海洋の世界観を映すディティールと「ケ・ド・ロルロージュ」の手彫りギヨシェが彩る、洗練されたマリーンの表現
「マリーン」コレクションの起源
「マリーン」コレクションは、ブレゲの歴史において最も象徴的な章のひとつにその起源を見出すことができます。18世紀末、アブラアン-ルイ・ブレゲは、当時求められていた精度、信頼性、視認性を満たす、まさに科学的な計器ともいえるマリーン・クロノメーターを設計しました。この卓越性を追求する姿勢が大きく評価されたのが1815年です。そして
1814年、航海などに関する科学機関である経度局への加入を認められた翌年、ルイ18世によってフランス王立海軍の時計師に任命されました。

船上でのクロノメーターの設置を描いた、A.-L.ブレゲによるスケッチ
その後、彼の製作したクロノメーターは、当時行われた数々の偉大な探検航海において、航海士や探検家たちに携えられました。No.3502は、ルイ・ル・ゴアラン・ド・トロムランの太平洋探検に同行し、No.3588は、1824年から1826年にかけて世界一周航海を行ったアシアント・ド・ブーゲンヴィルとともに航海しました。1840年には、ブレゲの計器がジュール・デュモン・デュルヴィルとともに南極大陸にも到達しています。これらは、偉大な海洋探検の歴史において、ブレゲの計器が果たした役割を示す数多くの事例のほんの一部にすぎません。

マリーン・クロノメーター No.3196 (1822年納品)
こうした歴史を受け継ぐ「マリーン」コレクションは現在、冒険と開拓の精神を現代的なビジョンへと昇華しています。そこでは、性能、堅牢性、そして美しさが、航海の世界から着想を得たデザインコードとして表現されています。
マリーン 5517

マリーン 5517
コレクションの中でも最も洗練された表現を備える「マリーン 5517」は、3針による時刻表示という本質にフォーカスしています。新しいモデルでは、日付表示を6時位置に配置することで、ダイヤルのバランスとシンメトリーをさらに際立たせています。
文字盤には、「ケ・ド・ロルロージュ」モチーフの繊細な手彫りギヨシェが施されています。メゾン創業250周年を記念して発表されたこのモチーフは、アブラアン-ルイ・ブレゲが工房を構え、マリン・クロノメーターをはじめとする時計を製作していた、シテ島の象徴的な住所にその名を由来します。そのデザインは、シテ島とサン=ルイ島の輪郭から着想を得るとともに、波の動きをも想起させます。ふたつの意味を内包するこのモチーフは、マリーン コレクションの中心を飾るにふさわしいものとなっています。この職人技による装飾は、ゴールドの地板に施した後、さまざまな色合いを生み出す加工が施されています。さらにラッカーを重ねることで、文字盤に奥行きと鮮やかさをもたらしています。モデルに応じて複数のカラーが用意され、ホワイトゴールドモデルにはアイスブルー、ローズゴールドモデルにはブラック、チタンモデルには繊細なブルーが採用されています。12時位置には、ゴールド製のアプライドのブレゲロゴが配され、3つのモデルそれぞれにメゾンの存在感を刻みます。最初のマリン・クロノメーターと同様に、マリーン 5517にはブレゲ数字と、メゾンを象徴する「アップル」型のブレゲ針が採用されています。これらが時計をひと目でブレゲらしい意匠へと導く一方、随所に配されたディテールが、その海洋的なキャラクターをさらに際立たせています。
秒針の先端は、海上で使用される国際信号旗の「ブラボー(Bravo)」旗にちなんだ「B」の形状を描き、リューズガードは波の動きを想起させます。

マリーン 5517
ケースバックには、舵から着想を得たゴールド製ローターを配しています。サファイアクリスタルのケースバック越しにその姿を眺めることができ、精緻な複数の仕上げ技法を組み合わせることで、ムーブメントにまで航海の世界観を広げています。
各モデルには、ダイヤルの「ケ・ド・ロルロージュ」のギヨシェ模様を想起させる装飾を施したラバーストラップ、またはメタルブレスレットを用意しています。
マリーン クロノグラフ 5527

マリーン クロノグラフ 5527
よりスポーティな表情を備える「マリーン クロノグラフ 5527」は、フライバック・クロノグラフ機能を搭載し、コレクションのラインアップをさらに充実させています。
計測した秒は大型のセンター針で表示し、3時位置と9時位置に配した2つのカウンターで、それぞれクロノグラフの分とスモールセコンドを表示します。このレイアウトによりダイヤルの視認性を保ちながら、より躍動感のある表情を生み出しています。
ゴールド製のダイヤルには、「マリーン 5517」と同様、繊細な「ケ・ド・ロルロージュ」の手彫りギヨシェが施されています。モデルに応じて、この職人技による装飾はブルーまたはグレーの異なる色調で表現され、タイムピース全体との鮮やかなコントラストを生み出しています。
新しい5527では、日付表示を6時位置に配置することでダイヤルのバランスを高め、12時位置にはアプライドのゴールド製のブレゲロゴを配しています。

マリーン クロノグラフ 5527
海の世界を想起させるディテールも随所に見られます。センター・クロノグラフ針には海上で使用される「ブラボー(Bravo)」旗の「B」を取り入れ、リューズガードは波を、ケースバックから見えるゴールド製ローターは舵をイメージしています。
各モデルには、ダイヤルの「ケ・ド・ロルロージュ」モチーフを取り入れたラバーストラップ、またはケースに調和するメタルブレスレットを用意しています。
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