“廃棄物から何を作るか”ではなく、“次に何なら欲しいと思えるか”から逆算する新しいスパイラル資源循環。循環するほど価値ある製品・社会へ。




環境素材ディープテックスタートアップの株式会社ベホマル(本社:滋賀県草津市、代表取締役:西原麻友子、以下「ベホマル」)は、人が活動することで生まれるCO2を「悪者」ではなく、人の活動の証=「愛」と捉え、その愛(CO2)を吸収する製品を入口に、使用後の製品を回収し、次に欲しくなる商品へと再製品化する資源循環プロジェクト「CO2は愛だ(TM)」の社会実装を開始します。

本プロジェクトでは、「廃棄物から何を作るか」ではなく、「次に何なら欲しいと思えるか」から逆算し、一周目の商品設計、回収、再資源化、再製品化までをつなぐ新しいスパイラル資源循環を構築します。

「資源循環・サーキュラーエコノミーに取り組みたいが、何から始めればいいか分からない」「回収した廃プラの使い道がない」「再製品化したいが、製造・回収・リサイクル先まで自社で探すのは難しい」といった企業の課題に対し、ベホマルがCO2吸収素材やDACプラ(R)などの素材技術を活用しながら循環全体を企画・設計し、製造・加工・回収・リサイクルなどの専門事業者と連携して実装までつなげます。

その第一弾として、商業施設・オフィス・都市開発などを手がけるデベロッパー、企業・ブランド、スポーツ・イベント運営者、広告代理店・企画会社、自治体、製造・加工・回収・リサイクル事業者など、本プロジェクトをともに実装する共創パートナーを募集します。

「回収できない、使い道がない、続かない」資源循環の3つの壁

サーキュラーエコノミー、プラスチック資源循環、再生材利用、アップサイクルなど、企業による資源循環の取り組みは広がっています。
しかし、実際にプロジェクトを立ち上げようとすると、大きく3つの壁があります。
- 「集まらない」・回収を呼びかけても、生活者に返す理由がなければ十分な量が集まらない。・再生しやすい単一素材が集まらない
- 「使い道がない」
・再生品は機能/物性が下がる、見た目も悪くなる。使える用途が少ない。
- 「儲からない」
・結果、資源循環はコストがかかり儲からない。PoC止まりになりサステナブルな継続案件にならない。

そこでベホマルの着目点が、リサイクル技術だけでは解決できない「人が動く理由」です。

「環境のため」だけでは、人は動かない。資源循環を“人の気持ち”から設計する

環境のために「返してください」とお願いするのではなく、返したくなる理由をつくる。
回収してから使い道を探すのではなく、次に欲しくなるものを先に考える。
環境のためにコストを負担するのではなく、関係者それぞれに続けるメリットをつくる。

この発想の起点となるのが、「CO2は愛だ(TM)」です。
CO2を「悪者」ではなく、人が活動した証=「愛」と捉える
人が誰かを応援する。楽しむ、移動する
誰かを想ってものをつくる、届ける
人が活動すれば、CO2は発生します。ではそのCO2は悪なのでしょうか?
私たちはCO2を単なる「悪者」として捉えるのではなく、人の活動の証=「愛」と捉えます。
すなわち
#CO2は愛だ。
だから、捨てない、無駄にしない。

その愛を大気に放置するのではなく、CO2を吸収する製品に預け、使い終わったら返してもらい、次の商品へつなげていく。

「環境のために返してください」から、
「今日生まれた愛を預けて、返してください」へ。

環境行動を「我慢や義務」から「参加したくなる体験」に変えることが、「CO2は愛だ(TM)」の出発点です。

「廃棄物から何を作るか」をやめる。“次に何なら欲しいと思えるか”から逆算する

従来の資源循環では、使用済み製品や廃プラスチックを回収してから「この材料で何が作れるか」を考えることがあります。しかし、再生できても、その商品に需要がなければ循環は続きません。

「CO2は愛だ(TM)」では、順番を逆にします。
最初に考えるのは、
「この体験のあと、次に何なら欲しいと思えるか?」
です。

先に次の商品を考え、そこから必要な再生材量、回収量、一周目の商品、素材、製造方法、回収方法まで逆算します。
使う → 返す → 再資源化する → 次に欲しいものをつくる → また使う
同じものを無限に回すのではなく、商品や価値を変えながら次の循環へ進む。ベホマルはこれを「スパイラル資源循環」として社会実装します。

DACプラ(R)があることで、資源循環に「返す理由」をつくる

この循環の入口の一つとなるのが、ベホマルのCO2吸収プラスチック「DACプラ(R)」です。

「DACプラ(R)」は、ベホマルのCO2吸収素材Bio-MOF「美環(R)」を数%だけプラスチックに配合し、製品として使用している間に空気中のCO2を吸収する機能性プラスチックです。

