2026年10月14日(水)~18日(日)バンクーバーにて開催、デザイナーによるコメントを公開

Vancouver Fashion Week(バンクーバー・ファッション・ウィーク)2027年春夏コレクションが、2026年10月14日(水)から18日(日)までの5日間、カナダ・バンクーバーのDavid Lam Hallにて開催されました。今季は世界10か国から29ブランドが一堂に集結し、「多様性(Diversity)」と「サステナビリティ(Sustainability)」を感じさせる多彩なコレクションを披露しました。主催は、カナダを拠点に活動するVancouver Fashion Week Managementです。

■日本からは「viccore」「fuku-fuku」の2ブランドがVancouver Fashion Weekに、「Julika」が同時開催のVancouver Kids Fashion Weekに初参加。

日本からは、ストリート系ブランド「viccore」、着物のアップサイクルに取り組む「fuku-fuku」、同時期に開催されたVancouver Kids Fashion Weekに参加する子供服ブランド「Julika」の3ブランドが登場。それぞれの個性と独自の世界観をランウェイで披露しました。
日本の伝統技術や文化的感性を現代的な視点で再解釈する取り組みや、既存の素材を新たな価値へと生まれ変わらせるアップサイクルなど、多彩なアプローチを通じて、日本発ファッションの可能性を発信しました。

2001年にスタートしたVancouver Fashion Weekは、多文化都市バンクーバーを拠点に、世界各国の新進デザイナーやクリエイティブな才能を発掘し、国際的な舞台へとつなぐファッションイベントです。人種やジェンダー、文化的背景など、多様なアイデンティティを尊重し、既存の枠にとらわれない新たなファッションの可能性を、毎シーズンのランウェイを通じて提案し続けています。

■「viccore」「fuku-fuku」「Julika」の最新コレクションとデザイナーによるコメント

1. viccore(ビックコア)

シューティングゲーム「グラディウス」にインスピレーションを受けて誕生したストリートブランドviccoreがVancouver Fashion Week2027年春夏シーズンに初登場。デザイナーのTAGOSAKは、宇宙とストリートの融合というコンセプトを軸に、ゲーム、エクストリームスポーツ、ヒップホップなど、一見すると異なるカルチャーをミックス。新たな世界観をプロダクトに落とし込んでいます。初の海外ランウェイとなる今回は、浮世絵をモチーフにストリートらしい遊び心を加えたバックプリントや、家紋を模したロゴデザインなど、日本文化を取り込んだアイテムも披露。日本の伝統と今を12着に凝縮し、グローバルなランウェイデビューを飾りました。
https://www.instagram.com/viccore_official/








【viccoreデザイナー TAGOSAK氏からのコメント】

■今回のコレクション、ショーへの想い
以前より世界展開をしたい思いがあったので、今回お声がけいただき、これは出るしかないなと思い参加を決めました。

■今回のショーのこだわりは?
初の海外コレクションだったので、日本の良さもプラスしてみようと、日本の文化をデザインに取り込んでみました。アートシリーズという名画にパロディを施したシリーズがあるのですが、今回は浮世絵を題材にしたデザインをバックプリントに採用しました。他にも胸元に家紋をモチーフにしたロゴをあしらい、日本らしさを散りばめたアイテムを数点加えています。

■自身にとっての服飾、デザインのインスピレーションの源泉は?
インスピレーションは、日常の身の回りにあるものすべてから受けています。漫画、ゲーム、テレビ、ふとした会話などあらゆるものが、自分にとってはアイデアの源泉になります。

■ショーを終えて(感想)
最高の一言に尽きます。実際にランウェイを見て、海外のモデルさんが着こなすことで、日本とはまた違う良さが表現でき、自身のブランドは世界で通用するな、とあらためて自信を持てました。

■今後に向けて
これまで大切にしてきた想いと大きく変わりませんが、日本のストリートブランドを代表して世界に羽ばたいていけるように引き続き頑張っていきたいと思います。自分たちに道筋を背中で示してくれた裏原宿のストリートブランドの先輩方に続いて、今度は自分がやって見せる番だと思っています。ぜひこれからも応援していただければと思います。


2. fuku-fuku(フクフク)

「笑う門には福来る」と「服」をかけ、いつも笑顔でいられる服をコンセプトに展開するブランドfuku-fukuが、Vancouver Fashion Week(バンクーバー・ファッション・ウィーク)2027年春夏シーズンで海外ランウェイデビューを飾りました。子供服のパターンナーとして豊富な経験を持つデザイナー深井由起子は、日本の伝統的な紙風船から着想を得て、着物の平面的な構造を立体的で遊び心のあるフォルムへと再構築。あえて凹凸を残した丸みのあるシルエットや、透け感のある素材の下に覗く華やかな着物生地、着物の帯のディテールを取り入れたウエストマークが、さりげない個性を添えていました。本コレクションを通じてfuku-fukuは、伝統を大切にしながらも、現代のライフスタイルに寄り添い、年齢や性別を問わず楽しめる日常着を提案しました。同時に、かつて日常着として親しまれていた着物を、現代の洋服として新たな形にアップサイクルすることで、日本の織物文化が持つ美しさと魅力を、世界に向けて発信しました。
https://www.instagram.com/fukai_fukufuku/








