文部科学省 栗山和大氏やSTEAM教育者の中島さち子氏をはじめ、豪華な登壇者による探究実践報告や高校生による偏愛ピッチなど、世代をこえて学びの可能性を広げる一日
全国の教育委員会や学校に向けた探究やDX支援を行う一般社団法人国際エデュテイメント協会(本社:東京都千代田区、代表理事:森 俊介、以下「当協会」)は、12月5日(土)10:30~17:30 (開場9:45)、大阪梅田にあるグラングリーン大阪 北館5F・6F JAM BASEカンファレンスにて「探究エデュテイメントEXPO」を開催することをお知らせします。

本イベントは、一人ひとりの「好き」や「問い」を持ち寄り、世代や立場をこえて探究の楽しさを分かち合うイベントです。偏愛ピッチ、生徒ポスターセッション、アート・ZINE・コレクション展示、教員による探究実践報告など、多彩なプログラムを予定しています。
テーマは「偏愛と自己表現」です。学生、先生・教育関係者、企業関係者、一般の方まで、すべてのプログラムに無料で参加できます。
公式WEBサイト: https://edutainmentexpo.iueo.or.jp/
開催背景
次期学習指導要領の改訂に向けた文部科学省の審議では、自分自身の興味・関心や問題意識に基づく課題設定が議論されています。一方で、学校が設定したテーマを重視するグループ探究において、個人の興味・関心が十分に考慮されない例も課題として挙げられています。※1
また、体験や他者との出会い、対話を通じて興味・関心を広げ、素朴な疑問から問いを深めていく学びのあり方も検討されています。※2
これまで当協会は100校以上の探究学習をしてきました。学校現場に携わる中で、生徒自身の興味・関心と探究のテーマが十分に結びつかない場面に遭遇しました。自分の好きな探究をして良いという個人探究でも、社会的意義を考えるあまり、生徒自身がコントロールできない大きな課題に対して解決策を提示し、その後の行動に繋がらない生徒が多くいます。
このような現状を踏まえ、当法人では本質的な探究活動の実現をどのようにすべきか考え、サポートをしています。一つの側面として重要になってくるのが各人が持っている「偏愛」だと考えています。誰にも求められなくても続けてしまう。他の人には理解されなくても良いと思える趣味や嗜好こそが探究の源泉になりうると考えています。そのような多種多様な「偏愛」や「自己」の表現ができる場があることで探究について考える機会を設けたいと思い、本イベントを企画しました。
探究エデュテイメントEXPOの概要
本イベントでは、生徒の発表、教員の実践報告、企業・探究パートナーの展示を同じ会場で展開。異なる世代や立場の人との出会いから、学びの次の一歩が生まれる場を目指します。
<主なコンテンツ>
EXPOサイトのURL:https://edutainmentexpo.iueo.or.jp/

シンポジウム
多様な実践者の視点から、探究の可能性と課題、これからの学びについて考えます。豪華な登壇者による基調講演を用意します。
探究実践報告
探究を牽引する先生方が、授業や活動の工夫、生徒との関わり、試行錯誤から得た発見を紹介します。
偏愛ピッチ
10名の高校生が4分間で偏愛を語ります。夢中になった理由、試してきたこと、そこから生まれた問いを、自分の言葉で届けます。
生徒ポスターセッション
生徒の問いや発見をポスターで紹介。発表者との対話を通じて、探究の過程に触れられます。
アート・ZINE・コレクション
作品や自主制作冊子、コレクションとともに、その背景にある思いやこだわりを紹介します。企業・探究パートナー展示企業の知識や経験と、学校・参加者の関心が出会い、探究の可能性を広げます。お笑い・表現ステージ表現を楽しみながら、その着想や工夫、夢中になった理由に触れられます。探究ワークショップ手を動かし、試し、対話する体験を通して、探究の面白さと新たな問いに出会います。
※各プログラムは予定です。登壇者、実施内容、対象、時間、予約の要否は、公式サイトで順次案内します。
登壇者一覧
※10月20日時点
基調講演:「『好き』を育み、『得意』を伸ばす次期学習指導要領に向けて」

栗山 和大 氏文部科学省 初等中等教育局 教育課程課 教育課程企画室長
大学改革、初等中等教育政策、教育関係法令、教職員の指導体制や学校の働き方改革など、幅広い教育行政に従事。京都府教育委員会学校教育課長などを経て、2024年4月から現職。次期学習指導要領に向けた検討を中心に、これからの学びのあり方に取り組んでいる。
基調講演:調整中

