スティック型に新機能が続々!掃除機の最新トレンドを家電製品アドバイザーが解説
日々のお掃除に欠かせない掃除機。昔はホースとヘッドが分かれたキャニスター型が主流だったが、現在はスティック型も広く浸透している。一番の見せ場は、やはり年末年始の大掃除。ちょっと早いが年末に向けて、今回は掃除機市場の今について、ヨドバシカメラマルチメディアAkibaで調査してみた(BCN・寺澤 克)。※価格表示は10月14日取材当時のものです。
主流はスティック型! バッテリーが進化してメイン機に躍り出た
答えてくれるのは、家電コーナーを担当するコンシェルジュチーム グループリーダー ソリューションプロフェッショナルの高澤浩二さん。やはりスティック型が市場では主流になっているようで、その秘密は「バッテリーの進化」にあるようだ。
(以下敬称略) 「パワーはあるけど重くない」「ごみ捨てが簡単」「音が静か」この3点が主にお客様が注目されている点だと思います。
その点でいうと、スティック型の掃除機が一番売れていて、市場でもこちらが主流になってきましたね。やはり、コードが付いていると、取り回しが面倒になりますから。
ここまでスティック型が流行した要因としては、「バッテリーの進化」が大きく関係していると考えられます。
実は、充電式でコードレスの掃除機は、ここ最近出てきたもの、というわけでもありません。かなり昔からありました。ただ、ごみを吸引するにはそこそこのパワーが必要になる。従来の充電式の掃除機では、充電がすぐ切れてしまったり、パワーがすぐ落ちてしまったりと、メイン機にはなりえなかったんです。
それが今では、バッテリーが発達し、パワーを賄いつつ、ある程度の使用時間も稼げるようになりました。平均で30分以上は運転できるものが多いですかね。最長で60分動くものまであります。
スティック型でかつ、高価格帯の5万円前後のモデルが人気です。
掃除機は一度買えば長く使うもの。「多少高額でもしっかりしたものを購入したい」というお客様が多い印象ですね。
コンセントがある限り「無限」に動く 昔ながらのキャニスター型にも強み
それが、そうとも言えないんです。キャニスター型には独自の強みがありますから。
主流のスティック型の運転時間が有限だとすれば、キャニスター型はコンセントがつながっている限り無限。
そのため、広いお部屋をお掃除するときや、長時間動かす必要があるときには、かえってキャニスター型の方が向いている場合があります。
あとは、お値段も抑えめです。最新機能を使えるモデルも中にはありますので、どちらかというと、昔ながらの操作感に慣れ親しんできた方などは、好んで購入される傾向にありますね。
最近の掃除機って何がスゴイの? トレンドや注目機能をチェック!
それでいうと、スティック型は軽さを意識しているモデルがたくさんあるかと思います。
最近のトレンド機能については、このSharkNinjaの商品を例にしてみましょう。
ごみを捨てずにもっと長く使える ドックが付いた充電スタンド
こちらはスティック型ではあるんですが、最近のモデルでは、充電スタンドとして機能するドックに、ごみを吸引する役割があるモデルも多くなってきました。
スティック型は、軽さゆえに、あまりごみを溜められなかったのですが、ドックのおかげで、より長い期間ごみを溜め込めるようになったわけです。やはり、ごみを捨てるのを嫌がるお客様は多いですから、こうした機能は人気ですね。
ヘッド部分にライトが付いたモデルも増えた 電気を消すと床のホコリがよく見える
ヘッド部分も進化していて、ごみが見やすくなるようにライトが搭載されているものもよく見ますね。
この機能、私も自宅では重宝していて、電気を消してライトを付けて見ると、本当に床に散らばったごみやホコリが見やすくなるんです。
ヘッドが自走して軽々動かせるモデルも
まだまだ、ヘッド部分は進化しています。
ヘッドのローラー部分が自走するモデルも登場しています。ヘッドに力を加えずとも、軽々と動かせるので、日々のお掃除も楽にこなせるようになりましたね。
髪の毛が絡まりやすい ブラシの課題を改善したモデルも
まだまだあります。掃除機で悩まされてきたことと言えばブラシに髪の毛が絡まってしまうこと。取り除くのが大変でしたよね。
上位モデルに多いのですが、最近ではブラシがフサフサに詰まっているものが増えてきました。これであれば、隙間がないので、絡みにくいですよね。
さらに、中にはブラシを簡単に取り外せるモデルも出てきています。どれも以前より、格段に使いやすくなっている印象ですね。
「ごみが見えるのがイヤ」 意外と紙パック式の需要も根強い
それと、掃除機でよく論争になるのは「紙パック式かサイクロン式」問題です。
それが、意外と紙パック式の需要も多いんですよ。
サイクロン式って、本体に溜まったごみが目に見える。これが「見た目が汚い」と嫌う方がよくいらっしゃる。
ですから、例えば、スティック型でも紙パック式を採用していたり、ドック部分だけ紙パック式になっていたりといったモデルもあります。最近では、空気の通り道だけを別にして、紙パックを少しでも長く使えるようにした、なんて商品も登場していて、日々改良が重ねられていますね。
後編ではオススメ商品をチェック!
以上、掃除機のトレンドや注目機能についてチェックした。やはりコードレスのスティック型が市場では中心的な地位を築きつつあるとのこと。売り場を見ていても、スティック型の方が数が多いように感じた。後編ではさらに深掘りし、キャニスター型、スティック型に、手軽に使えるハンディ型も加え、それぞれの特徴やオススメ商品についてチェックする。







