キッツのバルブのハンドル「菊ハンドル(R)」が、この度、2026年度ロングライフデザイン賞及びグッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。




菊ハンドルは、バルブを操作する人に優しい立体的なデザインを目指し、大輪の菊の花弁をモチーフとして、1978年に開発されました。工業デザイナーの柳宗理氏が主宰する柳工業デザイン研究会の協力のもと、バルブ全体との調和を図りながら、手になじみやすく操作しやすいデザインを実現しました。

1980年の発売以来、菊ハンドルを装着したバルブは、世界累計販売数1億個を超え、現在も建築設備から産業プラントまで、幅広い分野で人々の暮らしと産業を支えています。菊ハンドルは、信頼されるバルブのブランド「KITZ(キッツ)」のシンボルとして、長く受け継がれています。

今回の受賞は、時代を超えて受け継がれるデザインと、使いやすさや安全性を追求し続けてきた価値が高く評価されたものです。キッツは今後も、流体制御技術のリーディングカンパニーとして、使う人の視点に立ったものづくりを通じ、社会インフラを支える新たな価値の創造に取り組んでまいります。

- KITZブランドサイト:https://www.kitz.co.jp/brand/
- ロングライフデザイン賞受賞ギャラリー:https://www.g-mark.org/gallery/winners/34555
- グッドデザイン賞受賞ギャラリー:https://www.g-mark.org/gallery/winners/34554



<審査委員による評価コメント>
- ロングライフデザイン賞

バルブのハンドルといえば、この真っ赤な菊ハンドルが目に浮かぶ。アイコニックな丸い玉は手に優しく、鮮やかなカーマインレッドは暗い場所でも見つけやすい。細部まで徹底的にデザインされているのに、「デザイン」の存在を忘れてしまうほどの自然さがある。バルブハンドルをデザインすると、最終的には誰もがこの形に行き着いてしまうのではないかと思えるほど必然的で、形に無駄がない。1980年の発売以来、半世紀近く愛され続け、累計販売数は1億個を超える。企業の製品ラインナップの一つでありながら、その企業のビジョンを象徴する存在となっている。毎日の暮らしや産業を支え続ける、ロングライフデザイン賞にふさわしいデザインのお手本である。

- グッドデザイン賞

柳宗理がデザインし、1980年に発売された菊ハンドルは、父・柳宗悦が唱えた「用の美」の思想を受け継ぎ、工業製品として具現化した代表作の一つといえる。指に掛かる丸い突起は、滑りにくく確実に回せる操作性から導かれ、その必然的な形が菊を思わせる美しさを生み出している。誕生から半世紀近くを経ても基本形を変えることなく、現在も企業ブランドを象徴する形として使われている事実は、流行ではなく「用」から生まれた形の普遍性を物語っている。思想、機能、造形、ブランドが一つにつながり、時代を超えて生き続けるその姿を、工業デザインにおける「用の美」の到達点の一つとして、深い敬意をもって高く評価した。

*2026年10月31日(土)~11月4日(水)に東京ミッドタウンで開催される「2026年度グッドデザイン賞受賞展」で展示されます。

*菊ハンドル(R)は、2026年度グッドデザイン賞審査委員の選ぶ「私の選んだ一品」にも選出され、2026年11月15日(日)~11月29日(日)にGOOD DESIGN Marunouchiで開催される、グッドデザイン賞審査委員セレクション「私の選んだ一品2026」にも展示されます。

ロングライフデザイン賞とは





グッドデザイン賞とは



※「菊ハンドル(R)」は、株式会社キッツの登録商標です。
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