「滝沢歌舞伎 10th Anniversary」の公開舞台けいこと囲み取材が8日、東京・新橋演舞場で行われ、主演・演出を務める滝沢秀明、出演するKis-My-Ft2の北山宏光、Hey!Say!JUMPの薮宏太らが出席した。
2006年に「滝沢演舞城」としてスタートし、今年10年目という節目を迎える舞台。縦横無尽のフライングや、迫力ある和太鼓演奏、歌舞伎のほか、ローラースケートを履いての殺陣やダンス、北山の書道パフォーマンスなど、10年の歴史を振り返るような新旧織り交ぜた演出だった。
囲み取材に出席したのは滝沢、北山、薮の3人。滝沢は「10年目を迎えられたのは、初演から応援してくれるお客さまのおかげ。感謝の気持ちを込めて、やりたいことを全て詰め込みました」と充実した表情を見せた。
薮と北山は、久しぶりの同舞台への出演となる。「隣にタッキーがいると落ち着きます。器の大きさを感じている」と薮が言えば、北山も「久々に滝沢くんの背中を見ながら踊っていると、どれだけ(滝沢の背中は)でかくなるのか、と。6年ぶりに帰ってきたら、後輩の(ジャニーズ)Jr.たちもすごく育っていて、それもすごいなと思います」と先輩をたたえた。
滝沢は「二人が入ったことでカンパニーにいい風が吹いた。それぞれデビューもして、久々に一緒に舞台に立てることがうれしい。こういう共演はファンの方も楽しみにしていることだと思うし、共演は今回の見せ場のひとつ」と後輩の成長をうれしそうに語った。
また、稽古中に滝沢は33回目の誕生日を迎えたが、その日にはサプライズパーティーが開かれたことを報告。「稽古場で盛大に祝ってもらって、稽古が終了して車に乗ったらいつもと違う道で。そしたら屋形船に舞台のメンバー全員と、なぜか(相方の今井)翼もいて」と言い、「まったく分からなくて、びっくりしました」と感激の表情に。
出演者みんなで考えたというサプライズは大成功だったようで、北山と薮が一緒に量販店にデコレーションの材料を買いに行ったと明かすと、滝沢は「スーパーアイドルが何やってるんだ!」と驚いていた。
また、8月に予定されていたシンガポール公演の詳細もこの日、発表された。北山は引き続き出演し、薮に代わってA.B.C-Zの河合郁人が出演する。滝沢は「ジャニー(喜多川)さんの作品が初めて海外に行くので、気合を入れていきたい。いいチャレンジになると思う」と意気込みを語った。
舞台は4月8日から5月17日に東京の新橋演舞場、8月18日から23日にシンガポールのマリーナベイサンズ・ザ・グランドシアターで上演される。