テレビは「何を見るか」で選ぶ! ビックカメラマイスターが各メーカーの特徴やオススメ商品を解説

スマホやタブレットの登場で視聴環境が変わり続ける中、依然としてテレビが幅広い層で支持を受けている。大画面でキレイに映せるのはテレビだからこそ成せるワザ。もっとキレイにコンテンツを楽しみたい人や、テレビの購入を検討する人のために、今回は比較されがちなモニターとの違いや、各メーカーの特徴やオススメ商品について、ビックカメラ池袋本店で調査した(BCN・寺澤 克)


※価格表記は10月1日取材当時のものです。

キレイに映すことに特化 テレビはメディア界の「オールラウンダー」

解説してくれるのは、ビックカメラ池袋本店でテレビを売り続け10年、社内試験を経てシニアマイスターにも認定されている瀬出井健斗さん。瀬出井さん曰くテレビは「メディア界のオールラウンダー」なのだという。一体どういうことだろうか。

(以下敬称略) モニターは映像を素早く切り替えることに特化している。そしてハードルが低く、手を出しやすい。

一方で、テレビはなんでもできるオールラウンダーなんです。

はい。テレビは、画質や色味、明暗のコントラストなど「圧倒的にキレイに表示すること」に力を入れて作られてきました。映画やドラマはもちろん、最近はゲームにもある程度対応できるモデルもありますからね。

そして、なんといってもモニターにはない大画面も魅力の一つですよね。

最近は55型が商品ラインアップも多くて、中心的なサイズと言われています。ちなみに、実は50型と55型の横幅は15cmしか変わりません。50型を買うぐらいだったら、妥協せずに55型や65型を選んだ方が、満足感が高いでしょう。

どれもしっかり映る でも「何を見るか」で選ぶとコンテンツ視聴が変わる!

オールラウンダーとはいったものの、テレビってどのモデルもできることはほとんど変わりません。

はい。しかし、裏を返せば、「どのテレビを買っても映像コンテンツをしっかり楽しめる」ということになりますから、ブレがないとも言えます。

では、何を軸に選ぶか。私はテレビは「何ができるか」で選ぶよりも「何を見るのか・どう楽しむのか」で選んだ方が、良いモデルに出会えるんじゃないかと思っています。

好きなコンテンツに合った画質や色表現を選ぶ 各メーカーの大まかな特徴も解説

映り方をしっかり見ることです。お部屋の光の環境や設置スペースを確認し、好きなコンテンツに合った画質や色表現を選ぶのがオススメです。

また、どんなコンテンツに強いのかは、各メーカーでいくつか特徴が出てくることがあります。主要メーカーの大まかな特徴を私なりにまとめてみましたので、参考にしてみてください。それを踏まえて、店頭で実際に見比べてみると、さらに選びやすくなりますよ!

ソニーの「BRAVIA」 どのコンテンツにも合わせやすい!ゲームやアクション映画に!

ソニーといえば「BRAVIA」ブランド。動きに強い映像エンジンを搭載しており、色味はフラットな印象です。そのため、どんなコンテンツにも合わせやすいでしょう。

強いて言うなら、動きの速い映像やノイズ処理に優れるので、ゲームやアクション映画といったコンテンツと相性が良いと言えます。

パナソニックの「VIERA」 暗いシーンに強い!ダークファンタジーやシネマ作品に!

次にパナソニックですね。「VIERA」というブランド名ですが、こちらは、発色が一段階濃く、暗部のコントラスト表現に優れているものが多いです。

暗いシーンでも画面が灰色っぽく浮くことがなく、映画、特にダークファンタジーやシネマ作品などがキレイに映りやすいでしょう。

シャープの「AQUOS」 リビングに置きたいテレビ 明るくて疲れにくい

打って変わって、シャープの「AQUOS」は全体的に色味が明るくて、華やか。私は、バラエティ番組を見るならシャープを選びます。

また、長時間見ても気疲れしにくい色合いなので、リビングに置くならオススメです。

TVS REGZA「REGZA」 自然な色合いを忠実に再現!

そして「REGZA」。こちらは、空や花、肌の色など、実物の色味に近い自然なカラー再現力が魅力です。

人が良く映るドキュメンタリーやドラマといったジャンルを見ると、より一層引き込まれる、そんなイメージです。

コスパの高い「ハイセンス」・拡張性が高い「TCL」

そうですよね。例えば、TVS REGZAとの関係が深いハイセンスは、REGZAで培った、自然で整った色表現を受け継いでいるものが多いです。

また、コストパフォーマンスにも優れているのも特徴の一つでしょう。

それと最近話題になった「TCL」。ここは、シャープと似ています。発色が、明るくて鮮やかな傾向にあります。Google TVをOSに採用するモデルが多いので、さまざまなアプリを楽しむことができる拡張性の高さも魅力の一つです。

テレビ担当者が推す! オススメテレビ4選

わかりました!今回は、ボリュームゾーンの55型前後でオススメのテレビをご紹介します。

TVS REGZA「RGB Mini LED液晶レグザ ZX3 series ZX3S」(55型~)

発色の良い「RGB Mini LED」を採用し、画質と性能のバランスが良く、コストパフォーマンスに優れた一台です。画質だけでなく、「重低音立体音響 ZX」と呼ばれるサウンドシステムのおかげで、迫力の立体音響も楽しめます。

ソニー「BRAVIA 9 II(XR90M2シリーズ)」(65型~)

一方、ソニーのBRAVIA 9 IIは価格度外視で今年最もオススメしたい最高峰モデルです。こちらも「RGB Mini LED」も採用しており、映りは非常にキレイ。65型からの展開とかなり大きいサイズなんですが、お客様からの満足度は高く、よく売れているんですよ。

部屋の照明や日の光の映り込みを劇的に抑える低反射フィルム、配線をすっきり隠せる「ミラージュスタンド」など、細やかな機能性も光ります。

シャープ「AQUOS X9Aライン」(55型~)

私はシャープのテレビが好きなんですが、特にこの「AQUOS X9Aライン」は、直感的に「見ていて一番キレイだ」と感じられる仕上がりです。ソニーやREGZAがシックな色味とするならば、しっかりとした華やかさや派手さのある映りが特徴となっています。

【コスパ良好】ハイセンス「RGB U9Sシリーズ」(55型)

はい。そういった場合は、ハイセンスのRGB Mini LED搭載テレビ「55U9S」をオススメしたいですね。

20万円台前半という価格帯がポイントです。国内では30~40万円台となるRGB Mini LEDがこの価格で手に入ってしまうので、少し背伸びしてみたいという人でも、手を出しやすい価格設定かなと思います。

実際に見比べると全然違う! 量販店でも確認してみよう!

以上、各メーカーのテレビの大まかな特徴や担当者オススメのモデルを紹介してもらった。店頭で映りをチェックしてみると、それぞれの違いがよくわかる。瀬出井さん曰く、画面に映る青空を見比べてみると、よりその違いがはっきりするとのこと。

今回解説した特徴を踏まえながら、実際に店頭で確認することで、さらに理想に近いテレビ選びが可能となるはず。実物を見比べながら、購入を検討してみてほしい。