海部川流域で制作された実戦の刀から、江戸期の華やかな刀装具に至るまで。徳島の鍛冶師や金工師たちが切磋琢磨して生み出した名品の数々を、2027年2月7日(日)まで展示します。学芸員による展示解説も実施!
徳島県立博物館では、2026年9月29日(火)から2027年2月7日(日)まで、常設展示室内の歴史・文化コレクションにて「徳島ゆかりの刀剣と刀装具」を開催します。
刀剣は古くから武器として用いられてきましたが、江戸時代に入り泰平の世が訪れると、武家の威信を示す象徴へとその役割を変えていきました。
それに伴い、外装(拵:こしらえ)へのこだわりも強くなり、趣向を凝らした美しい刀装具が多く作られるようになります。
徳島においても、多くの鍛冶師や金工師が切磋琢磨し、優れた作品を後世に残しました。
本展示では、当館の所蔵品の中から、徳島ゆかりの刀剣や緻密な刀装具、貴重な制作資料などを厳選して公開し、その歴史的背景と職人たちの巧みな技術に迫ります。
■ 展示予定資料
1.刀 銘「泰光(やすみつ)」
天文年間(1532~1555年)頃、徳島県の海部川流域(現在の海部郡海陽町付近)で制作された刀。地域に根ざした鍛冶師の歴史を伝えます。
2.桐文葵唐草文鐔(きりもんあおいからくさもんつば)無銘

江戸時代、徳島で活躍した「阿波正阿弥(あわしょうあみ)」の作と考えられる鐔(つば)。細やかな意匠が見どころです。
3.蛸図縁頭(たこずふちがしら)浜野保随 作

柄の両端を保護する刀装具。海の生き物を緻密かつユーモラスに表現します。
4.万宝来蔵(ばんぼうらいぞう)

刀装具の拓本やデザイン案(下絵)などを貼り付けた貴重な冊子。徳島の金工師・尾崎保周(1819~1889)が所持していました。
■展示解説
展示を担当した学芸員が、見どころをわかりやすく解説します。時間: 各回 13:30~14:00
日程:
1. 2026年10月11日(日)
2. 2026年11月23日(月・祝) ※祝日のため観覧無料
3. 2026年12月20日(日)
4. 2027年1月11日(月・祝) ※祝日のため観覧無料
■ 開催概要
歴史・文化コレクション「徳島ゆかりの刀剣と刀装具」会期: 2026年9月29日(火)~2027年2月7日(日)
開館時間: 9:30~17:00
会場: 徳島県立博物館 2階 常設展示室内「歴史・文化コレクション」
(〒770-8070 徳島県徳島市八万町向寺山 文化の森総合公園内)
観覧料(常設展):
一般 400円/高校・大学生 200円/小・中学生 100円
※祝日は観覧無料(2026年11月3日、11月23日、2027年1月11日)
休館日:
月曜日(※ただし10月12日、11月23日、1月11日は開館)、10月13日(火)、11月24日(火)、
年末年始(12月29日(火)~1月3日(日))、1月12日(火)
■本件に関するお問い合わせ
担当館:徳島県立博物館電話番号:088-668-3636
担当者:主任学芸員 松浦 靖也
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