サンシャイン水族館では「タチウオ」を常設展示しています!


タチウオ

館内1F「天を仰ぐ太刀魚」水槽

サンシャイン水族館(東京・池袋)では、2025年4月1日より「タチウオ」を常設展示しており、立っているように泳ぐタチウオの姿が「1」に似ていることから、その姿が1番多く並ぶ「11月11日」を一般社団法人日本記念日協会に申請し、記念日として制定しました。
 タチウオは美しい姿と繊細な生態で知られ、非常に飼育が難しい生き物とされています。当館では2020年11月よりタチウオの展示に挑戦してきましたが、飼育技術の向上や駿河湾・東京湾で安定した採集ができるようになったことから常設展示をおこなっています。飼育しているタチウオは飼育スタッフ自らが船に乗って釣り、生体にダメージを与えないよう工夫を重ねて採集・搬入し、自然界同様に群れをなして立ち泳ぎする姿の展示を実現しています。 
 この度「タチウオの日」の制定を記念し、タチウオの魅力を多くの方に知っていただくため、10月9日(金)~11月15日(日)の期間、「タチウオの日」のイベントを開催します。他の魚との違いを解説するパネル展示をはじめ、全国のタチウオを使った料理の紹介や普段行っているアシカパフォーマンスタイムを期間限定で「タチウオの日ver.」として実施します。
 11月11日「タチウオの日」を記念したこの期間、タチウオをより深く知ることができるイベント盛りだくさんのサンシャイン水族館にぜひお越しください。

タチウオとは・・・
スズキ目タチウオ科に属する海水魚。銀白色に“きらり”と輝く細長い体に大きな眼、鋭い歯が特徴。全長は最大で約1.5mにもなる肉食魚で、うろこを持たず、刀(太刀)のような姿がその名の由来といわれています。北海道以南の日本各地をはじめ、温帯から熱帯の沿岸域に広く分布。頭を上にして立つように泳ぐ「立ち泳ぎする魚」としても知られ、これが名の由来とする説もあります。近年は海水温の上昇の影響で分布域が北へと広がり、これまで水揚げの少なかった東日本の太平洋側でも漁獲が増加。食用魚としても人気が高く、旬は夏から秋。特に秋は冬に備えて脂をたっぷりと蓄えるため、脂がのって旨味が増す“食べ頃”を迎えます。

※本リリースPDFはこちらよりダウンロードいただけます
https://prtimes.jp/a/?f=d20364-1165-0e0550f65a7c58be610c773a50d0dc9a.pdf

館長コメント


サンシャイン水族館 館長 / 先山 広輝(さきやま ひろき)
近年、タチウオは関東近海での漁獲量が増え、食卓に並ぶ機会も多くなりました。また、釣り人にも人気の高いターゲットとなり、ますます身近な魚になっています。しかし、細長く銀色に輝く美しい体や、まるで天を仰ぐように立ち泳ぎをする独特の姿など、その魅力についてはまだあまり知られていません。タチウオは、水族館で長期間飼育・展示することがとても難しい魚です。採集や輸送、飼育環境の管理、さらには餌付けまで、多くの課題があり、全国的にも展示例は決して多くありません。当館では2020年からタチウオの展示に挑戦してきました。最初の頃はうまくいかず、短期間で展示を終了せざるを得ないこともありましたが、新たな採集先の開拓や他園館との情報交換、輸送方法や飼育環境の改善を重ねてきました。そして2025年、ついに常設展示を実現することができました。展示水槽では、ひらひらとなびくレースのように美しい背ビレを波打たせながら立ち泳ぎをし、全身で光を反射してきらきらと輝く姿をご覧いただけます。海の中で見る機会の少ないタチウオの魅力を、ぜひ間近でじっくり観察してみてください。そして私たち飼育スタッフにとって、11月11日が「タチウオの日」として制定されることは長年の願いでもありました。11月11日にはさまざまな記念日がありますが、この日をきっかけに、もっと多くの方にタチウオの不思議な生態や美しさを知っていただきたいと思っています。これからもイベントや展示を通して、タチウオの魅力を発信していきますので、ぜひご注目ください。



