さいたま国際芸術祭実行委員会は、2027年10月23日(土)から12月26日(日)までの65日間、さいたま市内各所で開催する「さいたま国際芸術祭2027」の第一弾参加アーティスト8名を発表します。
「アートプロジェクト」に、イリ・キリアン、梅田哲也、シンディー・望月、向井山朋子の4名、「市民プロジェクト」には久保田弘成(根石院)、小光、平川恒太、宮岡貴泉の4名が参加します。併せて、芸術祭の最新情報を発信するティザーサイトも本日公開します。今後も参加アーティストやプログラムなどの情報を続々発信してまいりますので、ぜひこれからの展開にご期待ください。

1  ティザーサイト 

ティザーサイトURL: https://artsaitama.jp/
2  第一弾参加アーティスト(8名)
【アートプロジェクト】
イリ・キリアン(Jiři KYLIAN)


(C) Anton Corbijn



《MOVING STILL》Oslo, 2025/ (C) Jiři Kylian


イリ・キリアン(1947年、旧チェコスロバキア生まれ)は、世界的に活躍する振付家。1975年から2009年までネザーランド・ダンス・シアター(NDT)の芸術監督・振付家を務め、同カンパニーの国際的な評価を確立した。2000年から2003年まで彩の国さいたま芸術劇場「彩の国キリアン・プロジェクト」の芸術監督に就任し、同劇場と深い関わりを築いた。近年は映画や彫刻などのインスタレーション作品にも表現を広げ、2019年にフランス芸術アカデミー振付部門の会員に選出。2024年にはチェコ共和国最高位の白獅子勲章を受章した。

梅田 哲也(UMEDA Tetsuya)


Photo:(C) Sven Becker



《待ってここ好きなとこなんだ》 ワタリウム美術館、2023-2024/ 撮影:後藤秀二


現地にあるモノや日常的な素材と、物理現象としての動力を活用したインスタレーションを制作する一方で、パフォーマンスでは、普段行き慣れない場所へ観客を招待するツアー作品や、劇場の機能にフォーカスした舞台作品などを発表。先鋭的な音響のアーティストとしても知られる。さいたま国際芸術祭2020では、旧大宮区役所の地下全体を使った展示作品《O階》を発表した。近年の展覧会に「Shadow of Water」(Casino Luxembourg 2026年)、「湿地」(東京都現代美術館 2025-2026年)、「待ってここ好きなとこなんだ」(ワタリウム美術館 2023-2024年)など。

シンディー・望月(Cindy MOCHIZUKI)


(C) Jessica Jacobson Photography



《Autumn Strawberry》2021, Courtesy of Surrey Art Gallery/ (C) Dennis Ha


シンディー・望月は、カナダ・バンクーバーを拠点に活動するアーティスト。映像、アニメーション、ドローイング、音声作品、パフォーマンス、公共空間での作品など、多様な表現を手がける。リサーチを基盤に、場所性や、目に見えない歴史、アーカイブ、記憶をテーマに制作。主な作品に『Autumn Strawberry』(2019年)、『Tides & Moons: Herring Capital』(2023年)がある。長編ドキュメンタリー『Between Pictures: The Lens of Tamio Wakayama』を監督。2015年にバンクーバー市長芸術賞(映画・ニューメディア部門)、2020年にVIVA賞を受賞。

向井山 朋子(MUKAIYAMA Tomoko)


(C) Yoshikazu Inoue



《WE ARE THE HOUSE》Holland Festival 2026/ (C) Ada Nieuwendijk-Holland Festival


日本で修士課程を修了後、アメリカ、オランダへと渡り、1991年、国際ガウデアムス演奏家コンクールに日本人ピアニストとして初めて優勝、村松賞を受賞。以降、女性性を核に、家族、身体の主権、境界、記憶、儀式、自然をテーマに、舞台芸術、インスタレーション、映像作品を横断的に発表。リンカーンセンターやパリ・オペラ座から個人宅、寺院、瀬戸内海の魚市場、オンラインまで、多様な場で活動を展開する。2026 年、アーツ前橋で初の大規模個展《Act of Fire》を開催。近年は《WE ARE THE HOUSE》で「私の体は、私のもの」と謳い、サロン、舞台作品、展覧会を通じて身体の自己決定権を問い続けている。https://tomoko.nl/

