
インプレスグループで音楽関連のメディア事業を手掛ける株式会社リットーミュージック(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松本大輔)は、『ギター製作家 内田光広の世界~音を作る~孤高のルシアーの軌跡』を、2026年12月11日に発売します。
日本を代表するギター製作家、内田光広。1972年にクラシック・ギター製作家の中出敏彦に師事し、北アイルランドのローデン・ギターズの工場長を経て、1991年に長野県高遠町の山中に、完全フルオーダーのカスタム・ギター工房「UCHIDA GUITAR」を立ち上げた。ギター製作家としての道を歩んで50余年になる。内田の製作する独創的で自由な発想のアコースティック・ギターはオリジナリティとアイディアに富み、ギタリストの創造力を掻き立てる。90年代までのハンドクラフト・ギターは、マーティンを模したアメリカン・スタイルが一般的だったが、内田が製作するカスタム・ギターはそれらとは根本的に異なるコンセプトでデザインされ、どことなくヨーロッパの伝統的な匂いが感じられた。それらは、単なるモダンなデザインを追求した造形美や豪華なインレイ装飾で飾られた美しさではない。すべてが「音」と「演奏性」を追求していく過程の中で独自に生み出された新たなアイディアであり、いわば必然性から導かれた機能美である。そこをいかにスマートに、そしてシンプルで美しく見せるかが内田光広の真骨頂である。
2000年代初頭までは毎月1本ずつのペースでギターを製作してきたが、2000年代後半以降は2ヶ月に1本となり、近年は年に2~3本のペースで製作している。当初からウチダ・ギターをショップで見かけることはないが、ごく稀に中古品としてギターが販売されると、世界中から問い合わせが殺到し、製作された当時の数倍というプレミア価格が付いていながらも瞬時に売れてしまうという現実が、ウチダ・ギターの人気を物語っている。
そんな幻の存在となったウチダ・ギターだが、かなりのギター・マニアでも実際の作品を目にした人は極めて少なく、そのサウンドを聴いた人もほとんどいない。そんな知られざるウチダ・ギターの魅力を、今一度隅々まで紹介すると同時に、楽器としてリアルに体感し、堪能してもらうために企画したのが本書である。
これまで製作された作品の紹介はもちろんのこと、オリジナル・アイディアによる独自な仕様を内田自身が解説し、ギター作りに対する基本的な考え方、製作やデザインに関するノウハウ、新たな仕様へのアプローチなど、半世紀を超えるギター作りの中で学び実践してきた事柄のすべてを紹介する。さらにウェブと連動することで、ウチダ・ギターの真の魅力を体験してもらえる一冊である。内田が1975年に製作した最初のクラシック・ギターから、180本を超えるウチダ・ギターの数々、そして現在進行中の最新プロジェクトに至るまで、内田光広のギター哲学を余すところなく伝えるコンプリート・ブック。
■書誌情報
書名:ギター製作家 内田光広の世界~音を作る~孤高のルシアーの軌跡
著者:田中 稔
定価:3,960円(本体3,600円+税10%)
発売:2026年12月11日
発行:リットーミュージック
商品情報ページ https://www.rittor-music.co.jp/product/detail/3126351001/
【目次】
・UCHIDA GUITAR 180 Wonderful Works(ウチダ・ギターの全て 80頁)
・内田光広 90,000字 超ロング・インタビュー(72頁)
・内田光広×アーヴィン・ソモギ対談(10頁)
・内田光広×アンディ・パワーズ対談(8頁)
・1975 内田光広 アーリー・クラシック・ギター
・1980’s 内田光広 12弦バロック・ギター
・1981 内田光広 ソリッド・ボディ・エレクトリック・クラシカル
・UCHIDA×ZEMAITIS
・UCHIDA×T’s Guitars
・UCHIDA×Po Sans Guitars
・コメント:アーヴィン・ソモギ、スティーヴ・クライン、ジョージ・ローデン、他(10頁)
・ブルー・プリント 15
・幻のウチダ・ギター・カタログ
・ギター・ピンナップ多数
