅くなった:16.0%
- 体が重く感じる:14.3%
- 特に変化はない:12.7%
- 睡眠時間が短くなった:12.1%
- 食欲が戻ってきた:11.3%
- その他:33.6%(運動する機会が減った:11.3%、睡眠時間が短くなった:12.1%、外出する時間が減った:6.9% など)

→ 「寝る時間が遅くなった」「睡眠時間が短くなった」といった睡眠リズムの乱れに加え、「体が重く感じる」「食欲が戻ってきた」といった、体重増加や体調面での変化を感じる声が目立ちます。生活習慣の変化が睡眠の質にも影響を与えていると考えられます。
Q5:いびきについて、知っていることを教えてください



- 体重増加で気道が狭まりいびきが出やすくなる:16.3%
- いびきが無呼吸症候群のサインになることがある:14.9%
- いびきは睡眠の質の低下につながる:13.5%
- 鼻づまりがいびきの原因になることがある:12.5%
- やせている人でもいびきをかくことがある:10.6%
- その他:32.2%(飲酒でいびきが悪化する:10.6%、横向きに寝るといびきが軽くなることがある:9.5%、首まわりの太さといびきに関係がある:5.4% など)

「体重増加による気道の狭窄」がいびきを引き起こすという知識は、最も高い認知度(16.3%)を獲得しました。知識としては「体重といびきの関連性」を正しく理解しているものの、Q2の自身の要因としては「疲労」を優先して挙げていることから、「一般論としては知っているが、自分のいびきは体重のせいではない」と捉える心理的なギャップがうかがえます。

調査結果のまとめ

今回の調査から、夏から秋への季節の変わり目に、全体の3割強がいびきの悪化(頻度増加・音の増大)を指摘されている実態が見えてきました。同時期に約2割が体重増加を実感しており、「体が重い」「食欲が戻った」といった秋ならではの身体的変化も生じています。特筆すべきは、体重増加がいびきに直結するという一般知識は広く浸透しているにもかかわらず、いざ自分のいびきの原因となると「疲労」や「加齢」を理由に挙げる人が多い点です。「ただ疲れているだけ」と軽視されがちないびきですが、急激な体重増加による気道の圧迫が引き起こしているケースも少なくありません。

一般社団法人 いびき無呼吸改善協会のコメント




秋は夏場の疲れが癒え、食欲が回復することで体重が増加しやすい季節です。急激な体重の増加は、たとえ数キロであっても首回りに脂肪をつけ、睡眠中の気道を狭くして強いいびきを引き起こす原因になります。今回の調査でも見られたように、自身のいびきを「秋口の疲れのせい」と片付けてしまう方は非常に多いですが、実は放置してはいけない睡眠時無呼吸症候群のサインである可能性も潜んでいます。「最近いびきが大きくなった」と家族に指摘されたり、寝起きに体が重く感じたりする場合は、体重の変化を見直すとともに、寝姿勢の工夫や専門機関への相談など、睡眠環境を一度振り返ってみることをお勧めします。

調査概要

調査主体:一般社団法人 いびき無呼吸改善協会
調査期間:2026年9月20日~9月21日
調査対象:同居家族などから自分のいびきを指摘されたことがある全国の20~60代男女
調査方法:インターネットによるアンケート調査
有効回答数:200名
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