居住意欲度ランキングは、3位京都府が急上昇。埼玉県も12位にランクアップ
「地域ブランド調査2026」の結果から、「住んでみたいか」という質問の結果から算出した居住意欲度のランキングを作成しました。
このランキングは、各都道府県に「住んでみたいと思いますか」という問いに対して、「ぜひ住みたい」、「できれば住みたい」、「住んでもよい」、「どちらとも言えない」、「あまり住みたくない」の5段階で回答した結果をもとに「居住意欲度」を算出したものです。都道府県魅力度ランキングとは違った結果となりました。

居住意欲度の1位は神奈川県で、2年連続5度目。つまり、全都道府県の中で最も多くの人に「住んでみたい」と思われているのが神奈川県ということになります。
3位は京都府が前年の9位より大きく順位を上げました。埼玉県が12位と前年の16位から大きく上昇したほか、大阪府、愛知県、広島県、宮城県、熊本県なども上昇しています。
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京都府が急上昇。愛知県は過去最高順位に 上位ランキング10
以下では上位10位までのランキングを、各県の高いイメージ項目とともに紹介します。(基本的に最も高いイメージ項目としていますが、複数の項目が同順位の場合など、特徴的なイメージ項目にしている場合があります)

居住意欲度(点)=「ぜひ住みたい」×100点+「できれば住みたい」×50点+「住んでもよい」×25点
居住意欲度が最も高かったのは神奈川県。居住意欲度は24.9点で、前年24.5点から0.4点の上昇。神奈川県が1位になったのは前年に引き続き2年連続5度目の1位となりました。
同県は「ぜひ住みたい」の割合が10.6%、「できれば住みたい」14.7%、「住んでもよい」27.7%と、居住意欲を示した割合は計53.0%。つまり、全国の消費者のうち半数以上が神奈川県に居住意欲を持っていることになります。
同県は「デザインやセンスの良い」や「生活に便利・快適」などのイメージが高く評価されています。
2位は前年と同じく東京都。
「ぜひ住みたい」との回答は12.6%で、神奈川県を上回り、47都道府県中最も多くなっています。
一方で、「あまり住みたくない」は30.4%と1位の神奈川県よりも9.0ポイント多くなっています。
3位は京都府が前年9位から大きく順位を上げました。今年の居住意欲度は20.1点で、前年より5.0点上昇。この上昇幅は47都道府県で最も大きくなっています。
「歴史・文化」のイメージが全国1位のほか、「学術・芸術」のイメージも全国1位です。
4位は福岡県で19.8点。前年の18.5点から1.3点上昇、3年連続で4位となっています。
九州・沖縄居住者の回答者のうち40.9%が「ぜひ住みたい」と答えるなど、九州での居住意欲が突出して高いのが特徴です。
5位は北海道。魅力度や観光意欲度は全国1位と高くなっていますが、居住意欲度も常に5位以内と高い評価を得ています。
大阪・関西万博で多くの人を集めた大阪府は、居住意欲度の点数が前年より2.6点の大幅上昇で、順位も前年より順位をひとつあげて6位となりました。
7位の愛知県も前年より順位が上昇しました。この7位というのは過去の調査において最も高い順位になります。「地元を代表する産業や企業がある」の評価が3年連続12回目の1位というイメージが愛知県の居住意欲につながっていると思われます。
埼玉県は12位。熊本、和歌山、滋賀も上昇 11~20位

11位の千葉県は、20~40代からの評価が高いのに比べ、50代以上では低くなっているという世代間ギャップが大きいのが特徴です。
「多様性」というイメージが強いのも、その状況を表れかもしれません。
12位は埼玉県。魅力度では下位に甘んじていますが、居住意欲度はトップ10入り目前の順位となっています。
「教育・子育ての地域」とのイメージが全国1位で、2年ぶり7度目の1位に返り咲きました。
他にも「スポーツの地域」、「生活に便利な地域」などのイメージも高くなっています。
京都府に続いて点数を伸ばしたのは今年15位の熊本県で、前年の9.6点(19位)から12.4点と2.8点も上昇しています。
同県は「IT・先端技術の地域」としてのイメージが高くなっています。
世界最大手の半導体受託製造企業であるTSMCの進出を契機に、IT・電子メカトロニクスの一大集積地(シリコンアイランド九州の中核)としてのイメージが定着してきているようです。
18位の和歌山県は24位から、滋賀県は25位からの急上昇となっています。
滋賀県は2024年の29位から2年連続の上昇。情報接触度も2年連続で上昇しています。
同県は20代のうち10.7%が「ぜひ住みたい」、10.4%が「できれば住みたい」、25.4%が「住んでもよい」と答えるなど、半数近くが居住意欲を感じています。
「環境にやさしい地域」としてのイメージが強いほか、びわ湖での「鳥人間コンテスト」で理工系の技術者が「人力で空を飛ぶ」というロマンに臨む姿が「魅力的なイベントがある」のイメージを高めている可能性があります。
23位以下では富山、高知、秋田、福井が上昇

