みんなの心の中にある子どもの心に届く傑作

『メリー・ポピンズ リターンズ』は『メリー・ポピンズ』の続編ですが、前作の知識がなくても特に問題ありません。

しかし、メリー・ポピンズを違う角度から見直すといった内容ではなく、メリー・ポピンズの魅力をもう一度1から再現しているということ。

メリー・ポピンズに初めて出会った感覚を再体験できます。

本作の舞台は前作と同じさくら通り17番地で、バンクス家の子供マイケルが本作では父親になっています。

凧やセント・ポール大聖堂のスノーグローブなど、前作のキーアイテムも登場。

さらに音楽の中にも前作のメロディがちらりと紛れています。

本作だけでメリー・ポピンズの魅力を描ききりながらも、前作を知っているとより重層的に楽しめます。

物語と音楽も前作とは異なりながら、どこか懐かしい作り。

2Dアニメーションの世界に飛び込むシーンなど、まさにディズニーらしいタッチのアニメーションで、これを今の時代にスクリーンで観られるだけで興奮してしまいます。

前作のバート役、ディック・ヴァン・ダイクのシーンも見逃せません。

現代にもう一度メリー・ポピンズが夢と魔法を届けてくれます。

全ての夢見る子ども、そして子どもだった大人に届ける、「これぞディズニーの夢と魔法」という作品。

必見です。

『メリー・ポピンズ リターンズ』
2019年2月1日(金)日本公開

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