全注文に占めるナースキャップを含む注文の比率は2018年の1万件あたり19.3件から2025年は5.9件へ下がり、購入枚数の41.1%を10枚以上のまとめ買いが占めています

株式会社ティーエッチエスは、2026年10月22日、医療用白衣・スクラブ専門の通販サイト「THS-白衣NET」で受け付けた注文データをもとに、ナースキャップの購入動向を調査した結果を発表しました。看護学校の戴帽式が各地で開かれる季節を迎えたことから、2017年から2025年までの9年分を集計したところ、ナースキャップを含む注文の23.1%が9~10月に集まっていました。医療現場での着用がほとんど見られなくなるなか、全注文に占める比率は2018年から約3分の1に下がっており、残る需要は戴帽式と臨地実習を控えた看護学生や看護学校に集まっていると当社は見ています。
■購入の2割強が9~10月、春の2~4月にもう一つの山
THS-白衣NETで2017~2025年に受け付けたナースキャップを含む注文を月別に見ると、10月が12.2%、9月が10.9%と年間で最も多く、2か月で全体の23.1%を占めました。購入枚数では9月だけで年間の18.8%にのぼります。この時期は戴帽式が集まる季節で、太田看護専門学校は2025年9月22日、市立函館病院高等看護学院は2024年10月4日、浜松市立看護専門学校は2023年11月17日に式を開いたと公表しています。もう一つの山は2~4月で、3か月合計では31.1%と秋の2か月を上回りました。川口市立看護専門学校はナイチンゲールの誕生日に近い5月の休日に式を開くとしており、春に式を行う学校の準備や、新年度の実習に向けた買い足しがこの時期に重なっていると当社は見ています。式の日程が分かっていれば、秋は8~9月、春は2~3月が手配の目安になります。

画像1:ナースキャップを含む注文の月別構成比(2017~2025年)。9~10月の2か月で23.1%を占める THS-白衣NET調べ
■購入枚数の4割は10枚以上のまとめ買い
注文1件あたりの枚数を見ると、ナースキャップは2枚組の商品が中心で、2枚(1セット)だけを購入する注文が72.5%と大半を占めました。一方で10枚以上をまとめて購入する注文は全体の8.0%にとどまるものの、購入枚数では41.1%を占めています。件数では1セットずつの買い足しが多く、枚数では学年や学校単位とみられるまとめ買いが需要を支えるという、二つの層からなる構造です。まとめ買いは一度の注文で数十枚に及ぶこともあるため、学年全員分をそろえる場合は、サイズや形の確認を含めて早めに数をまとめておくと手配が滞りません。THS-白衣NETでは、学校や団体からの一括手配に見積や請求書払いでも対応しており、事務手続きを含めて一度に進められます。個人の買い足しとまとめ買いのどちらにも、同じ商品ページから注文できます。
■全注文に占める比率は8年で約3分の1に
全注文に占めるナースキャップを含む注文の比率は、2018年の1万件あたり19.3件を最高に下がり続け、2025年は5.9件と約3分の1になりました。看護師の服装はパンツスタイルが主流となり、ナースキャップはほとんどの医療機関で廃止されているとされており(出典:コメディカルドットコム「看護師の服装が与える印象とは?」)、勤務用の買い替え需要が細ったことが背景にあると当社は見ています。一方、2026年1月1日~10月18日は1万件あたり8.1件と前年同期の5.7件を上回り、購入枚数に占める10枚以上のまとめ買いの比率も前年同期の19.2%から73.8%に高まりました。母数が小さいため、これが流れの変化か一時的な動きかはまだ判断できません。それでも、戴帽式という行事が続く限り、ナースキャップには学校の式典に結びついた一定の需要が残ると当社は考えています。

画像2:全注文1万件あたりのナースキャップを含む注文の件数。2018年の19.3件から2025年は5.9件へ THS-白衣NET調べ
■看護系の学生・学校の注文は秋に増加
会員登録時の業種が「学生」「医療福祉・看護系学校」の注文が、業種の登録がある注文全体に占める比率を月別に見ると(2023年10月~2026年9月)、4月の5.8%に次いで10月が5.5%、9月が5.4%と高く、最も低い12月の3.5%と比べると10月は約1.6倍でした。ナースキャップの購入が集まる9~10月には、看護学生や学校からの注文そのものも増えていることになります。戴帽式は1年生や2年生が病院での実習に入る前に行われることが多く、式と実習の準備が同じ時期に重なることが、秋の注文比率を押し上げていると当社は見ています。春の4月が最も高いのは入学や進級に合わせた購入によるもので、看護学生の購入は年度初めと秋の二つの時期に集まる傾向があります。学校で準備物をまとめる担当者にとっては、この二つの時期が手配の計画を立てる目安になります。
■担当者コメント
THS-白衣NETの担当者は次のように述べています。「病院でナースキャップをかぶる看護師はほとんど見かけなくなりましたが、毎年秋になるとナースキャップのご注文が増え、戴帽式が今も大切に受け継がれていることを実感します。取り扱うナースキャップは2枚組の商品が中心で、1セットの買い足しと学年単位のまとめ買いの両方をお受けしています。式の日程に間に合うよう、数の取りまとめや見積のご相談にも専門店として一つずつ応えていきたいと考えています。」
■THS-白衣NETについて
「THS-白衣NET(ths-net.jp)」は、株式会社ティーエッチエスが運営する医療用白衣・スクラブ専門の通販サイトで、ナガイレーベン、KAZEN、チトセ、住商モンブランといった国内主要メーカーから仕入れた約3,000商品を、メーカーの垣根なく一つのサイト上で比べて選べるようにしています。
会員登録をすれば試着後の返送料を無料とし、昭和12年創業の提携刺繍工場と連携してネーム刺繍まで一括で仕上げ、スタッフ全員分をまとめて導入する施設には見積や請求書払いでも応じるなど、医療ユニフォーム選びで最初に選ばれる専門店を目指しています。
■参照資料
市立函館病院高等看護学院 戴帽式の挙行について(令和6年9月25日)
https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2024090300022/file_contents/0925-02.pdf
川口市 看護専門学校 戴帽式(令和5年5月2日)
https://www.city.kawaguchi.lg.jp/material/files/group/3/press2023-009.pdf
呉看護学校 戴帽式(2025年10月7日)
https://kure.hosp.go.jp/kurekan/pdf/news/event20251007.pdf
コメディカルドットコム「看護師の服装が与える印象とは?」
https://www.co-medical.com/knowledge/article199/
■会社概要
会社名 :株式会社ティーエッチエス
所在地 :〒671-2123 兵庫県姫路市夢前町山冨40
代表取締役:高橋 亨
事業内容 :メディカルウェア(医療用白衣)の販売
■運営サイト
・THS-白衣NET : https://ths-net.jp/
・ユニコレ : https://ths-fooduniform.jp/
・メディカルマーケット : https://medical-market.jp/
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