・その他
PROFILE
内田光広(うちだ みつひろ)
・1952年 東京に生まれる
・1972年 クラシック・ギター製作を中出敏彦に師事
・1975年 独立しオリジナル・クラシック・ギターの製作を開始
・1979年 河野ギター工房にて研修(品質管理及び修理)
・1980年 名古屋にて量産ギター工場数社の品質管理及び技術指導
・1983年 渡独(旧西ドイツ)。BSAミュージカル・インストゥルメンツにて弦楽器修理
・1987年 渡英(北アイルランド)。ローデン・ギターズのファクトリー・マネージャーに就任。英国政府より「Teaching Officer」「Key Worker」の認定を受ける
・1988年 マネージャーとして多くのプロフェッショナル・モデルの製作に関わる(ジェームス・テイラー、ボブ・ディラン、ジャクソン・ブラウン、ジョン・レンボーン、ピエール・ベンスーザン、エルヴィス・コステロ、デヴィッド・リンドレーetc)
・1990年 ローデン・ギターズ退社。オリジナル・ギター製作のために帰国
・1991年 長野県高遠町にてウチダ・ギターを開設し現在に至る
・2000年 画期的なデュアル・サウンドボード構造のモデルを製作。製作100本目のギターとしてシングル・スロットヘッドを採用した独創的な記念モデルを発表し、 世界的な評価を受ける。以来自由な発想による唯一無二のギターを相次いで製作し、日本のハンドクラフト・ギター・シーンの中心として多くのギター製作家に多大な影響を与える
・2005年 ゼマイティスとのコラボによる、エリック・クラプトンが所有するカスタム・ギターを製作
・2010年 国内はもとより海外での評価も極めて高く、 オーダーは後をたたない。しかし、現在は2032年までのオーダーが全て完了し、新たなオーダーは受けていない。近年は「UCHIDA GUITAR」と並行して、若手ギター製作家とのコラボによるギター作りにも力を注いでおり、内田光広のアイディアを活かした新たなハンドクラフト・ギターの誕生が注目されている
著者プロフィール
田中 稔(たなか みのる)
1952年、東京都生まれ。1975年秋に出版社プレイヤー・コーポレーションに入社。広告営業部、編集部にて月刊音楽雑誌『Player』の制作を担当。編集長、発行人を経て1997年に代表取締役就任。以降も『Player』の制作、数々の別冊、ムック本などの書籍を数多く手掛ける。48年間にわたり『Player』関連の仕事に深く関わった。現在フリーランスの編集者として活動中。エレクトリック・ギター、ヴィンテージ・ギターに精通し、アコースティック・ギターとウクレレの演奏を趣味としている。著書に『NO ERIC, NO LIFE. エリックに捧げた僕らの人生』『ギタリスト打田十紀夫のブルース人生~笑いと涙の場外乱闘的遍歴』などがある。
【株式会社リットーミュージック】https://www.rittor-music.co.jp/
『ギター・マガジン』『サウンド&レコーディング・マガジン』等の楽器演奏や音楽制作を行うプレイヤー&クリエイター向け専門雑誌、楽器教則本等の出版に加え、電子出版、映像・音源の配信等、音楽関連のメディア&コンテンツ事業を展開しています。多目的スペース「御茶ノ水RITTOR BASE」の運営のほか、国内最大級の楽器マーケットプレイス『デジマート』やTシャツのオンデマンド販売サイト『T-OD』等のWebサービスも人気です。
【インプレスグループ】https://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:塚本由紀)を持株会社とするメディアグループ。「IT・デザイン」「音楽」「山岳・自然」「航空・鉄道」「モバイルサービス」「学術・理工学」を主要テーマに専門性の高いメディア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。
【本件に関するお問合せ先】
株式会社リットーミュージック 広報担当
E-mail: pr@rittor-music.co.jp
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