中島 さち子 氏音楽家・数学者・STEAM 教育者
(株)steAm 代表取締役、(一社)steAm BAND代表理事、大阪・関西万博テーマ事業プロデューサー、2027ベオグラード万博日本館PRアンバサダー、内閣府STEM Girls Ambassador、東京大学大学院数理科学研究科特任研究員。総合地球環境学研究所特別客員教授。金沢工業大学客員教授。
国際数学オリンピック金メダリスト。資生堂クレ・ド・ポー ボーテより、STEAM分野(科学、技術、工学、芸術、数学)の教育に貢献した女性を表彰する「Power of Radiance Awards 2025」を受賞。音楽数学教育と共にアート&テクノロジーの研究も進める。
パネルディスカッション:データサイエンスと探究のゆくえ

ドゥラゴ 英理花 氏聖徳学園中学・高等学校 校長補佐/データサイエンス部長
早稲田大学大学院経済学研究科修士課程修了後、東京大学大学院教育学研究科博士課程で教育学を専攻。データサイエンス教育と教育工学を専門に、探究型学習と統計的課題解決プロセス「PPDAC」を基盤としたカリキュラム開発・実践研究に取り組む。2024年には聖徳学園高等学校のデータサイエンスコース開設を主導。全国の教育機関で研修・講演も行っている。

米田 謙三 氏早稲田大阪高等学校 教諭(地歴公民科・情報科・英語科・総合探究科)
文部科学省「高等学校学習指導要領解説 情報編」の担当や、経済産業省「未来の教室」STEAMライブラリーWG委員などを務める。「高校生ICT Conference」実行委員長。AI・ICTを活用した総合的な探究、教科横断教育、協働学習、情報モラルなどをテーマに実践を重ねている。
他、1名調整中。
登壇内容:「探究を推進する組織の作り方」

酒井 淳平 氏立命館宇治中学校・高等学校
立命館中学校・高等学校教諭を経て、2008年度から立命館宇治中学校・高等学校でキャリア教育部の立ち上げに携わる。2018年度から、探究とキャリア教育を重視した「総合的な探究の時間」のカリキュラムを開発・実践。著書に『誤解だらけの探究学習』など。中央教育審議会の生活、総合的な学習・探究の時間ワーキンググループ委員。
登壇内容:「国際バカロレア(IB)の知の理論(TOK)の実践と葛藤」

乾 武司 氏近畿大学附属高等学校 教育改革推進室/IB DP TOK coordinator
高校・塾・予備校等の講師を経て、2002年から近畿大学附属高等学校の理科専任教員として勤務。校務システムの構築、教科「情報」の設置、校内のデータベース化やペーパーレス化などに携わる。2013年のiPad導入時から授業・学校生活での活用を実践。国際バカロレアの「知の理論(TOK)」とICTを生かした教育に取り組んでいる。
登壇内容:「人こそ最大の環境 ~教員としての在り方を考える~」

徳留 宏紀 氏Nordic Educations代表/大阪教育大学非常勤講師/関西日本・フィンランド協会理事
大阪府内の公立中学校で8年間教員を務めた後、フィンランド・ヘルシンキの国際高校で教育に携わる。帰国後は奈良県三宅町立三宅幼児園の園長を歴任。現在は学校・保育・大学・企業などで講演や研修を展開。「人こそ最大の環境」を大切に、心理的安全性、チームビルディング、非認知能力の育成に取り組む。
登壇内容:「Project-Based Learning(PBL)の作り方」

筒井 美帆 氏星の杜中学校・高等学校 インストラクショナルコーチ/副教頭
海外子女教育振興財団で帰国生支援に従事した後、かえつ有明中・高等学校、関東学院六浦中学校・高等学校で勤務。英語と探究を軸としたクラスの立ち上げを担う。ハイテックハイ教職大学院で教育リーダーシップの修士を取得し、2026年度から現職。教員の成長支援と自己実現、学校文化の醸成に取り組んでいる。

原田 有 氏星の杜中学校・高等学校 探究科主任・探究課リーダー/Google for Education認定トレーナー
国際バカロレア認定校の大阪府立水都国際中学校・高等学校に開校初年度から勤務し、「知の理論」を指導。その後、関東学院六浦中学校・高等学校でグローバル探究クラスを担当。Google Educator GroupsやEdcampなどを通じ、全国でDX推進研修や教育ワークショップを実施。2026年4月から現職。
登壇内容:「アントレプレナーシップ教育と地域連携のススメ」