【fuku-fukuデザイナー 深井由起子氏からのコメント】

■今回のコレクション、ショーへの想い
着物を日常着にしていた祖父母を身近に見ていた最後の世代として、今はハレの日にしか見なくなってしまった着物を、洋服として「かわいい」「着てみたい」と手に取りたくなるデザインにアップサイクルすることで、再び日常的に触れてほしい、そして世界に向けて日本の素晴らしい素材、織物文化を届けたいという気持ちで取り組みました。

■今回のショーのこだわりは?
着物のアップサイクルという前に、まず洋服としてかわいい、着てみたい、と思ってもらえるものを作りたいという気持ちが強かったです。折り紙の紙風船を題材にしたのは、個人的にごつごつ感を残した丸みを帯びたシルエットが好きだったからです。さらに、空気を吹き込んだ瞬間、折り重ねた平面が立体になるときの驚き、楽しさなどをファッションに取り入れてみたいと思い採用しました。

■ショーを終えて(感想)
こんなに感極まるとは思っていませんでした。ショーが終わった安心感と、もう終わってしまったのかというさみしさが半分ずつで複雑な心境です。実際に制作した服を着て、モデルさんが可愛くランウェイを歩いてくれたのですごく感動しました。

■今後に向けて
国内にいるだけでは、この感動は感じられなかったかもしれない、もっと海外に出ないといけない、とあらためて感じました。

3. Julika(ジュリカ)

「柔らかい、ふわふわした、優しい」という意味を持つ言葉から生まれたブランド、JulikaがVancouver Kids Fashion Weekに初登場。独学でファッションを学んだデザイナーの中西ゆきのは、数えきれない試作と試行錯誤を重ねながら、見た目だけでなく、子供が着た瞬間に心地よさや幸せを感じられる服を追求しています。
今回のコレクションでは、森の美しさと穏やかな雰囲気からインスピレーションを得て、森の妖精たちの幻想的な世界を表現。木々の葉や木漏れ日を思わせる、淡く落ち着いたグリーンやピンクの色合いのガーゼ、柔らかなコットン、繊細なチュールなどの素材をふんだんに取り入れました。さらに重ねたり、形を作ったりすることで、身体を優しく包み込むような、軽やかでエアリーなシルエットを生み出しています。コレクションを通じて、Julikaは子供たちが特別な世界を見つけ、いつまでも心に残る美しい思い出を育む服を届けました。
https://www.instagram.com/julika.____/








【Julikaデザイナー 中西ゆきの氏からのコメント】

■今回のコレクション、ショーへの想い
今までカジュアルな洋服からドレスまで手がける中で、ファッションショーに向けて自分のできる限界を知りたい、そこまでチャレンジしてみたいと思い、ショーへの参加を決めました。そこからは毎日アトリエにこもって一生懸命、制作に励みました。

■今回のショーのこだわりは?
コレクションを通して、生地の柔らかさ、透け感、チュールのエアリーさや、ボリュームなどにこだわりました。特に、一番力を入れたのは最初と最後のルックです。このコレクションを見た方に森の妖精をイメージしていただけるととてもうれしいです。

■自身にとっての服飾、デザインのインスピレーションの源泉は?
生地やチュールなど、実際に素材に触れた瞬間に思いつくことが多いです。

■ショーを終えて(感想)
まだ興奮が冷めていないのですが、最後まで裏で見させてもらい、涙をこらえるのが精いっぱいでした。そのくらいショーの間ずっと興奮していました。

■今後に向けて
今まではカジュアルなお洋服も作っていましたが、ドレスや特別な日のお洋服も数多くチャレンジしたいと思っています。写真スタジオや結婚式など、特別なシーンにも着ていただけるお洋服を提案したいです。
<その他、各国からの参加デザイナーの最新コレクション>


Brunette the Label(カナダ)
https://brunettethelabel.com/





Jade McBride(カナダ)
https://www.instagram.com/alexanderkingchen/





Loose Cannon(カナダ)
https://www.instagram.com/loosecannonfeb/





Moe Ghrbal Couture(カナダ)
https://www.instagram.com/moe_ghrbal/





Bullit(韓国)
https://www.bullit.co.kr/





Bahar Kianpour(カナダ)
https://www.baharkianpour.com/





BTM project(イタリア)
https://www.instagram.com/btm.project/





Bella Kim(アメリカ)
https://www.instagram.com/bgktangerine/





Pattern Nation x CLAIRE UPCYCLED + JAQKE(カナダ)
https://www.instagram.com/pattern.nation/





XOA(フランス)
https://www.instagram.com/_.xoa.__





Leidy Laura Rendon Cardona(コロンビア)
https://www.leidy-laura-rendon.com/




開催概要
Vancouver Fashion Week2027年春夏コレクション
開催日程:2026年10月14日(水)~18日(日)
会  場:David Lam Hall(カナダ バンクーバー)
主  催:Vancouver Fashion Week Management



Vancouver Fashion Week(バンクーバー ファッション ウィーク)とは25カ国以上の参加実績と、20年以上の歴史を持つ、新鋭・著名問わず個性豊かなデザイナー達が世界中から集う国際的なファッションイベントです。毎シーズン、ニューウェーブなオートクチュールから、ストリートトレンドまで、あらゆるファッションカルチャーと、多様なアイデンティティを尊重する新しいファッションの形をバンクーバーのランウェイから発信しています。
Website:https://www.vanfashionweek.com





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