23位以下では富山県、高知県、秋田県、福井県などが大きく順位を上げました。
富山県は24位で、前年の31位より7つも順位が上昇。男性の居住意欲度が、女性の2倍と高いのが特徴的。
「富山の薬売り」のイメージから「健康増進・医療福祉の地域」の評価が全国5位と高い。
富山県内で最も居住意欲度が高いのは黒部ダムを有する立山町で227位。自然の評価が高く、「美しい(きれい)との評価が極めて高くなっています。
30位の高知県は前年の35位から5つ順位を上げました。坂本龍馬やジョン万次郎など「歴史人物、著名人、職人などにゆかりがある」との評価が高く、よさこいなどによる「地域固有の祭りやイベント等」の認知度も高い。また、「農林水産業が盛んな地域」のイメージも高くなっています。
ちなみに高知県でもっとも居住意欲度が高いのは四万十町で全国46位でした。
同じく30位の秋田県は、前年の36位から6つ上昇。あきたこまちで代表される「地元産の食材が豊富」が全国4位、なまはげなど「魅力的な伝統芸能、祭り、イベントがある」が全国3位と評価が高くなっています。
32位の福井県は前年の37位から5ランクアップ。2023年に47位となった以降、3年連続で上昇中です。「ぜひ住みたい」との回答が2.9%で前年の1.4%より2倍、2023年の1.0%と比べると約3倍に増えています。
越前和紙のほか、漆器、打ち刃物、陶器など「優れた伝統的技術がある」の評価が全国5位と高いのが特徴です。
第21回「地域ブランド調査2026」とは
「地域ブランド調査2026」は、国内1,000市区町村および47都道府県の計1,047地域を対象に、全国の消費者が各地域のブランド力を評価する、日本最大規模の消費者調査です。
2006年から毎年実施されており、今回で21回目となります(都道府県については2009年から調査を開始し、今回で18回目)。
調査では、各地域について「魅力度」「認知度」「情報接触度」をはじめ、地域のイメージ(「歴史・文化のまち」など14項目)、情報接触経路(「旅番組」など15項目)、地域コンテンツの認知(「ご当地キャラクター」など17項目)、観光意欲度、居住意欲度、産品の購入意欲度、地域資源の評価(「街並みや魅力的な建造物がある」など18項目)など、全91項目を質問。インターネットを通じて全国から得られた31,666人の有効回答をもとに、20代から70代までの人口構成に合わせて集計・分析しています。
認知度や魅力度、地域のイメージ、観光・居住・産品購入への意欲などを多角的に評価することで、各地域のブランド力の現状を把握できる大規模調査です。
地域ブランド調査2026特設サイト
地域ブランド調査2026の結果(プレスリリース)
都道府県魅力度ランキング2026
市区町村魅力度ランキング2026
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調査概要
調査方法: インターネット調査
回答者: 年齢20代~70代の消費者を男女別、各年代別、地域別にほぼ同数ずつ回収。
※日本の縮図になるように、年齢や地域人口の分布にあわせて再集計
有効回収数: 31,666人
※1人の回答者は市区町村の調査票の場合20、都道府県は12の地域について回答。
1地域の平均回答者数は市区町村は平均558人、都道府県は平均949人
調査対象: 全国1,000市区町村(全792市+東京23区+185町村)と47都道府県
調査時期: 2026年6月23日~7月17日
お問合せ先
株式会社ブランド総合研究所
Tel. : 03-3539-3011(代)
Fax.: 03-3539-3013
E-mail: survey[アットマーク]tiiki.jp
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