中村 一彰 氏株式会社ヴィリング代表取締役・創業者/神山まるごと高専 准教授
2012年に株式会社ヴィリングを設立。STEAM教育「ステモン」や発達支援アセスメントシステム「co-mii」など、教育・療育・福祉領域で事業を展開。2021年に全株式をマネックスグループへ譲渡。現在も同社の経営を担うとともに、神山まるごと高専で起業家教育を担当する。著書に『AI時代に輝く子ども――STEM教育を実践してわかったこと』など。

山本 周 氏神山まるごと高専 数学・テクノロジー、富士通SP担当
2019年に、文系ビジネスマン向け数学ブートキャンプを展開する株式会社Novathの立ち上げに参画。TOKYO STARTUP GATEWAY 2020でファイナリスト・オーディエンス賞を受賞。現在は神山まるごと高専で、課題発見からものづくりまでを一貫して経験する授業を通じ、学生の起業家精神を育む。デジタル教科書学会理事なども務める。
登壇内容:「教員が『つくる人』になる時代のSTEAM探究」

野崎 浩平 氏土佐塾中学・高等学校 総合学習主任
教員・予備校講師、教育系企業でのカリキュラム開発などを経て、2013年に高知へ移住。現在は物理と探究学習を担当し、生成AIを活用した物理シミュレータや教育用Webアプリの開発・授業活用を進める。ものづくり、テクノロジー、アート、アントレプレナーシップを組み合わせたSTEAM教育を実践。「会いに行けるセンセイ」として講座や発信活動も行う。
他、調整中の登壇者の先生方は順次確定次第、公開します。
先生・教育関係者にも、自分自身の探究を深める一日を
探究を支える先生方に向けて、実践報告とシンポジウムを予定しています。授業づくりの工夫や生徒との関わり方、実践の過程で生まれた悩みや発見を共有し、自校の探究を考えるヒントにつなげます。
生徒の発表や作品に触れ、ほかの先生や企業関係者と語り合うことも、本イベントの特徴です。教える人も、学ぶ人も、一人の探究者として参加できる場をつくります。
発表・出展について
「偏愛ピッチ」の詳細・応募案内、生徒ポスターセッションの詳細は、それぞれの専用ページで公開しています。
偏愛ピッチの詳細・応募案内

https://henaipitch.iueo.or.jp/
生徒ポスターセッションの詳細
https://edutainmentexpo.iueo.or.jp/postersession/
また、企業・団体の出展を募集しています。
技術やサービス、活動を通して、学生や先生・教育関係者とともに学びの可能性を広げる展示を目指します。出展条件・費用などは個別に案内します。
出展に関するお問い合わせ
※お問い合わせ内容に「探究エデュテイメントEXPOへの出展希望」とご記入ください。
問い合わせURL:https://info.iueo.or.jp/contact
開催概要
イベント名:探究エデュテイメントEXPO
開催日時:2026年12月5日(土)10:30~17:30
会場:グラングリーン大阪 JAM BASE使用会場6階:6-1&6-2、6-4&6-5/5階:5-1
所在地:〒530-0011 大阪市北区大深町6番38号 グラングリーン大阪 北館アクセスJR「大阪駅」から徒歩約7分
参加費:全プログラム無料
対象:探究に関心のある学生、先生・教育関係者、企業関係者、一般の方
申し込みフォーム: https://forms.iueo.or.jp/tankyuedutainmentexpo
主催:一般社団法人国際エデュテイメント協会
特別協力:一般社団法人サードステージ
公式サイト:探究エデュテイメントEXPO
https://edutainmentexpo.iueo.or.jp/
お問い合わせ先
一般社団法人国際エデュテイメント協会
メール:expo_support@iueo.or.jp
電話:03-7811-1547
出典・調査注記
※1:文部科学省「生活、総合的な学習・探究の時間ワーキンググループ(第6回)議事録 ( https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/115/gijiroku/1381878_00008.htm )
※2:文部科学省「生活、総合的な学習・探究の時間ワーキンググループ(第3回)議事録
( https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/115/gijiroku/1381878_00003.htm )
※3:「高校生の進路選択に関する調査2026」リクルート進学総研調べ
( https://souken.shingakunet.com/research/pdf/2026_tankyu.pdf )
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