効果を実感する一方で、約3割が「特に決まりも設備もない」環境下で身体的負担を抱える実態が浮き彫りに

下期の始まりに向けて、企業における健康経営や従業員のパフォーマンス向上が改めて注目される時期。日中の「仮眠(パワーナップ)」がもたらすポジティブな効果は広く知られるようになりました。快眠グッズ紹介サイト「快眠ランド」を運営するムーンムーン株式会社は、全国の20~60代の有職者200名を対象に「働く人の仮眠環境に関する実態調査」を実施しました。結果、仮眠をとることで「頭がすっきりする」「集中力が上がる」と半数以上が効果を実感している一方で、実際の仮眠は「机にうつぶせて腕を枕にする」「椅子の背もたれに頭を預ける」といった窮屈な姿勢で行われており、首や肩の痛みと引き換えになっている実態が明らかになりました。制度や設備が追いついていない、現代の職場における仮眠環境のギャップが浮き彫りとなっています。

調査背景

夜間の睡眠不足を補い、日中の生産性を高める手段として「仮眠」の有効性がビジネスシーンでも謳われるようになりました。しかし、夜の睡眠環境への投資や関心が高まる一方で、日中の仮眠環境に目を向けた議論はまだ多くありません。「仮眠を推奨する声」と「実際の職場の設備・制度」の間には、依然として大きな隔たりがあるのが現状です。今回の調査では、日々仮眠をとっているビジネスパーソンの「仮眠の姿勢」や「職場環境」に焦点を当て、現場の実態と身体的負担の関連性を明らかにしました。

調査サマリー

- 最も多い仮眠の姿勢は「机にうつぶせて腕を枕にする」(27.7%)、次いで「椅子の背もたれに頭を預ける」(17.2%)
- 仮眠の時間は「5~15分」(39.5%)、「16~30分」(34.0%)と、30分以内が主流
- 目覚めの気分は「頭がすっきりする」(32.1%)、「午後の集中力が上がる」(18.3%)と効果を実感する声が多数
- 一方で、仮眠環境は「特に決まりも設備もない」(27.8%)が最多。「座る場所しか確保できない」(12.5%)など環境整備の遅れが目立つ

※ 本調査結果を引用する場合は、「快眠ランド」のURL(https://intiinti.com/goodsleep/)を記載してください。

詳細データ

Q1:勤務日に仮眠をとる頻度はどのくらいですか?



- 週に2~3回:29.0%
- それより少ない:25.0%
- ほぼ毎日:17.0%
- 月に数回:16.0%
- 週に1回程度:13.0%

約半数が「週に2~3回」以上の頻度で仮眠をとっており、ビジネスパーソンにとって日中の仮眠が日常的な習慣として定着していることがうかがえます。
Q2:仮眠をとるとき、頭や体をどこに預けていますか?



- 机にうつぶせて腕を枕にする:27.7%
- 椅子の背もたれに頭を預ける:17.2%
- 自宅のベッドや布団で横になる:17.2%
- ソファなどに横になる:14.7%
- 車の座席を倒して寝る:9.1%
- その他:14.1%

→ 自宅やソファといった恵まれた環境がある一方で、全体の約45%が「机」や「椅子」に直接体を預けています。「腕を枕にする」という窮屈な姿勢が、職場における仮眠のリアルな実態です。
Q3:1回の仮眠は、だいたいどれくらいの長さですか?



- 5~15分:39.5%
- 16~30分:34.0%
- 31分~1時間:13.0%
- 日によってばらつきが大きい:6.0%
- 5分未満:6.0%
- 1時間以上:1.5%

約7割強が「30分以内」の短い時間で仮眠をとっています。業務の合間を縫って、短時間で効率よく休息をとろうとするビジネスパーソンの姿が浮き彫りになっています。
Q4:仮眠のあと、目覚めの気分や体調はいかがですか?



- 頭がすっきりする:32.1%
- 午後の集中力が上がる:18.3%
- 起きてもぼんやりして戻れない:10.1%
- 首や肩が痛くなる:9.0%
- かえってだるくなる:7.6%
- その他:22.9%(顔や腕に跡がつく:7.3%、夜の寝つきが悪くなる:6.8%、腕がしびれる:6.5% など)

→ 多くの人が仮眠による「すっきり感」や「集中力向上」の恩恵を感じている一方で、「首や肩が痛くなる」といった身体的負担や、「ぼんやりする」「だるくなる」といったネガティブな影響も一定数存在しており、不適切な姿勢や環境が質の高い休息を妨げている可能性があります。
Q5:勤務先の仮眠環境を教えてください



- 特に決まりも設備もない:27.8%
- 在宅勤務のみ仮眠している:17.5%
- 座る場所しか確保できない:12.5%
- 音や人の出入りが気になる:12.2%
- 明るくて眠りにくい:8.7%
- その他:21.3%(仮眠できるスペースがある:8.0%、上司や同僚も仮眠をとっている:8.0%、仮眠していると気まずい雰囲気がある:3.8% など)

→ 職場における仮眠への理解や設備投資は進んでおらず、「特に決まりも設備もない」がトップ。専用スペースの不足や、周囲の目・環境音が気になるといった「休みにくさ」が、机に突っ伏すだけの質の低い仮眠を助長していると言えます。

調査結果のまとめ

今回の調査では、ビジネスパーソンの多くが日中の仮眠によるパフォーマンス向上を実感している一方で、その休息を支える職場の環境整備が全く追いついていないという実態が明らかになりました。「制度や設備がない」ために、自席で「腕を枕にして」眠らざるを得ず、結果として首や肩への負担といった代償を払っています。企業が従業員の生産性向上や健康経営を真に推し進めるためには、仮眠を個人の自己責任に留めず、安心して質の高い休息をとれる「環境やツールの提供」へと踏み込む時期に来ていると言えるでしょう。

快眠ランド運営者のコメント

運営者:竹田 浩一のコメント



仮眠が午後のパフォーマンスを高めることは医学的にも実証されつつありますが、今回の調査が示す通り、日本のビジネス現場における仮眠環境はまだまだ過酷です。腕を枕にしたり、無理な姿勢で椅子に寄りかかったりする短時間の睡眠は、かえって血流を悪化させ、首や肩の痛みを引き起こす原因にもなります。企業側が仮眠スペースを設けることが理想ですが、スペースの問題ですぐに導入できないケースも多いはずです。まずは、自席でも快適に頭や首を支えられるネックピローや仮眠用クッションの導入など、小さな環境改善から始めることが、従業員の健康と生産性を守る第一歩になります。快眠ランドでは、夜だけでなく日中のパフォーマンス向上を支える睡眠のあり方についても、引き続き情報発信を行ってまいります。

調査概要

調査テーマ:働く人の仮眠環境に関する実態調査
調査期間:2026年9月20日~9月21日
調査対象:週4日以上勤務しており、勤務日に仮眠をとることがある全国の20~60代の有職者182名
調査方法:インターネット調査
実施機関:快眠ランドムーンムーン株式会社

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