作業はAIに任せ、人は『考える』『悩む』『発想する』時間を取り戻す。実際の業務を題材に、お客様の組織が自ら回る「自走」まで伴走します。
生成AIが定型業務を引き受けるいま、資料の下書きも情報の整理も、以前よりはるかに速く進められるようになりました。しかし、速くなった仕事が、そのまま組織の成果になっているとは限りません。速くなったその先で、人は何に時間を使っているでしょうか。
組織の課題解決を支援する株式会社TSUMUGU(本社:東京都品川区、代表取締役:美才治明則、以下当社)は、2026年10月1日より、「AI活用高度化支援サービス」の提供を開始します。お客様の実際の業務を題材に伴走し、作業や処理に追われていた時間を、人が考え、悩み、発想する時間として取り戻します。そして、個人のAI活用を、チーム・組織の新たな価値につなげます。
このサービスのポイント
- 実際の業務を題材に、伴走します。講義やツールの操作説明ではなく、いま目の前にある仕事で、「AIに任せること」と「人が考えること」の分け方を形にします。- 個人・部門・全社のどこからでも始められます。AIの導入をこれから進める組織にも、すでにAIを使いこなしている専門職の方にも対応します。
- 目指すのは「自走」です。お客様の組織が、外部の手を借り続けずに自ら回る状態を、伴走のゴールに置きます。
速くなった先で、新しい手間が生まれる
AIを使い始めると、人は作業や処理に振り回されてきた時間から解放されます。これは生成AIの確かな効用です。しかしながら、AIを使い込んだ人ほど、次のような場面に覚えがあるのではないでしょうか。
- 昨日の続きをしようとAIに向かうと、前提を一から説明し直すことになる。
- 先週の打ち合わせの前に、どんな切り口で考え、どんな言い回しを選んだのか。AIとやり取りしたはずなのに、自分でも思い出せない。
- じっくり考えたいのに、気づけばAIのペースで作業が進んでいる。形にしたいだけなのに、AIからの質問に何度も答えている。
- AIが示した案を見比べても、どれも決め手に欠け、結局は自分で考え直している。
組織全体で見れば、「使う人は増えたが、会社として何が変わったのか分からない」「人によって、使い方も出来栄えもそろわない」といった悩みにつながります。
こうした手間の多くは、AIの性能ではなく、仕事の文脈が人とAIのあいだでつながっていないことから生まれます。文脈とは、前に何を決め、いま何が課題で、何を問うのかという、仕事の「続き」のことです。一回の作業は速くなっても、何日もかけて考えを進める仕事は、いちどの作業では完結しないからです。
AIの活用は、三つの段階で進む
AIの活用は、何のために使うのか、仕事の文脈がどこまでつながるのかによって、三つの段階に分かれます。
[図1:AI活用の三つの段階]

- 第一の段階 ── 個人作業一つのアウトプットを速くつくる段階です。AIは道具として作業や処理を引き受け、人は作業や処理に振り回される時間から解放されます。多くの組織のAI活用は、いまこの段階にあります。
- 第二の段階 ── 個人の文脈自分の活動を前に進める段階です。AIは相棒になります。作業はAIに任せ、人は考え、悩み、発想する時間を取り戻します。当社の新サービスが支えるのは、この段階です。
- 第三の段階 ── チーム・組織の文脈一人の文脈が、皆の文脈になる段階です。AIは協働のインフラとなり、文脈が知恵になって、新たな価値を生みます。
第二の段階へ ── 人とAIの組み方を変える
当社は、AIをどれだけ使うかではなく、人とAIがどう組むかが、第二の段階の鍵だと考えています。当社が提唱するのは、個人の文脈をとらえた、次のような組み方です。
- 考える場面と形にする場面を、人が自分で選んで使い分けられる。考える場面では、AIから事実と見立てを受け取りながら、進め方を自分で決められる。形にする場面では、作業をAIに任せて仕上げられる。
- 比べる意味のある案だけを前に、判断に集中できる。
- テーマごとに状況・課題・問いが残り、次に続けるときも、そこから考えを再開できる。
作業はAIに任せ、人は考え、悩み、発想する。AIは、道具から相棒になります。
「AI活用高度化支援サービス」の内容
進め方の例- 型を決める:実際の業務を1つ選び、「何をAIに渡し、どこは人が決めるか」を決めます。仕組み(テンプレート)は当社が設定・導入します。
- 使いながら育てる:日々の業務でお使いいただき、定期的なワークショップ(月1回など)で、うまくいったこと、ぶつかった壁を持ち寄って直します。
- 自走する:使い方の型が、チームの型として残ります。当社の手を離れて、自社主導で回る状態を目指します。
標準のイメージとして、プロジェクトや部など5名ほどの集団(例:マネージャー1名とメンバー4名)で、半年ほど取り組む形を想定しています。ご事情に合わせて調整します。

代表取締役 美才治明則 コメント
生成AIで、仕事は確かに速くなりました。問われているのは、人がその先で何に時間を使うかです。私は、お客様に『強い組織』を提案する立場だからこそ、まず私自身と当社の社員が、その姿を体現したいと考えてきました。当社が自らの仕事で使い、磨いてきた仕組みである『TSUMUGU-AI』は、その実践から生まれたものです。作業はAIに任せ、人は考え、悩み、発想する。そして、一人の文脈が、皆の文脈になる。この働き方を、まず当社の中で回してきました。
組織を変えるのはAIではなく、人の中にある『熱量と文脈』です。そして、決めるのは人です。この働き方を、お客様の組織でも、実際の仕事の中で一緒に形にしていきます。
今後の展開 ── チーム・組織の文脈へ
第三の段階では、一人の文脈が皆の文脈になり、チーム・組織として新たな価値を生みます。その担い手が、組織に眠る暗黙知を引き出し、活かすナレッジ・コーディネーター(※1)です。
AIの活用から始める道と、組織の課題から始める道(※2)。始まりは違っても、目指す先は同じです。生成AIを、価値創造の手段として活かす組織です。当社は今後、この二つの道をつなぐ支援を、順次お知らせしていきます。(※記載の内容は、現時点の計画です。)
[図2:当社が自らの仕事で使い、磨いてきた仕組み「TSUMUGU-AI」の考え方]

当社は、個人の文脈とチーム・組織の文脈の両方で、この仕組みを日々の仕事に使ってきました。同じ循環を、お客様の組織でも回していきます。(※TSUMUGU-AI は製品として販売するものではなく、本伴走支援サービスの一環としてご利用いただけます。)
※1 当社は2026年4月3日、「ナレッジ・コーディネーター」の育成サービスの始動を発表しました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000179942.html
※2 当社は2026年6月22日、人の配置と知の継承を一体で支える組織変革支援の本格展開を発表しました。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000179942.html
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