「AORA mini」シリーズのラインアップを拡充

BLUETTI JAPANは、ポータブル電源「AORA mini」シリーズの新製品「AORA 30 mini」と「AORA 200 mini」を11月5日に国内で初公開した。同日、都内で発表会を開催。高まる防災意識に加え、ペットと暮らす家庭の備えへの関心が高まる中、持ち運びやすさと実用性を両立した新ラインアップをそろえたことをアピールした。AORA 30 miniは11月5日に予約販売を開始。AORA 200 miniは12月中旬の発売を予定している。(BCN・佐相 彰彦)

日常使いから防災まで活用領域を拡大

ポータブル電源市場では、防災やアウトドアに加え、在宅ワークや車中泊など、日常利用のニーズも拡大している。今回のAORA miniシリーズは、大容量化や高出力化だけでなく、「持ち運びやすさ」や「ペット防災」といった新たな付加価値を打ち出した点が特徴だ。

発表会では、川村卓正COOが「ペットと一緒に避難できることと、ペットと一緒に避難生活を続けられることは、必ずしも同じではない」と話した上で、「車中泊避難や在宅避難を選択するケースが多いことからも、軽量・コンパクトな設計を追求したAORA miniシリーズを拡充することになった」とラインアップ増の理由を説明した。

AORA 30 miniは、容量288Wh、定格出力300Wのポータブル電源。重量約3.3kgで、300Whクラスでは業界最軽量をうたうモデルだ。ショルダーストラップにも対応し、ペットとの外出や日常使い、防災用途まで幅広いシーンを想定している。

また、140W対応のUSB Type-C双方向ケーブルを本体に内蔵。ケーブルを別途持ち歩く必要がなく、スマートフォンやタブレット、ノートPCなどを手軽に充電できる。電力リフト機能によって最大600Wまでの家電製品にも対応する。

AORA 200 miniは、容量2010Wh、定格出力1500Wを実現しながら、従来モデル「AORA 200」と比べて体積を約19%、重さを約22%削減。重さは約18.8kgで、2000Whクラスで業界最小クラスのコンパクト設計を実現している。

電力リフト機能によって最大3000Wの家電製品に対応するほか、10口の出力ポートを搭載。さらに、2000Whクラスで初となる12V/30AのAnderson高電流DC出力を備え、車載冷蔵庫や換気ファンなど車中泊向け機器への給電も可能としている。

「ペット防災×電力」を提案

新製品の紹介に加え、ペット防災という付加価値を打ち出していることから、発表会では日本動物保護協会も登壇。災害時におけるペットとの避難や備えを巡る現状と課題について、実際の活動現場の視点から解説した。また、避難所での受け入れ環境の不足や、在宅避難や車中泊の重要性などが紹介され、ペットと暮らす家庭における電力確保の必要性が訴えられた。

BLUETTI JAPANはこうした社会課題を背景に、「ペット防災×電力」という新たな価値を提案。在宅避難や車中泊など、さまざまな避難スタイルに対応できる製品としてAORA miniシリーズを位置付けている。ペット防災という切り口で、ポータブル電源の新たな需要開拓を目指す。