DACプラ(R)を使った製品は、使用中に空気中のCO2を吸収します。

しかし、「CO2は愛だ(TM)」が目指すのは、CO2吸収量を競うことではありません。
「今日生まれた愛=CO2を、この製品に預けて返す」
という意味を持たせることで、小さなCO2回収を、人が製品を返し、資源循環に参加するきっかけにします。

1.2kgのCO2回収をきっかけに、約1.1tのCO2排出削減へ

「CO2は愛だ(TM)」が目指すのは、CO2吸収量を競うことではありません。
 ベホマルのモデル試算では、例えばPP製のうちわ10,000個を一周目の商品とした場合、DACプラ(R)によるCO2回収量は1.2kgです。この小さなCO2回収を「使った製品を返す理由」に変え、回収した製品を再資源化して次の商品に使用します。

さらに重要なのが、製品を使い終わった後だけでなく、製造工程まで循環の対象にすることです。

樹脂製品の製造では、条件出しのための試打ち、試作、不良品、ランナー、端材などの加工ロスが発生します。これらは産業廃棄物として処理されることも多く、製造事業者にとって処理費用というコストになります。

特に再生プラスチックは、原料の組成やロットによるばらつきが大きくなりやすく、成形条件を決めるまでの試打ちなどで、バージン材より加工ロスが、増えることがあります。しかし、その量を試作前に正確に見積もることは難しく、加工費に十分反映できないことも製造現場の課題です。

「CO2は愛だ(TM)」では、原則として一周目と二周目の商品を同じ製造事業者で製造します。
これにより、一周目の製造時に発生した加工ロスを保管し、二周目の原料として再利用できます。さらに、自社で製造した製品であれば、使用した樹脂や加工条件、熱履歴などの情報を把握しやすいため、再製品化する際の条件出しに必要な試打ちを減らし、新たな加工ロスの発生を抑えることにもつながります。

また、二周目での再製品化を前提として、一周目から可能な限り単一素材で製品を設計します。これにより、使用後の製品を再資源化する際の分別・洗浄・破砕などの工程をシンプルにし、二周目へ移行する際のロス低減も目指します。

 その結果、本モデルでは、全量バージン材を使用する場合と比較して、二周目までのCO2排出量を約2.38t-CO2から約1.31t-CO2へ、約1.1t-CO2(45%)削減できる試算となりました。一般的な廃プラ資源化を想定したモデルの約25%削減に対して、製造工程で生じる加工ロスまで循環させることなどにより、削減効果をさらに高めています。

つまり、「CO2は愛だ(TM)」が目指しているのは、
小さなCO2回収をきっかけに、人の行動を変え、製品と製造工程の両方を循環させ、大きなCO2排出削減につなげること。
CO2吸収だけで環境インパクトを生み出すのではなく、CO2吸収を人が循環に参加するきっかけに変え、その行動変容によって、より大きな環境インパクトを生み出すことを目指しています。

※ベホマルによるモデル試算。PP製品10,000個、製品重量約400kg、美環(R)3%配合、使用済み製品の回収率50%等を想定。実際のCO2削減効果は製品仕様、製造方法、回収率、再生方法等により異なります。

CO2削減量だけでは測らない。「%LOVE」で可視化

環境インパクトに加えて、「CO2は愛だ(TM)」では人の行動変容もKPIにします。
もう一つ重要なKPIが、「愛の回収率(%LOVE)」です。
%LOVE = 回収数 ÷ 配布数 × 100
例えば10,000個を配布し、8,000個が戻れば「80%LOVE」。
CO2をどれだけ吸収したかだけではなく、「何人を資源循環に巻き込めたか」を測り、次の商品・次の循環へつなげます。

スポーツから、まち、旅、イベント、広告まで

この考え方は、スポーツに限りません。たとえば、
スポーツ観戦やマラソンの沿道応援で使われる応援グッズ、ライブやイベントの推し活グッズ、修学旅行などの団体旅行で使われるネームタグ、カンファレンスや展示会で配布されるカードケース、CM・広告撮影で使用されたプラスチック製品など、さまざまな場面への展開を想定しています。

共通するのは、「この廃プラから何を作れるか」ではなく、
「この体験のあと、次に何なら欲しいと思えるか?」
から考えることです。
特に「もらうと嬉しい・使えるものだが、持ち帰るとゴミになるもの」は相性が良いと考えています。