<参考>タチウオについて

サンシャイン水族館では、不定期で飼育スタッフ自らが船に乗り、タチウオなどの展示生物の採集を行っております。展示に向けた採集となるため、いかに生物にダメージを与えないよう釣り上げ、水族館の展示水槽まで運ぶかが重要なポイントになります。
<採集編>
★サンシャイン水族館飼育スタッフによるタチウオ釣りは5~7人で!
サンシャイン水族館でタチウオの採集を行う際は、5~7人のチームで駿河湾や東京湾に向かいます。
タチウオを釣った後、針を外すまでを一連の作業で行うため、釣りを行う担当のほかに、素早く針を外す担当を設けています。普段飼育業務を行っているスタッフ以外に、イベント企画部門などの他部署からも社内の釣り好きを募って採集に臨んでいます。

★タチウオ釣りでのマストアイテムをご紹介

お手製タチウオビニダモ

飛び出し防止の透明なシート

1.お手製 タチウオ用ビニダモ
サンシャイン水族館では生物の取り上げなどで欠かせないアイテムであるビニール製の道具(通称:ビニダモ)を、タチウオの長細い体に合わせて自分たちで作製。
採集の際はこのビニダモを数多く準備して向かいます。
2.飛び出し防止の透明なシート
垂直に泳ぎ、たまに水面からジャンプをすることもあるタチウオ。釣り上げたタチウオは、普通の魚よりも水槽から飛び出すリスクが高いため、透明なシートを使ってしっかりとガード。

★釣り上げた後はスピードが重要!魚を傷つけないため10秒の勝負
タチウオの体表のグアニン*は手で触れると剥がれてしまうため、できるだけ魚に触れないように反し(かえし)を潰した針で釣り上げます。いかに傷つけずすばやく外せるか、スピード感(ものの10秒)が勝負になります。
*グアニン・・・タチウオの体表を覆う銀色の成分で、鱗の代わりに体表を覆っています。 マニキュアに含まれるラメの原料に使われていたことも。
<輸送編>
釣り上げてからはいかに傷のない状態で展示までたどり着けるかが重要になります。
輸送中は、釣り上げた際に負った傷の炎症を防止するために薬剤を投入し薬浴をします。また活魚車の水槽は車の揺れによる水の跳ね返りを防ぐためできるだけ水をいっぱいにし、車道は溝のないレーンや段差の少ない道を選び細心の注意を払って輸送します。
<展示編>


活魚車の水槽からタチウオをすくう様子



活魚車(薬浴中のタチウオ)



バックヤードまでタチウオを運ぶ様子


活魚車の水槽からタチウオをビニダモですくい、エレベーターで水族館のある屋上まで運搬します。水族館営業中は、観覧面を通らずに展示水槽に移動させる必要があり、バックヤードのタチウオを展示する水槽までのルートの途中には、タチウオが入ったビニダモをロープに吊り下げ1尾ずつ下のフロアへ降ろす箇所もあります。
「こんなところを通るの?」と思う程圧倒的に狭いバックヤード内をいかに負担なく安全に運搬するか、スタッフ一人ひとりの腕の見せ所です。

タチウオについて詳細はこちら
▸「天を仰ぐ太刀魚」タチウオの常設展示のお知らせ(2025年5月26日配信)
https://co.sunshinecity.co.jp/archives/007/202505/b79265bcb8ad2be03a9cfca743ec70bfd1d66a64af00a1cf9bd0b0b82d8b3dce.pdf 

※本リリースPDFはこちらよりダウンロードいただけます
https://prtimes.jp/a/?f=d20364-1165-0e0550f65a7c58be610c773a50d0dc9a.pdf

※状況により、内容・スケジュールが変更・中止となる場合がございます。
※画像はイメージです。
※金額はすべて税込です。
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■サンシャイン水族館 概要
所在地:東京都豊島区東池袋3-1 サンシャインシティ ワールドインポートマートビル・屋上
営業時間:10:00~18:00
※最終入場は終了30分前 ※季節・曜日で変動
入場料:大人(高校生以上)2,600円~、こども(小・中学生)1,300円、幼児(4才以上)800円 ※時期や特別営業などにより変動
問合せ先:サンシャイン水族館 03-3989-3466 https://sunshinecity.jp/aquarium/
※土・日・祝日及び特定日は、日時指定チケットの購入または日付指定WEB整理券の取得をおすすめします。詳しくは、水族館 ウェブサイトをご確認ください。
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