【市民プロジェクト】
久保田 弘成(根石院)(KUBOTA Hironari)


久保田 弘成(根石院)



《回車》


久保田弘成(根石院)。1974年長野県生まれ。諏訪大社御柱祭や民俗的風習に触れて育つ。1999年武蔵野美術大学大学院修了。2004年同大学パリ賞によりフランスに1年間滞在。2006年ポーラ美術振興財団在外研修員。2007年文化庁新進芸術家海外留学制度によりドイツで活動。ベルリンで旧東ドイツ大衆車「トラバント」、アイルランドフォード工場跡地にてフォード車を回す。他に北九州で重さ2トンの漁船も回している。10年前から「根石院」(こんせきいん)と名乗り、拾った自然石に台座をつけて立たせる作品を発表している。

小光(Komitsu)


小光



《Five Years Old Memories》 撮影:木奥恵三 写真提供:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]


1993年東京生まれ、東京を拠点に活動。アーティスト。手描きのアニメーションを活かしインタラクティブ作品を制作。2018年東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻修了。代表作に『here AND there』『Wander in Wonder』『Five Years Old Memories』がある。2019年よりコ本やhonkbooksにて90年代CD-ROMソフトを遊ぶイベント「小光とあそばnight!」企画。「CD-ROMスタディーズ!」主催。https://komi2.tumblr.com/

平川 恒太(HIRAKAWA Kota)


Photo:Zui



《「森の茶会」の衝立》撮影:師岡学 会場:さいたま国際芸術祭2023@二木屋


1987年高知県田野町生まれ(埼玉県さいたま市在住)。2013年東京藝術大学大学院絵画専攻修了。近年の主な個展に2022年の「ARTIST FOCUS #02 平川恒太Cemetery 祈りのケイショウ」高知県立美術館、18年の「悪のボルテージが上昇するか21世紀」(福沢一郎記念館)。グループ展に18年の「カタストロフと美術のちから」(森美術館)、「さいたま国際芸術祭2020」「さいたま国際芸術祭2023」などがある。歴史や社会的記憶、人間の「罪」の歴史などを現代絵画としてどのように継承していくかを大きなテーマに掲げ、コンセプチュアルな作品を展開している。

宮岡 貴泉(MIYAOKA Takami)


宮岡 貴泉



《ForceDogu(influencer)》


1980年埼玉県生まれ。2004年に東洋大学経済学部国際経済学科、06年に京都府立陶工高等技術専門校成形科を卒業後、07年に京都中小企業産業センター陶磁器チーム研修を修了。08年より埼玉を拠点に作陶を始め、素材を見極めた技法と様々なアプローチを試みた造形表現に取り組む。現代美術と社会の結びつきについても考察し、時代とともに変化する偶像美術に着目し、陶芸と現代のマンガやアニメのキャラクターを組み合わせた手法で作品を制作。東京や大阪での個展開催のほか、韓国、ニューヨークでのアートフェアに参加し、独自の感覚や手法からなるユニークな造形が高い評価を受けている。
アーティストの決定にあたって
多彩な表現を展開するアーティストの皆さんの作品は、いずれも私たちの既成概念を揺さぶり、見慣れた世界に新たな視点や気付きをもたらしてくれます。アートとの出会いが、日常の見え方を変え、人と人をつなぎ、まちの新たな魅力を引き出していく。驚きや発見に心がふるえる体験を、「Awe![オゥ]」というテーマのもと、さいたまに創出していきます。今後も順次発表するアーティストやプログラムにご注目ください。
アートプロジェクト・ディレクター 湯浅 永麻
市民プロジェクト・ディレクター 小林 優佳
問い合わせ先
さいたま市 文化政策課
電話:048-829-1225
メール:bunka-seisaku★city.saitama.lg.jp(「★」を「@」に置き換えて送信してください)
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