その答えから、次の商品、必要な回収量、一周目の商品、回収方法までを逆算して設計します。
スポーツからイベント、観光、商業施設、オフィス、学校、自治体など、「人が集まり、商品や配布物があり、その次がある場所」へ展開できる仕組みです。

環境のためだけでは続かない。関わるすべての人にメリットを

「CO2は愛だ(TM)」では、資源循環に関わる企業や参加者の誰か一方に、環境コストや負担を押しつける仕組みにはしません。
参加者、事業主体、スポンサー、製造・再生事業者。それぞれに「続けたい理由」があることは、資源循環を一過性の取り組みで終わらせないために重要だと考えています。



さらに地域の製造・加工・回収・再生事業者と連携すれば、資源だけでなく、仕事とお金も地域内で循環します。地域企業への発注、廃棄物処理量の削減、新たな製造・再生需要の創出など、地域経済への波及も資源循環の価値の一つです。
環境にいいから「続けなければならない」のではなく、参加者は「また参加したい」、事業主体は「また企画したい」、スポンサーは「また支援したい」、製造・再生事業者は「また受注したい」。それぞれに次の循環へ進む理由があるから、資源循環を事業として続けることができます。

それぞれが「続けたい」と思う。
だから循環が続き、結果として環境にもいい。

これが「CO2は愛だ(TM)」が目指す、経済性と環境性を両立する資源循環です。

何から始めればいい? まだ製品が決まっていなくても構いません

例えば、こんな相談から始められます。
「資源循環を始めたいが、何から始めればいいか分からない」
「回収した廃プラの使い道がない。次の商品へ再製品化したい」
「商業施設や再開発で、来館者が参加できる資源循環をつくりたい」
「イベントで配布するノベルティやグッズを、配って終わりにしたくない」
「製造・回収・リサイクルまで相談できるパートナーを探している」
「自社やクライアントの廃プラを、新しい商品として循環させたい」

製品が決まっていなくても構いません。
むしろ最初に製品を決めるのではなく、
「誰に参加してほしいか」と「次に何を欲しくなるか」
から考えることが、「CO2は愛だ(TM)」の始め方です。

ベホマルは、どこまで任せられる?
ベホマルは循環全体を設計し、素材技術を担うとともに、製造・加工・回収・再生など、案件に必要な専門事業者を手配できます。施設・イベントの運営など、原則として事業主体に担っていただく領域もあります。



いきなりフルオーダーでなくても。3つの資源循環プランからスタート
専用の循環モデルをゼロから設計する「フルオーダープラン」、既存の商品・金型を活用する「スタンダードプラン」、今ある廃プラを起点とする「リスタートプラン」の3つを用意しています。
また、まずDACプラ(R)製品だけを試したい企業向けには、資源循環プロジェクトとは別に「DACプラ(R)トライアル商品購入」も用意しています。



「CO2は愛だ(TM)」を一緒に社会実装するパートナーを募集します

商業施設・オフィス・都市開発などで資源循環を企画するデベロッパーをはじめ、スポーツ・イベント運営者、企業のサステナビリティ・GX・新規事業担当者、広告・企画会社、ブランド・メーカー、自治体、製造・加工事業者、回収・リサイクル・再生事業者などとの共創を募集します。

「自社の施設でどのような資源循環ができるか」「この廃材を次の商品につなげられないか」「クライアントに新しい資源循環を提案したい」など、まだ具体的な製品や仕組みが決まっていない段階からご相談いただけます。
「CO2は愛だ(TM)」の共創、資源循環プロジェクトの企画、DACプラ(R)の導入、製造・加工・回収・リサイクルパートナーとしての参画に関するお問い合わせ、協業を受け付けています。

株式会社ベホマルについて



株式会社ベホマルは、CO2吸収素材「美環(R)」を開発・製造・販売する素材系ディープテック企業です。美環(R)をプラスチックに配合したCO2吸収プラスチック「DACプラ(R)」をはじめ、日常生活の中にCO2を吸収する機能を実装する製品・材料開発を進めています。

「CO2は愛だ(TM)」では、素材の環境性能だけでなく、人が参加する理由と経済性まで含めて設計することで、継続する資源循環の社会実装を目指します。



会社概要

会社名:株式会社ベホマル
英語表記:Behomal Co., Ltd.
代表者:代表取締役 西原麻友子
所在地:滋賀県草津市野路東1-1-1 立命館大学BKCインキュベータ101/201
設立:2022年11月
事業内容:機能性素材「美環(R)」の開発・製造・販売および用途開発
公式サイト:https://www.behomal.co.jp/
本件に関するお問い合わせ先
株式会社ベホマル
E-mail:info@behomal.co.jp
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